社説でまなぶ時事英語

「時事英語を学びたい!でも英字新聞を毎日読む時間なんてない!」 そんなあなたのための、一日一記事 ・5分で身につく時事英語。日本語の新聞社説とその英語版を読み比べ、時事英単語&使える日英表現をまとめています。

【まとめ】 今週のレビュー 2016/8/9 ~8/13

 

こんにちは。RIEです。

日本はお盆休み真っただ中のようですね。

久々に実家(または義実家)に帰省中という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

「お盆休みに勉強なんて野暮だよね~。今日は休もうかな~」と、サボり心がむくむくと頭をもたげてきたのですが、考えてみたら、ここシンガポールには連休も何もまったく関係ないのでした。

言い訳はやめて、今日も粛々と英語学習をするとします。社説も読みますよ。

 

 

 

ブログの方は、今日は新しい社説ではなく、恒例の「今週のレビュー」です。

今週学んだ社説のテーマに関連した、英文記事や英語動画をご紹介します。

 

 

比較的さくっと読めそうな記事や軽めの動画を集めました。

スイカや花火に飽きたら、気分転換にご覧ください!

 

 

 

 

がんばれ日本!リオ五輪開幕

日本選手、大活躍のようですね!

これは東京オリンピックがますます楽しみです^^

 

そして、今回のオリンピックで忘れてはならないのが、オリンピック史上初の「難民選手団」の参加です。

 

難民選手団(Refugee Olympic Athletes、ROA)メンバーは、内戦や政情不安などで他国に逃れたシリアやコンゴ民主共和国、エチオピア、そして南スーダンの10人。

今年6月、IOCによって結成されたそうです。

素晴らしい取り組みですね…!

 

 

⇒日本語での詳細はこちら。

オリンピック史上初の難民選手団10人が特別参加 | ニュースをもっと楽しもう 「Social Likers」produced by JCTV

 

 

 

⇒関連動画

The Independent

 

 

 

 

三菱自動車 燃費データ偽装問題

 

⇒関連記事

The Japan News

 

 

 

 

どうなる日中関係… 尖閣周辺領海の中国船 

 

⇒関連記事

1. The Guardian

 

2. The New York Times

Japan Protests to China Over Ships Around Disputed Islands

 

 
 
 

祝・新祝日!「山の日」 ~英語で「山の豊かさ・恵み・厳しさ」とは?~

 

⇒関連動画

Bloombergで「山の日(Mountain Day)」のニュース動画がありました。

特派員の方が「日本人は働きすぎだから、休みを取ることを強要(force)されるんですよ」と言っています(笑)

Mountain Day: Can a New Holiday Boost Japan's Economy?

 

 

 

 

2016-08-13

今さら聞けない?「IoT(モノのインターネット)」

 

⇒関連動画

話題の「IoT」だけあって、TEDでもいくつか関連スピーチがあったようです。

そのうち一つをご紹介します。

 

What is the Internet of Things? And why should you care? | Benson Hougland | TEDxTemecula

 

 

 

 

今日は以上です。

「英語学習に夏休みなどない!」という、やる気あふれる皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

 

 

 

 

早いもので、当ブログを始めてから一か月半がすぎました。

日々、自転車操業で更新中ですが、フィードバックやコメントをいただくことが、とてもよい励みになっています。

今後ともよろしくお願いいたします^^

  

  

 

 

 ⇊参加しています。

現在、「英語学習法」カテゴリー第一位!ありがとうございます!!

 

 

 

 

 

 

今さら聞けない?「IoT(モノのインターネット)」

 

おはようございます。RIEです。

今日のテーマは、「IoT の活用」です。

 

 

 近年、政府や産業界、マスコミなどで何かと話題の「IoT (Internet of Things)」

 日本語では「モノのインターネット」と訳されています。

 

「何を今さら」という方も、「初耳だ」という方もいらっしゃるかと思います。

そして、「ぼんやりとはわかるけど、いざ説明するとなると...?」という方も(お仲間です!)。

 

 

 

そこで、本日は、日本政府が認めたエキスパートにお越しいただきました。

 

この方々です!!

 

パケット君・パケットちゃん

 

 

 

 

左から、「パケットくん」と「パケットちゃん」。

総務省ウェブサイト「情報通信白書 for Kids」キャラクターのお二人です。

情報通信白書forKids

 

 

 

 

早速、質問してみましょう! 

 

 

Q: パケットくん、「IoT」って何? 

 

A: 「パソコンや携帯電話、スマートフォンなど情報通信機器をインターネットにつなげることで、メールのやりとりや情報交換など、人と人とのコミュニケーションが楽にできるようになったね。


このインターネットに、情報通信機器だけでなく、自動車や家電など、ありとあらゆるモノをつなげ、生活をさらに便利にしようとする動きがあるんだ。


インターネットがモノにつながることを「Internet of Things(インターネット オブ シングス)」、略して、「IoT(アイ・オー・ティー)」とよばれているよ。」

 

 

とのことです。

わかりやすい!ありがとう、パケットくん!!

 

 

 

パケットくんの回答部分は、以下のサイトから引用させていただきました。

もっと詳しく知りたい方は、ぜひリンクへどうぞ。

体裁こそ「for Kids」ですが、情報量が多く、知識ゼロから情報通信の基礎を学ぶには非常に有益なサイトです。

 

 

 

本日は、読売新聞の社説からです。

日本の経済成長のため、IoTをいかに有効活用できるかを論じています。

 

読売新聞社のサイトでは、社説は一定期間(約二週間)後にリンク切れとなります。

ご注意ください。

 

 

 

 ☆今日の社説

・読売新聞 2016年8月10日社説

 「IoTの活用 攻めの投資で成長底上げ図れ」

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”Japan must invest more actively in IoT to jack up economic growth”

  

 *リンク切れになりました…(9/7)

 

 

 

 

☆内容ポイント

・総務省の2016年版の情報通信白書は、あらゆるモノがインターネットでつながる「IoT」など最新技術の活用で、経済成長力を底上げできると指摘した。IoTの有効活用には、官民を挙げた取り組みが欠かせない。

 

・生産年齢人口が大幅に減少するなか、経済成長の実現には企業の生産性の向上が不可欠である。白書は「労働力不足に対処するため、積極的なICT(情報通信技術)投資を行うことが重要」と指摘する。日本企業は、業務効率化やコスト削減などの「守りの投資」だけでなく、ネット技術を利用して新製品やサービスを生み出す「攻めの投資」を行うべき。

 

・IoTや人工知能(AI)の研究開発と普及、ロボットの導入、起業家精神を持った経営者の創業支援など、今後は、産学官が連携するオールジャパン体制で挑むことが必要である。

 

 

 

☆単語メモ

  •  IoT   - the Internet of Things (IoT)
  • 成長底上げ   - jack up economic growth
  • あらゆるモノをインターネットでつなげる   - connect all kinds of devices via the internet
  • 総務省   - the Internal Affairs and Communications Ministry
  • 2016年度版の情報通信白書   - The white paper on information and communications for fiscal 2016
  • 経済成長力   - the nation’s economic growth potential
  • 内閣府   - the Cabinet Office
  • 生産年齢人口   - the population of productive workers 
  • 製品の販売動向    - sales-trend data for products 
  • リアルタイムで   - in real time 
  • 部品調達    - the procurement of their parts and components 
  • 人員配置   - personnel assignments 
  • 輸送手段   - the means of transportation 
  • 生産・物流体制   - production and physical distribution systems 
  • ICT(情報通信技術)   - information and communication technology
  • 業務効率化   - streamlining business operations 
  • 「守りの投資」   - “defensive investments”
  • 「攻めの投資」   - “aggressive investments” 
  • ネット技術   - internet-enabled technologies
  • ~と~を仲介する   - serve as a go-between for ... and ...
  • 一般車両   - privately owned passenger vehicles
  • 「IoT進展度」   - “degree of progress in the use of IoT” 
  • 高い技術力で   - thanks to its high technological expertise
  • 基本ソフトウェア(OS)   - operating systems 
  • ネットを使った通販サービス   - mail-order services via the internet
  • 人工知能(AI)   - artificial intelligence technologies 
  • 起業家精神   - an entrepreneurial spirit 
  • AIの研究拠点   - research bases for artificial intelligence 
  • ロボットの導入   - the introduction of robotics 
  • 創業支援   - support the start-up of new businesses 

 

 

 

☆今日の使える表現

 

・~に牛耳られる   - be dominated by ...

だが、基本ソフトウェア(OS)はマイクロソフトやグーグルに牛耳られている

But the market for operating systems is dominated by Microsoft Corp. and Google Inc.

 

 

・~に後れを取る   - lag behind ...

ネットを使った通販サービスの展開でもアマゾンなどに後れを取った

Likewise, in the operation of mail-order services via the internet, Japanese companies have lagged behind such foreign companies as Amazon.com, Inc.

 

 

・同じてつを踏んではなるまい。   - "Such mistakes must not be repeated."

同じ轍を踏んではなるまい

Such mistakes must not be repeated.

 

 

・産学官が連携するオールジャパン体制   - with the all-inclusive cooperation of businesses, academia and government entities

産学官が連携するオールジャパン体制で、IoTや人工知能(AI)の研究開発と普及を図りたい。

Research and development in IoT and artificial intelligence technologies and their promotion should be pursued with the all-inclusive cooperation of businesses, academia and government entities.

 

 

 

 

☆動画紹介

 

IoTについて、わかりやすい英語動画を紹介します。

少し前になりますが、私はこの動画をみて、「IoTとは何か」が初めてはっきり理解できた気がしました。

 

”Internet of Things explained simply” 


 

 

今後、無限の可能性がありそうな分野です。

注目していきたいですね ^^

 

 

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い週末をおすごしくださいね。 

 

 

 

 ⇊参加しています。

現在、「英語学習法」カテゴリー第一位!励みになります。ありがとうございます!!

 

祝・新祝日!「山の日」 ~英語で「山の豊かさ・恵み・厳しさ」とは?~ 

おはようございます。RIEです。

今日のテーマは、「山の日 自然との付き合い方」です。

 

 

昨日8月11日は、「山の日」でした。

今年から国民の祝日がまた一つ増えたのですね^^

めでたい限りです!

 

 

「山の日」制定についての背景や、日本の祝日制度については、以下のサイトに詳しい説明がありました。

 

 

これで日本の祝日は、年間16日となりました。

ほかの先進国と比べると多い方だそうです。

むかし日本の職場で一緒に働いていた外国人が、「日本は祝日が多くていいなあ!」と喜んでいたのを思い出します。

 

まあ、日本の企業文化では、自分の好きな時にバケーションを取るのはなかなか難しいですから、政府がこうしてお休みを決めてくれると助かりますよね(切実)。 

 

 

祝日となった11日には、山のレジャーやハイキングを楽しんだ方も多かったようです。

今日は「山の日」にちなみ、自然との上手な付き合い方がテーマの社説です。

 

 

 

今日は、読売新聞の社説から。

読売新聞社のサイトでは、社説は一定期間(約二週間)後にリンク切れとなります。ご注意ください。

 

 

 

 ☆今日の社説  

・読売新聞 2016年8月11日社説

 「山の日 自然との付き合い方を学ぼう」

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”Mountain Day a great opportunity to learn about coexisting with nature”

 

*リンク切れになりました。

 

 

 

☆内容ポイント

・8月11日は、「山の日」。2014年に制定され、今年から新たな国民の祝日となった。各地で登山イベントや記念フォーラムなどが企画されている。日本の山々の豊かさ、恵みと厳しさへの理解を深め、自然との上手な付き合い方を学ぶ日にしたい。

 

・登山者の裾野は広がり、気軽で新しい登山スタイルも生まれた。しかし、遭難事故の多発が気がかりである。自らの体力や技術に見合った、無理のない登山計画を立てるべきである。14年9月の御嶽山噴火の教訓を生かし、十分な装備の準備、避難場所の下調べ、登山届の事前提出などを敢行したい。

 

・世界文化遺産の富士山でさえ、ゴミの投棄が問題になっている。マナー啓発や清掃活動など環境保全の取り組みを官民一体で進める必要がある。

 

 

 

☆単語メモ

  • 「山の日」   - Mountain Day
  • 国民の祝日    - a national holiday 
  • 山々の豊かさ   - the richness of Japan’s mountains
  • (山々の)恵みと厳しさ   - blessings and harshness
  • 自然との上手な付き合い方   - how to coexist well with nature
  • 「海の日」   - Marine Day 
  • 改正祝日法   - the revised National Holiday Law 
  • 山に親しむ機会   - the opportunity to come close to mountains 
  • 山の恩恵   - the benefits of mountains
  • 山頂でご来光を望むツアー   - tours to watch the sunrise from mountain peaks 
  • 記念フォーラム   - commemorative forums 
  • 山に接する    - become more familiar with mountains
  • 登山人口    - the number of people climbing mountains 
  • 700万~800万人台で推移する   - hover between 7 million and 8 million
  • 山岳遭難   - mountain accidents 
  • 統計史上   - since records began being kept
  • 滑落   - sliding down 
  • 転倒   - stumbles
  • 無理のない登山計画   - reasonable climbing plans
  • 「山のグレーディング」    - a “mountain grading” system
  • 「にわかパーティ」   - an “improvised climbing party”
  • 新しい登山スタイル    - new mountaineering styles 
  • 御嶽山噴火   - the eruption of Mt. Ontake 
  • 万一に備える  -  prepare for a contingency
  • 避難場所   - evacuation sites 
  • ~の下調べをする   - examine ... beforehand
  • 山が育む    - be nurtured by mountains
  • 森林資源   - forestry resources
  • 地下水   - groundwater
  • 生態系    - the ecosystems 
  • 世界文化遺産の富士山   - Mt. Fuji, a World Cultural Heritage site
  • ゴミの投棄   - the dumping of garbage
  • 清掃活動    - clean-up activities 
  • (登山者への)マナー啓発   - educate climbers about proper manners and etiquette

 

 

☆今日の使える表現

 

・~の意見を受けて   - in line with the views of ...

 「海の日があるのに、アンバランス」という山岳団体などの意見を受けて、2014年に制定された。

Mountain Day was established in 2014 in line with the views of mountaineering groups and others who felt it was “unbalanced” to have Marine Day but nothing to celebrate the nation’s mountains.

 

 

・~の裾野のさらなる広がりが期待される   - the range of people who... will grow even further

今後は、登山者の裾野のさらなる広がりが期待されよう

There are expectations the range of people who go mountain-climbing will grow even further in the years ahead.

 

 

・~の教訓を生かす   -  lessons from ... will be utilized

御嶽山噴火の教訓を生かしたい。We hope lessons from the Mt. Ontake eruption will be utilized.

 

 

・~にも目を向ける   - give more attention to ...

山が育む森林資源や地下水、生態系の保護にも目を向けることが大切だ。

 It also is important to give more attention to the protection of forestry resources, groundwater and the ecosystems that are nurtured by mountains.

 

 

 

 

今日は、新しい祝日「山の日」についてでした。

 

CNNのウェブサイトにも、関連ニュースがありました。

日本の山々の美しい写真がなんと18枚も!写真だけでも見る価値ありです。

日本は美しい国ですねえ…^^


 

 

 

今日は以上です。

 

昨日からお盆休みに入ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ゆっくり休んでくださいね^^

 

お休みの方も、お仕事中の方も、どうぞ良い一日を! 

 

 

 

 

 ⇊参加しています。

現在、「英語学習法」カテゴリー第一位!ありがとうございます!!

 

どうなる日中関係… 尖閣周辺領海の中国船 

 

おはようございます。RIEです。

今日のテーマは、「中国船による尖閣周辺領海侵入」です。

 

当サイトで何度目かの中国の軍事ネタですが、今回は南シナ海ではありません。

尖閣諸島の方です。

日本にとっては、より差し迫った問題といえそうです。

 

 

ここ数日、中国が多数の公船による尖閣領海への侵入を繰り返し、示威活動をエスカレートさせているとのこと。

ニュースで映像をご覧になった方も多いと思います。

 

 

 

今日は毎日新聞の社説からです。 

念のため、尖閣諸島や南シナ海周辺の位置関係については、以下の地図をご覧ください。

こちらのサイトからお借りしました。)

 

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年8月10日社説

 「尖閣沖の中国船 挑発やめ真剣な対話を」

 

・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”China must show self-restraint over Senkakus to restore trust”

 



 

 

☆内容ポイント

・中国の公船多数が尖閣諸島周辺の領海侵入や接続水域での航行を繰り返し、日本政府が抗議する事態が続いている。2012年に日本が尖閣諸島を国有化した後、中国は領海侵入を繰り返してきたが、今回は最大規模となる。

 

・中国は、南シナ海をめぐる仲裁裁判所の判決に反発している。今回の件は、中国への国際包囲網を主導するとみられる日本に対する意趣返し、および国内向けに強い姿勢を示す狙いもあるのだろう。

 

・過去の領海侵入事件に加え、最近の中国海軍の活発化、海上ガス田施設でのレーダー設置など、懸念を抱かせる行動が少なくない。こうした挑発は対話の環境を悪化させるだけであり、中国は一方的に緊張を高める行為を自制すべき。 

 

 

・今後、G20、日中韓首脳会談、さらに王毅外相の来日など、日中対話の機会はある。中国の対話への真剣度が問われる。一方、日本も、相互不信の解消のために、本気で関係改善に取り組む姿勢を示す必要がある。 

 

 

 

☆単語メモ

  • 尖閣諸島   - the Senkaku Islands in Okinawa Prefecture / the Senkakus 
  • 領海   - Japanese territorial waters 
  • 中国海警局の公船   - China Coast Guard ships 
  • 接続水域   - Japan's contiguous zone 
  • 対話の環境を悪化させる   - sour the environment for ongoing bilateral dialogue
  • 一方的に緊張を高める   - unilaterally jack up tensions
  • ~を国有化する   - nationalize ... 
  • 日本の実効支配   - Japan's effective control over (the islands)
  • 日中漁業協定   - a Japan-China fishing agreement 
  • 中国漁船   - Chinese fishermen 
  • 排他的経済水域(EEZ)   - Exclusive Economic Zone (EEZ)
  • 仲裁裁判所   - the Permanent Court of Arbitration in The Hague 
  • (中国)包囲網をつくる   - an international effort to encircle China in a bid to pressure Beijing
  • 日中平和友好条約    - the Treaty of Peace and Friendship between Japan and the People's Republic of China
  • 「偶発的」   - a case of mistaken navigation
  • 同じ動きをぶり返す   - revive the same kind of behavior
  • 日中関係の基礎が揺らぐ   - shake the foundation of bilateral relations
  • 東シナ海   - the East China Sea
  • 中国海軍の艦船   - a Chinese Navy warship 
  • 「国際海峡の航行」   - "cruises through international channels." 
  • 準軍事組織   - auxiliary naval units
  • 大量の漁船の集結   - the mass gathering of China's fishing fleet 
  • レーダーの配備   - install radar (on...) 
  • ガス田開発   - the country's ongoing development of gas fields 
  • 日中関係改善に向けた4項目合意   - a four-point plan to improve relations
  • 対話と協議   - dialogue and cooperation 
  • 情勢の悪化を防ぐ   - prevent conditions from deteriorating
  • 危機管理メカニズムの構築   - set up a danger management mechanism
  • 関係改善の動きを改めて軌道に乗せる   - get relations back on the improvement track
  • 中国・杭州   - Hangzhou, China
  • 日中韓首脳会談    - a Japan-China-South Korea summit
  • 中国の王毅(おうき)外相   - China's Foreign Minister Wang Yi 
  • 事態鎮静化に動く   - calm the situation
  • 「中国脅威論」  - the "China threat"
  • 相互不信   - the atmosphere of mutual mistrust 

 

 

☆今日の使える表現

 

・これまで以上に度を越えている   - surpass all those that came previously

 日本の実効支配を突き崩す狙いとみられるが、今回はこれまで以上に度を越えている。 

This was seen as an attempt to shatter Japan's effective control over the islands, which are also claimed by China, but Beijing's recent incursions have surpassed all those that came previously.

 

 

・意趣返し   - a type of revenge

意趣返しの意図や中国国内向けに強い姿勢を示す狙いもあるのだろう。

It seems likely that the recent incursions into Japanese waters are a type of revenge, as well as an effort to make the Chinese government appear strong to its own people.

 

 

・交渉が宙に浮きかける   - negotiations were left up in the air

中国が「偶発的」と釈明し、再発防止を確約して条約締結にこぎつけたが、一時は交渉が宙に浮きかけた

The two countries managed to sign the treaty although negotiations were left up in the air for a short time due to the incident.

 

 

・疑心暗鬼が深まる   - raise suspicions in ...

ただちに軍事利用が可能ではないとしても、相互信頼が欠如する中では疑心暗鬼が深まる

Even if the radar can't be used for military purposes, it will raise suspicions in the current environment of degrading mutual trust.

 

 

・不信感が根強い   - have a deeply rooted distrust of ...

一方で中国には日本が「中国脅威論」を内政や外交に利用しているとの不信感が根強い。

 On the other hand, the Chinese government has a deeply rooted distrust of Japan, which it believes is using the "China threat" for both domestic and diplomatic purposes. 

 

 

 

 

☆その他①

今回の中国の示威的行動につき、日本政府は9日、中国海警局の公船や漁船の動向、政府の対応をまとめた資料を公表しました。

 

ご興味ある方は、以下の外務省ウェブサイトへのリンクをご参照くださいね。

 

外務省ウェブサイト

「平成28 年8月9日 尖閣諸島周辺海域における中国公船及び中国漁船の活動状況について」

 

 

 

☆その他②

「Newsweek日本版」ウェブサイトに、今回の軍事行動の背景である中国の戦略についての考察がありました。

 

「中国の日本に対する挑発的な行動は、中国国内の権力闘争に関係している可能性もある」など、実に興味深いです。


 

 

 

今日の社説は、「中国船による尖閣領海侵入」についてでした。

 

このところ、中国の海洋進出の話題が続きますね。

中国語学習が趣味で、中国人の友人も多い私としては、今後、日中関係がますます冷えこむのではと心配です。

月並みですが、日中両国の人々が地道に「顔の見える交流」を積み重ねることが今こそ必要だと、切に思います。

 

当ブログでも、いつか、日中関係の明るいニュースをお届けしたいものです!

(「社説」の性質上、難しいかもしれませんが^^;)

 

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

 ⇊参加しています。

現在、「英語学習法」カテゴリー第一位!ありがとうございます!!

 

三菱自動車 燃費データ偽装問題

おはようございます。RIEです。

 

今日のテーマは、「三菱自動車 燃費データ偽装問題」です。

 

三菱自動車が燃費試験のデータを不正に操作していた問題で、8月2日、実態解明のために設置された特別調査委員会の報告書が発表されました。

 

 

詳細はこちらをご参照ください。

(記事内リンクには、これまでの経緯もあります。)

 

 

 

企業体質とも絡み、根が深そうな問題ですね。

 

私にとって三菱自動車といえば、今は製造中止になった「ディアマンテ」。

渋いイメージで、かつては「大人になったら乗りたいな~」なんて思っていました。

ユーザーやファンのためにも、再発防止に努めていただきたいものです。

  

 

 

今日は読売新聞の社説からです。

読売新聞のサイトでは、社説は一定期間(約二週間)後にリンク切れとなります。ご注意ください。

 

 

 

 ☆今日の社説

・読売新聞 2016年8月7日社説

 「三菱自燃費不正 意識改革の徹底で再生を図れ」

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”MMC must seek reconstruction by rethinking attitude on car production”

 

 

  *リンク切れになりました。

 

 

 

☆内容ポイント

 ・三菱自動車の燃費偽装問題について、第三者による特別調査委員会の報告書が公表された。違法なデータ測定方法の使用、走行データの改ざんなど、長年にわたる偽装の背景が明らかになった。燃費偽装は4車種62万台に上る。

 

・同社の経営陣は利益追求のため実現困難な燃費目標を求め、新車開発の現場はそれに抵抗できずに不正を働いた。会社としての一体性の欠如、経営陣と現場の意識の乖離が不正を生んだ原因と言える。

 

・深刻なのは、不正防止のための社内チェック機能が全く機能していないこと。過去のリコール隠し発覚後に講じた再発防止策はほとんど機能しなかった。今後、同社は日産自動車の傘下に入るが、外部の目を生かすともに、意識改革と自浄能力の発揮が求められる。これを産業界全体の教訓とし、今後の不祥事を防ぐべきである。

 

 

 

☆単語メモ

  • 三菱自動車   - Mitsubishi Motors Corp.
  • 燃費不正   - falsifying fuel efficiency test data / MMC’s fuel mileage falsification / falsifying fuel efficiency data for automobiles
  • 燃費   - fuel mileage 
  • 第三者による特別調査委員会   - a third-party special inquiry panel 
  • 法律に違反する燃費データの測定方法   - unlawful fuel mileage testing methods / the illegal fuel efficiency testing methods
  • 燃費目標達成   - achieve its fuel efficiency targets 
  • 4車種   - four models
  • 軽自動車の「eKワゴン」  - the eK Wagon minicar
  • 前年同期比17%減   - a 17 percent drop from a year earlier
  • 益子修会長兼社長   - MMC Chairman and President Osamu Masuko 
  • 実現困難な燃費目標    - unrealistic fuel mileage targets
  • 新車開発の現場   - employees actually engaged in the development of new models
  • 不正を働く   - commit misconduct 
  • (~に対する)信頼を失墜させる   - harm public trust in ... 
  • 当然の認識   - due awareness 
  • 会社の一体性    - “oneness” as a corporation
  • 人材流出   - the drain of competent employees 
  • ~を把握していない   - have no accurate grasp of ...
  • 開発本部長   - the director of MMC’s development headquarters 
  • 半ば強引に押しつける   - nearly compell ~ to ...
  • 技術的な裏付けのない燃費目標   - fuel mileage targets that had no technological foundation
  • 社内のチェック機能   - internal checking system  
  • 新入社員   - a new MMC employee 
  • 社内アンケートで   - through an internal questionnaire
  • 放置される   - be left uncorrected
  • リコール隠し   - recall cover-ups
  • 発覚する   - come to light
  • 現状のままでは   - as circumstances stand
  • 新たな再発防止策   - new preventive measures
  • 再建を目指す   - seek to rebuild /seek reconstruction
  • 日産自動車   - Nissan Motor Co.
  • ~の傘下に入る   - place itself under ~’s umbrella
  • 自浄能力を発揮する   - demonstrate self-cleansing ability 
  • 東芝   - Toshiba Corp.
  • 経営不振を招く   - incur a slump in its business 
  • 産業界全体の教訓   - a lesson to industrial circles as a whole

 

 

☆今日の使える表現

 

・耳を貸さない   - turn a deaf ear

益子修会長兼社長らが実現困難な燃費目標の達成を求め、新車開発の現場が抵抗しても、経営陣は耳を貸さなかった

MMC Chairman and President Osamu Masuko and others called for accomplishing unrealistic fuel mileage targets, and management turned a deaf ear when employees actually engaged in the development of new models raised objections to those goals.

 

 

・~と~の意識の乖離(かいり)   - the gap in the mind-sets of ... and ...

経営陣現場の意識の乖離が不正を生んだ原因と言えよう。

The gap in the mind-sets of MMC management and the development staff must have been a factor that resulted in this misconduct.

 

 

・仏作って魂入れず   - make a Buddhist image without putting any spirit in it

調査委は、現状のままでは新たな再発防止策を策定しても、「仏作って魂入れずになり、同じことが繰り返される」と警告した。

The investigative panel has warned that as circumstances stand, even if MMC works out new preventive measures, it will be like “making a Buddhist image without putting any spirit in it,” adding the carmaker could repeat the same misconduct.

 

 

・~の芽を早期に摘む   - nip ... in the bud

産業界全体の教訓とし、不祥事の芽を早期に摘んでもらいたい

We hope all this will serve as a lesson to industrial circles as a whole, thereby nipping misconduct in the bud.

 

 

 

 

☆"nip ~ in the bud"について

 

「今日の使える表現」に出てきた、”nip ~ in the bud"。

「bud」とは蕾(つぼみ)で、”nip ~ in the bud”とは、「つぼみのうちに摘み取る」こと。転じて、「大事に至る前に手を打つ、未然に防ぐ」という意味です。

 

 

この表現、どこかで聞いたことがあるような…と引っかかっていたのですが、思い出しました!

ミュージカル「レ・ミゼラブル(Les Misérables)」の中でした。

 

王政打破に向けて学生達が蜂起する前夜、登場人物たちがそれぞれの想いを歌う「One Day More」という歌があるのですが、そのなかで、学生を取り締る側のジャベール警部がそのまま使ってます。

 

              [JAVERT]

    One day more to revolution,
    We will nip it in the bud!
    We'll be ready for these schoolboys,
    They will wet themselves with blood!

    (歌詞はこちらのサイトより)

 

 

言ってますね!nip it in the bud!

「革命を蕾のうちにもぎ取ってやる」ということですね。

 

以前、この曲を気に入って歌詞を調べた時に見かけていたようです(その後、忘れていましたが)。

 

確認のため改めて聞きましたが、やはり名曲です。

(1:40位からジャベール警部が歌っています。)

 

 

三菱自動車から離れてしまい、失礼しました^^;

せっかくなので、いつかどこかで、私もこの表現を使ってみたいと思います。 

 

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

 ⇊参加しています。

現在、「英語学習法」カテゴリー第一位!ありがとうございます!!

 

がんばれ日本!リオ五輪開幕

こんにちは。RIEです。

昨日は号外としてシンガポールのニュースをお伝えしましたが、今日から通常の社説に戻りますね。

 

 

前回のバレバレ予告の通り、今日のテーマは、「2016年リオデジャネイロ五輪開幕」です。

 

ジカ熱やらブラジルの政治混迷やら、開催前には様々な不安要素が報道されていた今回のリオ五輪。

無事に開催されたようで何よりです。

 

 

開幕直前には、ロシアのドーピング問題をめぐるIOC判断でも話題になりました。

当サイトでも関連の社説を取り上げたので、よかったらご参照ください。

 

 

それはそれとして、日本選手団、早くも活躍しているようですね!

晴れの大舞台で、選手の皆さんがそれぞれの実力を出し切ってくれることを願っています。

 

 

 

本日の社説は読売新聞からです。

読売新聞のサイトでは、残念ながら、社説は一定期間(約二週間)後にリンク切れとなります。ご注意ください。

 

 

 

 

 ☆今日の社説

・読売新聞 2016年8月7日社説

 「リオ五輪開幕 不安を抱えて聖火が灯った」

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”Olympic flame lights up Rio Games as cloud of instability raises concerns

 

 *リンク切れになりました。。

 

 

 

☆内容ポイント

・ブラジル・リオデジャネイロ五輪が開幕した。南米大陸で初の五輪となる。200を超える国・地域から1万人余の選手が参加する。

 

・南米一の経済大国ブラジルは、その存在感を世界に示すために五輪を招致したものの、政治的混迷、経済の低迷、テロ対策と警備体制の不安、ジカ熱など、様々な懸念事項が残る中での開幕となった。

 

・ロシアの国ぐるみのドーピング問題をめぐるIOCの姿勢にも批判が高まっている。IOCは、大会中のドーピング違反に厳正に対処し、五輪の公正性を守らねばならない。「難民選手団」結成などの取り組みは信頼回復につながるだろう。

 

・日本選手は338人が出場する。金メダル14個、メダル総数30個以上の目標に向け、日頃の力を存分に発揮してほしい。

 

 

 

☆単語メモ

  • リオデジャネイロ五輪   - the Rio de Janeiro Games
  • 「聖火が灯った」   - "The Olympic flame has been set alight." 
  • 開幕する   - kick off
  • 200を超える国・地域   - more than 200 countries and territories
  • 南米一の経済大国ブラジル   - Brazil, South America’s largest economy
  • (2016年の)五輪を招致する   - bid for the 2016 Olympics
  • 存在感を世界に示す   - augment one's presence in the world
  • 政治的混迷の中   - against a backdrop of political turmoil
  • 開会式   - the opening ceremony 
  • テメル大統領代行   - interim President Michel Temer
  • 開会宣言をする   - declare the opening of the Games
  • ルセフ大統領   - President Dilma Rousseff
  • 政府会計を粉飾する   - manipulate the national budget
  • 弾劾プロセス   - impeachment proceedings (over...) 
  • 過激派組織「イスラム国」   - the Islamic State of Iraq and the Levant (ISIL) militant group 
  • ~に共鳴する   - sympathize with ...
  • 五輪でのテロを企てた疑い   - on suspicion of plotting attacks during the Olympics
  • ロンドン五輪   - the 2012 London Olympics
  • ~の態勢に不安が残る   - cause concern over the readiness to ...
  • ソフトターゲット   - soft targets
  • 観客   - spectators
  • テロの封じ込め   - avert any potential terrorist attack
  • ジカ熱   - the Zika virus
  • ロシアの国ぐるみのドーピング   - Russia’s state-supported doping
  • 国際オリンピック委員会(IOC)   - the International Olympic Committee 
  • ロシアをリオ五輪から全面排除する   - ban all Russian athletes from the Olympics
  • 弱腰の姿勢   - weak-kneed attitude (toward...) 
  • 世界反ドーピング機関(WADA)    - the World Anti-Doping Agency
  • (ロシアの)不正を公表する   - release Russia’s wrongdoing 
  • 五輪の公正性(を確保する)  - ensure fairness at the Olympics
  • ドーピング違反   - doping violations 
  • 厳正に対処する   - respond strictly to ...
  • 「難民選手団」   - a team of refugee athletes 
  • 五輪の出場資格を満たす   - meet qualifications for the Games 
  • 母国代表になる   - represent one's country 
  • 信頼を回復する   - restore confidence in itself

 

 

 

☆今日の使える表現

 

・~が、その象徴である   - This was symbolized by ...

開会式でテメル大統領代行が開会宣言をしたのが、その象徴である

This was symbolized by interim President Michel Temer declaring the opening of the Games.

 

 

・~を冷ややかに見る   - be less than enthusiastic toward ...

経済の低迷が続き、五輪を冷ややかに見る国民は多い。

Many Brazilians are less than enthusiastic toward the Olympics because of the country’s prolonged economic slump.

 

 

・批判が高まっている   - face mounting criticism over ...

ロシアに対するIOCの弱腰の姿勢に、批判が高まっている

The IOC is facing mounting criticism over its weak-kneed attitude toward Russia.

 

 

・日頃の力を存分に発揮する   - emply all the skills they have developed daily

金メダル14個、メダル総数30個以上の目標に向け、日頃の力を存分に発揮してほしい

We hope they will employ all the skills they have developed daily so they can reach the target of winning at least 30 medals, including 14 golds.

 

 

 

 

☆お知らせ(名古屋周辺の皆さまへ)

名古屋周辺にお住まいの通訳者・通訳志望者の皆さまにお知らせです^^

来たる8月13日(土)&14日(日)、「稼げる通訳者養成コーチ」=カセツウこと酒井秀介さんが、名古屋で出張セミナーをされるそうです。

 

通訳者としてのマーケティングを中心とした「カセツウ・セミナー」はもちろん、個別相談(枠に限りあり)、懇親会など、二日間でイベントが盛りだくさんのようです。

通訳としての長期的キャリアを考えるのにきっと役立ちますし、何より楽しそう^^

名古屋周辺にお住まいの皆さま、ご都合があえば、参加をご検討されてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

今日の社説は、リオ五輪についてでした。

ただいま、NHKのアプリ「NHKスポーツ」では、オリンピックの全種目を配信しているようです。

海外在住だと、放映権の関係か、たまにスポーツニュースが静止画像だったりするのですが、これで思う存分応援できそうです。良い時代になりましたねえ。


 

 

 

日本選手のますますの活躍を祈りつつ、今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 RIE

 

 

 

 

 ⇊参加しています。

現在、「英語学習法」カテゴリー第一位!ありがとうございます!!

 

【号外】 ニュース「シンガポールへのテロ攻撃計画」について

こんにちは。RIEです。

 

今日もいつものように社説を読む準備をしていたのですが、先週末、シンガポールが絡んだテロ未遂事件があったとのこと。

 

今回は、その関連記事を紹介したいと思います。

当サイト初の号外、ニュース「シンガポールへのテロ攻撃計画」です。

 

 

 

毎日新聞サイトより:

  • 「インドネシア警察は5日、同国北西部のバタム島から対岸のシンガポールを標的にしたテロを企てたとして、イスラム過激派とみられる6容疑者を逮捕したと発表した。過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓うグループとみて捜査している。(中略)約15キロ離れたシンガポールの市街地にロケット砲を打ち込む計画だったという。 」

 

その他の記事はこちら。

 

 

 

こ、怖いですねえ…!

 

シンガポールは、国土が東京23区程度という小さな国。

未然に防ぐことができたからよかったものの、あわや身近で大惨事…ともなり得たと知り、肝が冷えました。

 

 

心配した日本の家族や友人からも連絡をもらいましたが、私が知る限り、シンガポールでの日々の暮らしには全く影響なし。

 

標的となったマリーナ・ベイ地区にも行きましたが、開放的かつのんびりとした、いつも通りの雰囲気でした。

 

 

とは言え、シンガポールにご家族や知り合いが住んでたり、近いうち観光や出張を予定していたりと、日本で心配している方がいるかもしれないと思い、関連情報をまとめてみました。

 

現地新聞の英文記事などもありますので、今日はそちらを情報共有させてください。

(ただでは起きない時事英語魂!?)

 

 

 

☆現地メディア関連記事

 

TODAY (Singapore)

 

The Straits Times (Singapore)

 

The Jakarta Post (Indonesia)

 

 

☆関連動画

 

Channel News Asia (Singapore)

 

 Reuters

 

 

 

標的となったマリーナ・ベイ地区には、マーライオンやマリーナ・ベイ・サンズ・ホテルなどの観光名所だけではなく、世界中の金融機関が集まる高層ビル街、何千世帯が暮らすマンション群があります。

ここを狙われたら、観光、金融ハブとしてのシンガポールの地位の失墜、膨大な被害は確実かと思われます。

 

本当に、未然に防ぐことができてよかったです。

シンガポールとインドネシアの当局関係者の努力に感謝します。 

 

 

 

もともと、シンガポールはとても安全な国で、治安の良さでは今の東京にも勝っているのではというくらい。

マリーナ・ベイ地区では、夜間でもランニングや散歩を楽しむ人々が沢山います。

 

 (夜10時半に凧揚げに興じる人々。平和な光景です。)

 

このまま、平和で安全なシンガポールであり続けることを、心から祈らずにはいられません。

 

 

 

今日は、日本で心配する家族や友人に向けた投稿でした。

 

近々シンガポールへ渡航を予定されてる方も、あまり心配はせずに楽しんでくださいね。

(とはいえ、そこは自己責任で。外務省の「海外安全ホームページ」をチェックするのもおススメです。私はどの国へ行く前にも、念のため確認しています。)


 

 

これからも、折にふれて、シンガポール情報や関連記事をお伝えできればと思います。

次の号外はハッピーな記事になりますように!

 

 

明日からは、通常通り社説を読んでいきますね。

おそらく明日の話題は、今一番話題のスポーツイベントです(バレバレですね!)。

 

皆さん、良い一日をお過ごしください^^

 

 

RIE

 

 

 

 

 

 ⇊参加しています。

日々更新の大きな励みになっています。応援ありがとうございます!!

 

 

【まとめ】 今週のレビューと御礼  2016/8/1~8/6

こんにちは。RIEです。

真夏の週末。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

日本は猛暑が続いているらしいですね。


ここシンガポールは、一年中変わらず30度超えの気温ではありますが、日本の真夏よりはずっと過ごしやすい気がします。

(どこでも冷房効きすぎという、また違う問題があるのですが…^^;)

 

 

今日は週末恒例、レビューの日。

今週読んだ社説のテーマを振り返ってみます。

 

また、当サイト記事のほかに、そのテーマに近い内容の英語動画や英文記事もつけました。

各記事に出てきた単語をざっと復習してから動画をご覧になると、ぐんと聞き取りやすくなると思いますよ^^

 

 

 

中国・南シナ海(その③)ASEAN会議


 

Bloombergウェブサイトより、関連動画です。

 

 

 

東京都知事選②結果 ☆小池氏の英語力について


Reutersサイトより、関連動画です。

 

 

 

米大統領選② 民主党クリントン氏指名 &「ビルと風船」


この記事に対して、「ビル・クリントン氏の好感度があがりました」という感想をいただき、ちょっと嬉しかった私です。(別に何の政治的信条があるわけでもないですが。)

また、Yahoo検索「クリントン 風船」で当サイトに来て下さった方もいらしたようです。きっと良いお友達になれそうな気がします(笑)。

 

 

記事内では書ききれませんでしたが、今年の民主党大会では、優れたスピーチが数多くありました。

 

その中でも、今後の選挙戦にまで少なからぬ影響を与えそうなのが、イラクでアメリカ兵の息子を亡くしたイスラム教徒の夫婦、Khan夫妻のスピーチです。

 

自身を痛烈に批判した夫妻に対し、トランプ氏が侮辱的な発言を連発している問題で、共和党内の重鎮などからも批判が相次いでいます。

詳細は以下のサイトでどうぞ。

 

その騒動の元となったKhan氏のスピーチのハイライト動画とテキストがありました。

万感の思いが込められたスピーチの力強さ、その場の観衆の盛り上がりは一見の価値ありです。

 

 

 

日本銀行 追加金融緩和を決定


 

関連英文記事がBBC Newsのサイトにありました。

 

動画もどうぞ!(Bloombergサイトより)

 

 

 

ゆとりとかALとか... 学校教育・新学習指導要領

 

The Japan Times から、関連英文記事です。

 

 

 

2016-08-06

安倍内閣再改造 ☆英語で「クールジャパン戦略担当大臣」とは?


今回の新内閣発足について、海外メディアをチェックしてみたのですが、”hawkish (タカ派)”とみられる稲田氏の防衛大臣就任に注目し、懸念する声が多いようでした。

 

当サイトでは、できる限り政治的に中立でありたいと努めているのですが(クリントン氏と風船萌えは例外で^^)、やはりそういった反応が目についたのは確かなので、そのままいくつか記事を載せることにします。

 

Reuters


The Financial Times


The Wall Street Journal


 

違う視点の記事もありました。

USA TODAYより、小池氏の都知事就任とからめ、日本の女性リーダーの少なさを論じた記事です。

今回の新内閣については、「(安倍氏は「女性が活躍できる社会」を唱えているが)前内閣と変わらず、女性閣僚は21人中3人しかいない」と述べています。


 

 

☆御礼

またまた(私が)嬉しいお知らせです。


このたび、ブログ「まるちゃん通訳勉強記」のまるちゃんさんに、当ブログをご紹介いただきました!


先日当ブログをご紹介下さったShiraさん同様、「通訳ブログ業界(?)」ではかなり有名なまるちゃんさん。

通訳勉強日記は2014年からほぼ毎日更新されていて、まるちゃんさんがどんどん実力とキャリアをつけられているのがわかります。お気に入りカフェやワインなどのお話などもあり、読み応えのあるブログです。


当ブログの記事を日々の通訳訓練に活用して下さっているようで、とても嬉しいです♫

まるちゃんさん、ありがとうございました!

 

 

 

 

今週のレビューは以上です。

 


皆さん、今週もありがとうございました。

これからも一緒に時事英語の勉強をしていきましょう^^

 

 

 

 

 ⇊参加しています。

日々更新の大きな励みになっています。よろしくお願いいたします!

 

安倍内閣再改造 ☆英語で「クールジャパン戦略担当大臣」とは?

おはようございます。RIEです。

今日は土曜日ですね。

夏の楽しいイベントに行かれる方も多いのではないでしょうか。

私はとくに予定もないので、平常心で社説でも読むとします。

 

 

 

今日のテーマは「内閣改造 第三次安倍再改造内閣発足」です。

 

皆さんご存知と思いますが、8月3日、第3次安倍第2次改造内閣が発足しました。

 

 

ところで、

 

「第3次安倍第2次改造内閣」とは。

 

…ん??

第3次?第2次?

 

一瞬「どっちやねん!」と混乱したのですが、首相官邸HPを見て疑問が解消しました。

 

平成26年12月24日 →第3次安倍内閣発足

平成27年10月7日   →第3次安倍改造内閣発足

平成28年8月3日   →第3次安倍第2次改造内閣発足

 

とのことです!

そういえば、何度か改造を行っていましたよね。

 

 

そんな「第3次安倍第2次改造内閣」の顔ぶれは、以下のようになりました。 

 

 

今回の内閣改造については、各社の社説でも、早速取り上げられていました。

毎日新聞の社説からお送りします。

 

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年8月4日社説

 「改造内閣 党対策より改革推進を」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Reshuffled Abe Cabinet should prioritize reform over intraparty management”

 

 

 

☆内容ポイント

 ・第3次安倍再改造内閣が発足した。閣僚の半数以上を代える一方で、大半の主要閣僚は留任させ、あまり変化を感じさせない布陣となった。 

 

・新閣僚には、首相に近い議員の登用が目立つ。総裁任期延長が念頭にあるのか、人事を通じて「身内」の優遇と党内基盤の強化を進めた印象が強い。

 

・今回の改造内閣では、首相の新たな政策目標がみえてこないのが残念。参院選で政権基盤を強化した首相には、医療・介護や、子育て支援などに対応できる税と社会保障のビジョン作りなど、難易度の高い改革に正面から取り組む姿勢をみせてほしかった。 政策全般の再点検を迫られつつある現状では、憲法改正に多くの力を費やすのは適切ではないだろう。

 

 

☆単語メモ

  • 第3次安倍再改造内閣   - the reshuffled third Cabinet of Prime Minister Shinzo Abe
  • 党対策   - intraparty management
  • ~が発足する   - be launched 
  • 政権の基盤を強化する   - bolster one's power base 
  • 主要閣僚   - the key Cabinet ministers 
  • 留任する   - be retained 
  • (新)布陣   - the new lineup 
  • 防衛相   - Defense Minister 
  • 経済産業相   - Economy and Trade and Industry Minister 
  • 「身内」の優遇    - favorably treat those close to him
  • 地方創生担当相   - minister in charge of overcoming the population decline and revitalizing local economies
  • 「ポスト安倍」   - taking over the LDP leadership in the post-Abe period
  • 「一億総活躍」担当相   - minister in charge of the dynamic engagement of all citizens
  • 「働き方改革」担当相   - minister in charge of working life reform
  • アベノミクスの経済政策   - the "Abenomics" economic policy mix 
  • 消費増税の先送り   - postpone the consumption tax hike 
  • 単独過半数の議席   - a single-party majority 
  • 在任中の   - while he is in office

 

 

☆今日の使える表現

 

・~を将来のリーダー候補として育てる   - develop ~ as a candidate for a future (political) leader

稲田氏の起用は安全保障政策を担当させることで、将来のリーダー候補として育てる狙いからとみられる。 

Abe apparently aims to develop Inada as a candidate for a future political leader by putting her in charge of national security policy.

 

 

・~内には…を求める声がある   - There are calls within ~ urging that ...

内には2018年秋に期限を迎える首相の総裁任期延長を求める声がある。

 There are calls within the LDP urging that Abe's term as party president, which is to expire in autumn 2018, be extended.

 

 

・…を迫られつつある   - come under mounting pressure to ...

ただ、安倍内閣はいま、政策全般の再点検を迫られつつある

At the same time, the Abe Cabinet has come under mounting pressure to review its entire policy goals. 

 

 

 

☆新内閣名簿の英語版

 

さて、ここで唐突にクイズです。

 

新内閣閣僚のうち、下記はどの大臣職の英訳でしょうか?

 

        ① Minister of State for "Cool Japan" Strategy

 

   ② Minister in charge of Water Cycle Policy 

 

   ③ Minister in charge of "Challenge Again" Initiative

 

 

 

全ておわかりになった方、いらっしゃいますか?

 

 

答えは以下のとおりです。

 

   ① クールジャパン戦略担当大臣

 

   ② 水循環政策担当大臣

 

   ③ 再チャレンジ担当大臣

 

 

 

い、いろいろな担当があるのですねえ…!^^;

  

それらの役職を含む、新内閣名簿の英語版は、首相官邸ウェブサイトで見られます。

 

 

この首相官邸サイト、資料の英訳が充実していて、実は時事英語の学習にかなり使えます。

また、英語版サイトでは、安倍総理や菅官房長官の記者会見にプロの英訳が吹き替えで入っているので、日英同時通訳の参考にもなるかと。一見の価値ありですよ。

  

 

 

今日は以上です。

皆さん、楽しい土曜日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

 

 ⇊参加しています。

現在、「英語学習法」カテゴリー第一位!ありがとうございます!!

 

ゆとりとかALとか... 学校教育・新学習指導要領

 

こんにちは。RIEです。

 

今週は安全保障や選挙などの大きなテーマが続いたので、少し身近に感じる話題を選んでみました。

今日のテーマは、「学校教育・新学習指導要領」です。

 

 

「身近です☆」とは言ってみたものの、学校教育から離れて幾久しく、子供もいない私には、「学習指導要領」と言われても、正直「そういうのあったね~」というくらいの認識なのですが^^;

 

 

そこで、改めてチェックしてみました。

 

文部科学省ウェブサイトより:

「学習指導要領とは何か?」 

  • 全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省では、学校教育法等に基づき、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準を定めています。これを「学習指導要領」といいます。

 

同サイト内の「これまでの学習指導要領の変遷」もなかなか興味深いです。

今となっては悪名高き「ゆとり教育」やその是正、「生きる力」育成をめざした「総合的な学習の時間」の新設など、指導要領の変遷は、まさに試行錯誤の歴史であることがよくわかります。

 

 

そして、今回の改定では、アクティブ・ラーニング(AL)の導入などが目玉となりました。

アクティブ・ラーニングについては、文科省サイトにも説明はありますが、下記サイトの方がわかりやすいかと。

 

 

今回の改訂作業についての詳細は、以下をご参照ください。

 

 

 

☆今日の社説

・毎日新聞 2016年8月2日社説

 「新学習指導要領 消化不良起こさぬよう」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Take sufficient measures to implement new school curriculums”

 

 

 

 

☆内容ポイント

 

 ・小中高校の学習指導要領改定の作業が進められている。2020年度から順を追って導入される予定。小学校での英語正式教科化、高校での総合的な新科目の創設、「アクティブ・ラーニング」導入が特徴である。

 
・大きな変化に、学校現場には戸惑いが少なくない。「脱ゆとり」を目的とした現行指導要領により、すでに授業時間割は詰まっている。さらに新教科・新形式授業のための負担の増加、英語教育の専門人事確保など、課題は多い。 一方的な導入で消化不良にならぬよう、現場に立脚した視点からの共通認識作りや環境整備が必要である。

 

 

☆単語メモ

  • 学習指導要領    - the national curriculums for elementary, junior high and high schools
  • (新学習指導要領   - the new curriculums) 
  • 小中高校   - elementary, junior high and high schools
  • 文部科学省    - the Education, Culture, Sports, Science and Technology Ministry 
  • 正式教科になる   - be upgraded to a full-fledged subject
  • 小学校5、6年生   - fifth and sixth graders at elementary schools
  • 「何を教えるか」   - what should be taught
  • 「どう教えるか」   - how various subjects should be taught
  • 「アクティブ・ラーニング」  - active learning
  • 課題を見出す   - explore challenges
  • (~の間に)共通認識をつくる   - nurture common perceptions among …
  • (~に対して)共通認識を持つ    - share common views on ...
  • 「ゆとり」   - relaxed carriculums
  • 「脱ゆとり」   - a departure from the past relaxed education policy
  • 授業時間   - class time
  • 「外国語活動」   - "foreign-language activity"
  • 授業を15分に3分割する   - divide one lesson into three 15-minutes periods
  • ~との接続に対応する   - ensure compatibility with ... 
  • 「歴史総合」   - general history 
  • 「公共」   - public studies 
  • 社会の事象   - social phenomena
  • 「総合的な学習の時間」   - general studies
  • 本格的な検証をする   - scrutinize
  • ~に照らして   - in view of ... 
  • 多忙な現場   - the heavy workload of schoolteachers
  • (上から)~を一方的に導入する   - force ~ on … in a top-down fashion. 
  • 現場に立脚した視点   - from the viewpoint of schools and teachers

 

 

☆今日の使える表現

 

・戸惑いが少なくない   - be perplexed at ...

学校現場には戸惑いが少なくない

However, schoolteachers are perplexed at the plans.

 

 

・~を...に丸投げする   - leave ~ entirely to ...

丸投げというわけにはいかない。

The authorities should not leave such decisions entirely to individual schools.

 

 

・~の見通しは不透明だ   - The prospect of ~ing remains uncertain.

また、各校に中心的教員を置くなどする、英語教育の専門的な人材確保の見通しも不透明だ。

The prospect of securing teachers specializing in teaching English also remains uncertain.

 

 

・~が成否のカギになる   - hinge largely on whether ~

改革は共通の認識が持てるかが成否のカギになる

Success in such reforms hinges largely on whether teachers can share common views on the matter. 

 

 

 

 

今日は「新学習指導要領」についてでした。

 

そうそう、今回の改訂により、英語は小学3年生から学習開始、5年生から正式教科になるのですね!

 

多言語社会・シンガポールにいると、2~3か国語を話す子供たちを普通に目にします。子供の言語に対する柔軟性と吸収力には驚かされるばかりです。

 

子供の言語習得能力の高さを思えば、小学校から(適切な)英語教育が行われることは、日本人の英語力の底上げには大きな効果があるのではと期待しています。

ただ、日本のようなモノリンガルな環境では、課題はまだまだ多そうですが。。

指導者の人材確保だけでも大変そうですよね。(英語関係者にとってはビジネスチャンス到来?^^)

 

うーん、この件については、思うところは沢山あるのですが、それはまた機会があれば、改めて書くことにしますね。

 

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね~

 

 

 

 

 

 ⇊参加しています。

現在、「英語学習法」カテゴリー第一位!ありがとうございます!!