社説でまなぶ時事英語

「時事英語を学びたい!でも英字新聞を毎日読む時間なんてない!」 そんなあなたのための、一日一記事 ・5分で身につく時事英語。日本語の新聞社説とその英語版を読み比べ、時事英単語&使える日英表現をまとめています。

【まとめ】 今週のレビューと御礼  2016/8/1~8/6

こんにちは。RIEです。

真夏の週末。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

日本は猛暑が続いているらしいですね。


ここシンガポールは、一年中変わらず30度超えの気温ではありますが、日本の真夏よりはずっと過ごしやすい気がします。

(どこでも冷房効きすぎという、また違う問題があるのですが…^^;)

 

 

今日は週末恒例、レビューの日。

今週読んだ社説のテーマを振り返ってみます。

 

また、当サイト記事のほかに、そのテーマに近い内容の英語動画や英文記事もつけました。

各記事に出てきた単語をざっと復習してから動画をご覧になると、ぐんと聞き取りやすくなると思いますよ^^

 

 

 

中国・南シナ海(その③)ASEAN会議


 

Bloombergウェブサイトより、関連動画です。

 

 

 

東京都知事選②結果 ☆小池氏の英語力について


Reutersサイトより、関連動画です。

 

 

 

米大統領選② 民主党クリントン氏指名 &「ビルと風船」


この記事に対して、「ビル・クリントン氏の好感度があがりました」という感想をいただき、ちょっと嬉しかった私です。(別に何の政治的信条があるわけでもないですが。)

また、Yahoo検索「クリントン 風船」で当サイトに来て下さった方もいらしたようです。きっと良いお友達になれそうな気がします(笑)。

 

 

記事内では書ききれませんでしたが、今年の民主党大会では、優れたスピーチが数多くありました。

 

その中でも、今後の選挙戦にまで少なからぬ影響を与えそうなのが、イラクでアメリカ兵の息子を亡くしたイスラム教徒の夫婦、Khan夫妻のスピーチです。

 

自身を痛烈に批判した夫妻に対し、トランプ氏が侮辱的な発言を連発している問題で、共和党内の重鎮などからも批判が相次いでいます。

詳細は以下のサイトでどうぞ。

 

その騒動の元となったKhan氏のスピーチのハイライト動画とテキストがありました。

万感の思いが込められたスピーチの力強さ、その場の観衆の盛り上がりは一見の価値ありです。

 

 

 

日本銀行 追加金融緩和を決定


 

関連英文記事がBBC Newsのサイトにありました。

 

動画もどうぞ!(Bloombergサイトより)

 

 

 

ゆとりとかALとか... 学校教育・新学習指導要領

 

The Japan Times から、関連英文記事です。

 

 

 

2016-08-06

安倍内閣再改造 ☆英語で「クールジャパン戦略担当大臣」とは?


今回の新内閣発足について、海外メディアをチェックしてみたのですが、”hawkish (タカ派)”とみられる稲田氏の防衛大臣就任に注目し、懸念する声が多いようでした。

 

当サイトでは、できる限り政治的に中立でありたいと努めているのですが(クリントン氏と風船萌えは例外で^^)、やはりそういった反応が目についたのは確かなので、そのままいくつか記事を載せることにします。

 

Reuters


The Financial Times


The Wall Street Journal


 

違う視点の記事もありました。

USA TODAYより、小池氏の都知事就任とからめ、日本の女性リーダーの少なさを論じた記事です。

今回の新内閣については、「(安倍氏は「女性が活躍できる社会」を唱えているが)前内閣と変わらず、女性閣僚は21人中3人しかいない」と述べています。


 

 

☆御礼

またまた(私が)嬉しいお知らせです。


このたび、ブログ「まるちゃん通訳勉強記」のまるちゃんさんに、当ブログをご紹介いただきました!


先日当ブログをご紹介下さったShiraさん同様、「通訳ブログ業界(?)」ではかなり有名なまるちゃんさん。

通訳勉強日記は2014年からほぼ毎日更新されていて、まるちゃんさんがどんどん実力とキャリアをつけられているのがわかります。お気に入りカフェやワインなどのお話などもあり、読み応えのあるブログです。


当ブログの記事を日々の通訳訓練に活用して下さっているようで、とても嬉しいです♫

まるちゃんさん、ありがとうございました!

 

 

 

 

今週のレビューは以上です。

 


皆さん、今週もありがとうございました。

これからも一緒に時事英語の勉強をしていきましょう^^

 

 

 

 

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日々更新の大きな励みになっています。よろしくお願いいたします!

 

安倍内閣再改造 ☆英語で「クールジャパン戦略担当大臣」とは?

おはようございます。RIEです。

今日は土曜日ですね。

夏の楽しいイベントに行かれる方も多いのではないでしょうか。

私はとくに予定もないので、平常心で社説でも読むとします。

 

 

 

今日のテーマは「内閣改造 第三次安倍再改造内閣発足」です。

 

皆さんご存知と思いますが、8月3日、第3次安倍第2次改造内閣が発足しました。

 

 

ところで、

 

「第3次安倍第2次改造内閣」とは。

 

…ん??

第3次?第2次?

 

一瞬「どっちやねん!」と混乱したのですが、首相官邸HPを見て疑問が解消しました。

 

平成26年12月24日 →第3次安倍内閣発足

平成27年10月7日   →第3次安倍改造内閣発足

平成28年8月3日   →第3次安倍第2次改造内閣発足

 

とのことです!

そういえば、何度か改造を行っていましたよね。

 

 

そんな「第3次安倍第2次改造内閣」の顔ぶれは、以下のようになりました。 

 

 

今回の内閣改造については、各社の社説でも、早速取り上げられていました。

毎日新聞の社説からお送りします。

 

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年8月4日社説

 「改造内閣 党対策より改革推進を」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Reshuffled Abe Cabinet should prioritize reform over intraparty management”

 

 

 

☆内容ポイント

 ・第3次安倍再改造内閣が発足した。閣僚の半数以上を代える一方で、大半の主要閣僚は留任させ、あまり変化を感じさせない布陣となった。 

 

・新閣僚には、首相に近い議員の登用が目立つ。総裁任期延長が念頭にあるのか、人事を通じて「身内」の優遇と党内基盤の強化を進めた印象が強い。

 

・今回の改造内閣では、首相の新たな政策目標がみえてこないのが残念。参院選で政権基盤を強化した首相には、医療・介護や、子育て支援などに対応できる税と社会保障のビジョン作りなど、難易度の高い改革に正面から取り組む姿勢をみせてほしかった。 政策全般の再点検を迫られつつある現状では、憲法改正に多くの力を費やすのは適切ではないだろう。

 

 

☆単語メモ

  • 第3次安倍再改造内閣   - the reshuffled third Cabinet of Prime Minister Shinzo Abe
  • 党対策   - intraparty management
  • ~が発足する   - be launched 
  • 政権の基盤を強化する   - bolster one's power base 
  • 主要閣僚   - the key Cabinet ministers 
  • 留任する   - be retained 
  • (新)布陣   - the new lineup 
  • 防衛相   - Defense Minister 
  • 経済産業相   - Economy and Trade and Industry Minister 
  • 「身内」の優遇    - favorably treat those close to him
  • 地方創生担当相   - minister in charge of overcoming the population decline and revitalizing local economies
  • 「ポスト安倍」   - taking over the LDP leadership in the post-Abe period
  • 「一億総活躍」担当相   - minister in charge of the dynamic engagement of all citizens
  • 「働き方改革」担当相   - minister in charge of working life reform
  • アベノミクスの経済政策   - the "Abenomics" economic policy mix 
  • 消費増税の先送り   - postpone the consumption tax hike 
  • 単独過半数の議席   - a single-party majority 
  • 在任中の   - while he is in office

 

 

☆今日の使える表現

 

・~を将来のリーダー候補として育てる   - develop ~ as a candidate for a future (political) leader

稲田氏の起用は安全保障政策を担当させることで、将来のリーダー候補として育てる狙いからとみられる。 

Abe apparently aims to develop Inada as a candidate for a future political leader by putting her in charge of national security policy.

 

 

・~内には…を求める声がある   - There are calls within ~ urging that ...

内には2018年秋に期限を迎える首相の総裁任期延長を求める声がある。

 There are calls within the LDP urging that Abe's term as party president, which is to expire in autumn 2018, be extended.

 

 

・…を迫られつつある   - come under mounting pressure to ...

ただ、安倍内閣はいま、政策全般の再点検を迫られつつある

At the same time, the Abe Cabinet has come under mounting pressure to review its entire policy goals. 

 

 

 

☆新内閣名簿の英語版

 

さて、ここで唐突にクイズです。

 

新内閣閣僚のうち、下記はどの大臣職の英訳でしょうか?

 

        ① Minister of State for "Cool Japan" Strategy

 

   ② Minister in charge of Water Cycle Policy 

 

   ③ Minister in charge of "Challenge Again" Initiative

 

 

 

全ておわかりになった方、いらっしゃいますか?

 

 

答えは以下のとおりです。

 

   ① クールジャパン戦略担当大臣

 

   ② 水循環政策担当大臣

 

   ③ 再チャレンジ担当大臣

 

 

 

い、いろいろな担当があるのですねえ…!^^;

  

それらの役職を含む、新内閣名簿の英語版は、首相官邸ウェブサイトで見られます。

 

 

この首相官邸サイト、資料の英訳が充実していて、実は時事英語の学習にかなり使えます。

また、英語版サイトでは、安倍総理や菅官房長官の記者会見にプロの英訳が吹き替えで入っているので、日英同時通訳の参考にもなるかと。一見の価値ありですよ。

  

 

 

今日は以上です。

皆さん、楽しい土曜日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

 

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ゆとりとかALとか... 学校教育・新学習指導要領

 

こんにちは。RIEです。

 

今週は安全保障や選挙などの大きなテーマが続いたので、少し身近に感じる話題を選んでみました。

今日のテーマは、「学校教育・新学習指導要領」です。

 

 

「身近です☆」とは言ってみたものの、学校教育から離れて幾久しく、子供もいない私には、「学習指導要領」と言われても、正直「そういうのあったね~」というくらいの認識なのですが^^;

 

 

そこで、改めてチェックしてみました。

 

文部科学省ウェブサイトより:

「学習指導要領とは何か?」 

  • 全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、文部科学省では、学校教育法等に基づき、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準を定めています。これを「学習指導要領」といいます。

 

同サイト内の「これまでの学習指導要領の変遷」もなかなか興味深いです。

今となっては悪名高き「ゆとり教育」やその是正、「生きる力」育成をめざした「総合的な学習の時間」の新設など、指導要領の変遷は、まさに試行錯誤の歴史であることがよくわかります。

 

 

そして、今回の改定では、アクティブ・ラーニング(AL)の導入などが目玉となりました。

アクティブ・ラーニングについては、文科省サイトにも説明はありますが、下記サイトの方がわかりやすいかと。

 

 

今回の改訂作業についての詳細は、以下をご参照ください。

 

 

 

☆今日の社説

・毎日新聞 2016年8月2日社説

 「新学習指導要領 消化不良起こさぬよう」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Take sufficient measures to implement new school curriculums”

 

 

 

 

☆内容ポイント

 

 ・小中高校の学習指導要領改定の作業が進められている。2020年度から順を追って導入される予定。小学校での英語正式教科化、高校での総合的な新科目の創設、「アクティブ・ラーニング」導入が特徴である。

 
・大きな変化に、学校現場には戸惑いが少なくない。「脱ゆとり」を目的とした現行指導要領により、すでに授業時間割は詰まっている。さらに新教科・新形式授業のための負担の増加、英語教育の専門人事確保など、課題は多い。 一方的な導入で消化不良にならぬよう、現場に立脚した視点からの共通認識作りや環境整備が必要である。

 

 

☆単語メモ

  • 学習指導要領    - the national curriculums for elementary, junior high and high schools
  • (新学習指導要領   - the new curriculums) 
  • 小中高校   - elementary, junior high and high schools
  • 文部科学省    - the Education, Culture, Sports, Science and Technology Ministry 
  • 正式教科になる   - be upgraded to a full-fledged subject
  • 小学校5、6年生   - fifth and sixth graders at elementary schools
  • 「何を教えるか」   - what should be taught
  • 「どう教えるか」   - how various subjects should be taught
  • 「アクティブ・ラーニング」  - active learning
  • 課題を見出す   - explore challenges
  • (~の間に)共通認識をつくる   - nurture common perceptions among …
  • (~に対して)共通認識を持つ    - share common views on ...
  • 「ゆとり」   - relaxed carriculums
  • 「脱ゆとり」   - a departure from the past relaxed education policy
  • 授業時間   - class time
  • 「外国語活動」   - "foreign-language activity"
  • 授業を15分に3分割する   - divide one lesson into three 15-minutes periods
  • ~との接続に対応する   - ensure compatibility with ... 
  • 「歴史総合」   - general history 
  • 「公共」   - public studies 
  • 社会の事象   - social phenomena
  • 「総合的な学習の時間」   - general studies
  • 本格的な検証をする   - scrutinize
  • ~に照らして   - in view of ... 
  • 多忙な現場   - the heavy workload of schoolteachers
  • (上から)~を一方的に導入する   - force ~ on … in a top-down fashion. 
  • 現場に立脚した視点   - from the viewpoint of schools and teachers

 

 

☆今日の使える表現

 

・戸惑いが少なくない   - be perplexed at ...

学校現場には戸惑いが少なくない

However, schoolteachers are perplexed at the plans.

 

 

・~を...に丸投げする   - leave ~ entirely to ...

丸投げというわけにはいかない。

The authorities should not leave such decisions entirely to individual schools.

 

 

・~の見通しは不透明だ   - The prospect of ~ing remains uncertain.

また、各校に中心的教員を置くなどする、英語教育の専門的な人材確保の見通しも不透明だ。

The prospect of securing teachers specializing in teaching English also remains uncertain.

 

 

・~が成否のカギになる   - hinge largely on whether ~

改革は共通の認識が持てるかが成否のカギになる

Success in such reforms hinges largely on whether teachers can share common views on the matter. 

 

 

 

 

今日は「新学習指導要領」についてでした。

 

そうそう、今回の改訂により、英語は小学3年生から学習開始、5年生から正式教科になるのですね!

 

多言語社会・シンガポールにいると、2~3か国語を話す子供たちを普通に目にします。子供の言語に対する柔軟性と吸収力には驚かされるばかりです。

 

子供の言語習得能力の高さを思えば、小学校から(適切な)英語教育が行われることは、日本人の英語力の底上げには大きな効果があるのではと期待しています。

ただ、日本のようなモノリンガルな環境では、課題はまだまだ多そうですが。。

指導者の人材確保だけでも大変そうですよね。(英語関係者にとってはビジネスチャンス到来?^^)

 

うーん、この件については、思うところは沢山あるのですが、それはまた機会があれば、改めて書くことにしますね。

 

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね~

 

 

 

 

 

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日本銀行 追加金融緩和を決定

 

おはようございます。RIEです。

 

最近は大きなニュースが続いていますね。

 

7月29日の出来事になりますが、今日のテーマは、「日本銀行 追加金融緩和を決定」です。

(おお、久々の経済ネタ!)

 

 

今回の日銀追加緩和策の詳細、背景等については、以下のNHKのサイトがわかりやすいかと思います。


 今日は毎日新聞の社説からです。

 

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年7月30日社説

 「日銀の追加緩和 いよいよ手詰まりだ」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Latest BOJ measures more pop gun than bazooka, sign of impasse”

 

 

 

 

☆内容ポイント

 ・日銀が追加の金融緩和に踏み切った。上場投資信託(ETF)の購入を年3・3兆円から6兆円に増やすことが柱である。英国のEU離脱問題など、海外経済の不透明感の高まりに対応するもの。

 

・デフレ脱却の道筋が見えないなか、従来より小ぶりの緩和となり、効果が疑われる。異次元緩和の限界をうかがわせる決定である。

 

・2年程度で物価上昇率2%という当初の目標は達成できておらず、近年は異次元緩和のゆがみが目立つ。2%目標を早期に実現するため、日銀は9月に総括的検証を行うというが、異次元緩和の軌道修正こそ急ぐべきである。

 

 

 

☆単語メモ

  • 日本銀行   - the Bank of Japan (BOJ)
  • 手詰まり   - impasse [ímpæs]
  • 追加の金融緩和   - additional monetary easing measures
  • 黒田東彦総裁    - BOJ Gov. Haruhiko Kuroda 
  • 「バズーカ砲」  - the "Kuroda bazooka" 
  • 異次元緩和   - radical quantitative and qualitative monetary easing 
  • 国債   - Japanese government bonds
  • 年80兆円ペースで保有残高が増える   - its holdings will rise by 80 trillion yen annually
  • 上場投資信託(ETF)   - exchange-traded funds (ETFs)
  • 大規模な緩和    - the BOJ's ultra-easy monetary policy 
  • デフレ脱却    - to get out of its long era of deflation
  • 小出しにする   - dole out 
  • 効果は乏しい    - have scant effect
  • 景気下支え   - prop up the domestic economy 
  • 景気の実態   - actual economic conditions
  • 落ち着きを取り戻す   - return to normal
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)   - the U.S. Federal Reserve Board 
  • 追加利上げ   - an additional interest rate hike 
  • 「アベノミクスのエンジンを最大にふかす」  - "rev up the engine of Abenomics to the greatest possible extent" 
  • 麻生太郎財務相   - Finance Minister Taro Aso 
  • 「政府の取り組みと相乗的効果を発揮する」   - "generate a synergistic effect in conjunction with government efforts"
  • 規模が限られる   - be limited in scale
  • 「2年程度で物価上昇率2%達成」  - a goal of 2 percent inflation in about two year
  • 円安・株高   - rising stock prices and a falling yen
  • 目標達成時期を先送りする   - postpone the inflation target date
  • 消費者物価指数   - consumer prices 
  • 銀行の企業向け融資や住宅ローンの金利   - the interest rates for corporate and home loans 
  • 日銀の国債大量購入   - the BOJ's bulk buying of government bonds 
  • 企業の設備投資   - corporate capital investment 
  • マイナス金利   - the negative interest rate
  • 資金供給を増やす    - boost the money supply
  • 金融政策決定会合   - policy meeting
  • 総括的検証を行う    - comprehensively evaluate 
  • 軌道修正する   - make adjustments to ...

 

 

☆今日の使える表現

 

・従来より小ぶりだ   - a relatively modest measure compared to earlier 

今回は株価指数に連動した上場投資信託(ETF)の購入を年3・3兆円から6兆円に増やす。従来より小ぶりだ。 

The latest scheme will almost double the BOJ's purchase of exchange-traded funds (ETFs) from an annual 3.3 trillion yen to 6 trillion yen -- a relatively modest measure compared to earlier actions.

 

 

・~の道筋は見えない   - open no clear path for... to ~

大規模な緩和を3年以上続けてもデフレ脱却の道筋は見えない

Even the BOJ's ultra-easy monetary policy over the past three-plus years has opened no clear path for Japan to get out of its long era of deflation.

 

 

・~と歩調を合わせる   - be in line with ~

追加緩和は政府が近くまとめる経済対策と歩調を合わせたものだ

The latest monetary easing is in line with the economic stimulus measures that the government of Prime Minister Shinzo Abe is going to put together shortly.

 

 

・~のゆがみが目立つ   - see adverse effects from ~

むしろ異次元緩和のゆがみが目立つ

Rather, we've seen adverse effects from monetary relaxation, …

 

 

 

☆その他

The Guardianのサイトに関連記事があったので貼っておきますね。

今日の社説でまなんだ単語も随所に出ています。


 

今日は久々に、金融政策のお話でした。

 

ちなみに、アベノミクスを語るのに欠かせない言葉である「異次元緩和」について補足です。

今回の毎日新聞では、英訳は「radical quantitative and qualitative monetary easing」となっていますが、同テーマの読売新聞社説(7月30日)では、「Kuroda's "different dimension" easing policy」と訳されていました。

 

どちらが間違いというわけではなく、一つの言葉でも色々な表現がありえるということで、ご参考まで^^

 

 

今日は以上です。

皆さん、どうぞ良い日をお過ごしください。

 

 

 

 

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米大統領選② 民主党クリントン氏指名 &「ビルと風船」

 

おはようございます。RIEです。

 

今日のテーマは、「米大統領選② 民主党クリントン氏指名」です。

ここ数日は都知事選に持って行かれた感のあるアメリカ大統領選ですが、これからがいよいよ本番です。

 

 

先日、トランプ氏の大統領候補指名についての社説を読んだので、ヒラリー・クリントン氏のことも取り上げなければフェアじゃないですよね。

 

 

今日の社説は読売新聞からです。

同社サイト上では、社説へのリンクは一定期間(約二週間)後に切れるので、ご注意ください。

 

社説のあとは、民主党大会の私的ハイライトシーンをご紹介します。

 

 

 

☆今日の社説

・読売新聞 2016年7月31日社説

 「米大統領選 団結を求めたクリントン候補」

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”Democratic presidential candidate Clinton calls for national, global unity”

 

 

*リンク切れになりました...(8/15)

 

 

 

☆内容ポイント

 ・民主党大会でクリントン前国務長官が大統領候補に指名された。主要政党としては初の女性大統領候補。党大会では国際協調や国民融和を訴え、共和党のトランプ氏との立場の違いが鮮明になった。また、実行可能な政策をアピールするとともに、党内融和の演出にも成功したといえる。

 

・クリントン氏が同盟国との関係強化を打ち出したことは日本にとって重要。陣営には知日派も少なくない。TPP批准の余地も残された。

 

・課題は、トランプ氏と同様、好感度が極めて低いこと。国務長官在任中の機密情報の取り扱いをめぐる問題、若者らから「既存の支配者層の象徴」と目されていること等が要因。国全体の団結のためには、選挙戦では「反トランプ」の主張だけではなく、現状に不満を抱く人々の支持を得ることが肝要である。

 

 

 

☆単語メモ

  • 米大統領選   - the U.S. presidential election
  • 共和党のドナルド・トランプ氏   - Republican nominee Donald Trump
  • 民主党のヒラリー・クリントン氏   - Democratic nominee Hillary Clinton
  • 「米国第一主義」   - an “America first” policy
  • 国民融和   - national reconciliation
  • 民主党大会   - the Democratic convention
  • 本格的な選挙戦   - the full-fledged election campaign
  • 指名受諾演説    - acceptance speech
  • (~への)転換点に達する   - reach a milestone toward...
  • 初の女性大統領候補   - the first female presidential candidate 
  • アジア重視政策   - the policy of attaching importance to Asia
  • 日米安保条約5条   - Article 5 of the Japan-U.S. Security Treaty
  • ~の適用対象である   - be covered by ... 
  • クリントン陣営   - the Clinton camp 
  • 直接言及しない   - make no direct reference to 
  • 「不公正な貿易協定」   - “unfair trade deals” 
  • 党内左派   - left-wingers within the party 
  • 排他的な移民政策   - an exclusionary immigration policy
  • 堅実な指導者   - steady leadership
  • 実行可能な政策   - feasible policies
  • バーニー・サンダース上院議員   - Sen. Bernie Sanders
  • 応援演説を行う   - make speeches in support of ...
  • 党内融和を演出する   - orchestrate a reconciliation within the party
  • 歴史的に低い好感度   - one's record-low popularity 
  • 機密情報   - classified information 
  • 司法当局   - Judicial authorities 
  • 「既存の支配者層の象徴」  - “a symbol of the establishment” 
  • 「反トランプ」   - the “anti-Trump” 
  • 現状   - the present state of things

 

 

☆今日の使える表現

 

・(AとBの)立場の違いが鮮明になった   - the difference in outlook has become clear between A and B

 米大統領選で、「米国第一主義」を唱える共和党のドナルド・トランプ氏、国際協調や国民融和を訴える民主党のヒラリー・クリントン氏の立場の違いが鮮明になった

In the U.S. presidential election, the difference in outlook has become clear between Republican nominee Donald Trump, who advocates an “America first” policy, and Democratic nominee Hillary Clinton, who calls for international cooperation and national reconciliation.

 

 

・(~内で)いち早く…する   - be the first within ~ to ...

沖縄県の尖閣諸島が、米国の対日防衛義務を定めた日米安保条約5条の適用対象であることを政権内でいち早く明言していた

She was the first within the administration to make clear that the Senkaku Islands in Okinawa Prefecture are covered by Article 5 of the Japan-U.S. Security Treaty, which stipulates that the United States is obliged to defend Japan.

 

 

・~だけにとどめる   - go only so far as to ...

クリントン氏は演説で、環太平洋経済連携協定(TPP)には直接言及せず、「不公正な貿易協定」への反対を表明するだけにとどめた

While making no direct reference to the Trans-Pacific Partnership (TPP) trade accord, Clinton went only so far as to express her opposition to “unfair trade deals” in her speech.

 

 

・(~の)手続きを迅速に進める   - move ahead swiftly with procedures for...

日本が国会の承認手続きを迅速に進め、米国が批准しやすい環境を整えることが欠かせない。

 It is vital for Japan to move ahead swiftly with procedures for Diet approval so as to create an environment that will make it easier for the United States to ratify the pact.

 

 

 

☆ビルと風船

 

雰囲気が微妙だった共和党大会と比べると、民主党大会は「党内融和」の演出に成功したといえるようです。

ミシェル・オバマ大統領夫人、民主党候補指名を争ったサンダース氏、オバマ大統領本人と、パワフルな応援スピーチが続き、かなりの盛り上がりを見せました。

 

 

そのなかでも、私の民主党大会ハイライトは、ビル・クリントン元大統領と風船の心温まる一コマです。

 

 

民主党大会のフィナーレで、大量の風船が天井から降ってくるという演出がありました。

 

会場中が沸き立ち、党大会のラストを飾るにふさわしいシーン…ではあるのですが、その時のヒラリー氏の夫、ビル・クリントン元大統領の喜びようはとくに目を引くものでした。

 

 

当然、人々がこれを見逃すわけはなく、インターネットでは様々な反応、パロディ動画などが連日アップされています。

 

 

 

 

これも本当に可笑しい。声を出して笑いました…!

 

 

”Bill Clinton loves balloons truly, madly, deeply. ”

 

 

Vogue の記事にもなりました。

 

 

 

あまりに幸せそうな笑顔に、ビル・クリントン氏への好感度がグンとアップした私です。

楽しいことを楽しめる人ってすてきじゃないですか。

 

 

 

 

今回の民主党大会は出色のスピーチが多く、他にも書きたいことは山ほどあったのですが、つい風船について語りすぎてしまいました。

見どころの続きは、週末のレビューにでもとっておくとします。

 

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

 

 

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東京都知事選②結果 ☆小池氏の英語力について

おはようございます。RIEです。

今日のテーマは、「東京都知事選結果・小池氏当選」です。

 

 

都知事選も終わりましたね。

色々ありましたが、ふたを開けてみれば、小池百合子氏の圧勝だったようです。

 

 

 

選挙結果につき、各新聞社の社説もそろいました。

(英訳がサイトにアップされたのも、心なしかいつもより早かったような気が。ありがたいことです。)

早速、読んでいきたいと思います。

 

 

当サイトの都知事選についての過去記事はこちらです。

あわせてご参照ください^^

 

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年8月1日社説

 「小池東京都知事 変化への期待に応えよ」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Koike should live up to expectations of Tokyo voters for change”

 

 

 

 

☆内容ポイント

・元防衛相の小池百合子氏が東京都知事選を大差で制した。初の女性都知事となる。

 

・政党の支援を得ない小池氏が勝利を収めたのは、知名度や国政での経験への評価、そして、政治とカネの問題で混乱する都政の閉塞感を打破する期待の表れだろう。

 

・医療・介護、子育て、防災など、東京は多くの喫緊の課題を抱えている。小池氏は都議会と健全な緊張関係を築き、首都の課題解決に取り組んでほしい。

 

・各政党は結果を厳しく受け止め、真剣に検証すべきである。

 

 

 

☆単語メモ

  • 東京都知事選   - the July 31 Tokyo gubernatorial election
  • 元防衛相の小池百合子氏   - former Defense Minister Yuriko Koike 
  • 期待に応える   - live up to expectations of ...
  • 知名度   - strong name recognition
  • 国政での経験   - experience in national politics
  • 変化をもたらす   - bring about changes to ...
  • 都議会   - the metropolitan assembly
  • 事実上   - effectively
  • 組織票   - organized support 
  • 投票する   - cast one's ballot for ... 
  • 無党派層   - those who do not back any political party
  • 決め手   - a decisive factor 
  • 都民   - Tokyoites / Tokyo residents 
  • ~で混乱する   - be in chaos over ...
  • 政治とカネの問題   - the issue of politics and money
  • 出馬に踏み切る   - announce one's candidacy 
  • 「やる気」をアピールする   - demonstrate one's enthusiasm to ...
  • 都政の透明化 to ensure transparency of the Tokyo metropolitan administration 
  • 2020年東京五輪   - the 2020 Tokyo Olympics and Paralympics
  • 対決姿勢   - confrontational attitude toward ... 
  • 自民都議連   - the LDP's Tokyo chapter 
  • 新都知事(次期都知事)    - the governor-elect 
  • 「これまでにない都政」  - unprecedented reform of the metropolitan government
  • 劇場型の対立をあおる   - dramatize one's confrontation with...  
  • ~を軸に…と議論を戦わせる have constructive debate with… over ~
  • 医療・介護体制の確立   - establishment of medical and nursing care systems 
  • 保育所の待機児童問題   - the day care waiting list issue 
  • 首都防災   - measures to protect the capital from serious natural disasters
  • 生活に密着した課題   - the needs of Tokyo residents over their livelihoods
  • 保守分裂   - a split within conservative forces 
  • 鳥越氏陣営   - the Torigoe camp 
  • 民進党の岡田克也代表   - DP leader Katsuya Okada 
  • 批判逃れ   - evade being blamed for ... 
  • 真剣に検証する   - seriously scrutinize ...

 

 

☆今日の使える表現

 

・大差で制する   - score a landslide victory

 東京都知事選は元防衛相の小池百合子氏(64)が大差で制した

Former Defense Minister Yuriko Koike scored a landslide victory in the July 31 Tokyo gubernatorial election.

 

 

・三つどもえの戦い   - a three-way race between A and B and C

小池氏と自民、公明両党が推す増田寛也元総務相、民進、共産などが推すジャーナリストの鳥越俊太郎氏の事実上三つどもえの戦いだった。

It was effectively a three-way race between Koike, former Internal Affairs and Communications Minister Hiroya Masuda backed by the ruling Liberal Democratic Party (LDP) and its coalition partner Komeito, and journalist Shuntaro Torigoe…

 

 

・閉塞感を打破する   - break the deadlock

小池氏を押し上げたのは政治とカネの問題で混乱する都政の閉塞感を打破する期待だろう。

Koike gained momentum in the race apparently because many Tokyoites expect that she will break the deadlock in the Tokyo Metropolitan Government, which has been in chaos over the issue of politics and money.

 

 

・模様眺めをする   - take a wait-and-see attitude

舛添要一前知事の辞任に伴う急な選挙で模様眺めをする政党をよそに、小池氏は自民党の了承を得ず出馬に踏み切り「やる気」をアピールした。

Koike, a member of the LDP, announced her candidacy early without receiving approval from the party when most of the other parties had been taking a wait-and-see attitude as the election was suddenly called.

 

 

・反発を広げる   - stir criticism from ...

・追い風となる   - work to one's advantage 

だが、逆に反発を広げ、小池氏には追い風となった

However, this tactic only stirred criticism from voters and worked to Koike's advantage.

 

 

 

☆小池氏の英語力について

 

小池氏の当選は、海外でも大きく報じられているようです。

 

当サイトの過去記事でもお伝えしましたが、海外メディアではたいてい、小池氏のことを「英語堪能」と評しています。(アラビア語のことも書かれていますね。)

 

The Washington Post

 

The Guardian

 

 

 

すっかり定番の形容詞と化している小池氏の英語力ですが、実際のところはどうなのでしょうか。 

 

気になったので、ネット上の小池氏の英語スピーチ動画を探してみました。

(あ、ちなみに、「批判してやろう」という気持ちからではなく、どの程度の英語力があれば「英語が堪能」という評価をもらえるのかという、英語オタクとしての素朴な疑問です。)

 

 

今年7月上旬に外国特派員協会で行った記者会見の模様です。

(スピーチは4分15秒くらいから始まります。)

 

  

 

質疑応答は通訳をつけているものの、最初の20分ほどは英語でスピーチしています。

ジョークの取り入れ方や、言い間違えた時のとっさの訂正の仕方など、全体的に「英語でのコミュニケーションにとても慣れている」という印象です。

 

とくに小池氏支持というわけではない私ですが、「fluent in English」と評価されるのにも納得でした。

英語力はもちろんですが、堂々とした態度も大事なポイントなのですね。

 

 

「初の女性都知事+英語+アラビア語」という海外へのアピールポイントが盛り沢山の小池氏。

五輪に向けた「東京の顔」としては、適役なのではないでしょうか。

 

 

 

とはいえ、(元)都民としては、何よりも、日々の暮らし向上策の充実をお願いしたいところです。

 

そして、今回の都知事こそ、その任期を全うしてくれますように…^^;

 

 

 

 今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

 

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中国・南シナ海(その③)ASEAN会議

おはようございます。RIEです。

  

昨日は東京都知事選の投票日でした!

元防衛相の小池百合子氏が当選しましたね。

女性初の都知事誕生です。

 

 

この件について、各社社説および英訳が揃うのを楽しみに待っているのですが、それまでは違う問題を。

 

今日のテーマは、「中国・南シナ海(その③)ASEAN会議 」です。

 

 

 

当サイト開始からわずか一か月。

南シナ海の問題を扱うのは、すでに三度目です。

少々飽き…、いえ、社説で何度も取り上げるということは、それだけ国際的に大きな問題ということなので、仕方ないのでしょう。。

 

 

7月24日~26日、ASEAN加盟国と日米中など周辺国が参加する一連の外相会議が、ラオスの首都ビエンチャンで開かれました。

ハーグの仲裁裁判所が南シナ海で中国が主張した主権を退けて以降、初のASEAN公式会議。

当然、この問題をめぐり、激しい議論が交わされたようです。

 

会議の共同声明の内容からも、各国間の駆け引きと苦心のあとが見られます。

 

 

 

今回は、毎日新聞の社説からお送りします。  

南シナ海問題についての当サイト過去記事その1&その2は、以下になります。

ご一緒にご覧いただけば、さらにわかりやすいかと^^

 

 

 

 

☆今日の社説

・毎日新聞 2016年7月28日社説

「ASEAN会議 南シナ海安定に結束を」

 

The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”ASEAN should strengthen unity for stability in South China Sea”

 

 


 

 

☆内容ポイント

・ASEANと日米中など周辺国が参加する一連の外相会議がラオスで開かれた。

 

・ASEAN外相会議の共同声明には、国際法による平和的な紛争解決の必要性、南シナ海での航行・飛行の自由の重要性などが盛り込まれた。一方、参加各国間の交渉・駆け引きの結果、南シナ海問題に関する中国の主張を退けた仲裁裁判所判決への言及はされないこととなった。ASEANは現実的な対応をとったといえる。

 

・「対立より協調」を理念とするASEANの現実的な歩みは、国際社会での存在感を高めてきた。しかし、南シナ海の問題をめぐる中国への対応は、ASEANの施行する「緩やかな結束」への試練となっている。法的拘束力を持つ行動規範の策定など、南シナ海の安定に向けてASEANの結束と知恵が試されている。

 

 

 

☆単語メモ

  • 東南アジア諸国連合(ASEAN)    -  the Association of Southeast Asian Nations (ASEAN)
  • 外相会議   - a foreign ministerial meeting
  • 国連海洋法条約   - the U.N. Convention on the Law of the Sea
  • 航行や飛行の自由   - freedom of navigation and overflight
  • 仲裁裁判所   - an international arbitration tribunal
  • ~について言及しない   - make no mention of ...
  • ~との領土紛争を抱える   - be in territorial disputes with ... 
  • ~に強硬に反対する   - stubbornly oppose ...
  • 全会一致というASEANの原則   - ASEAN's principle of unanimity
  • 経済の発展段階   - levels of economic growth 
  • ベトナム戦争   - the Vietnam War
  • カンボジア紛争   - the Cambodian Civil War
  • ~での存在感を高める   - enhance its own presence in ... 
  • 中国の切り崩し工作   - China's attempt to split ASEAN members 
  • 「緩やかな結束」  - the loose unity 
  • ~に警戒感を強める   - be increasingly wary of ... 
  • 強引に   - in a high-handed manner
  • ~の弱体化を招く   - lead to the weakening of ...
  • 中国の王毅外相   - Chinese Foreign Minister Wang Yi 
  • 言動を慎む   - be discreet in word and deed 
  • シーレーン(海上交通路)  - sea lanes
  • 「行動規範」   - a code of conduct 
  • ~と公言する    - publicly state that 
  • 法的拘束力を持つ行動規範   - a legally binding code of conduct 

 

 

 

☆今日の使える表現

 

・~は現実的な対応である - It is a realistic response that...

・(~内の)決定的な対立を避ける - avoid a sharp split within ...

決定的な対立を避けつつ「国際法に基づく解決」を盛り込んだことは現実的な対応でもあろう

It is a realistic response that ASEAN incorporated resolutions in accordance with international law in the statement while avoiding a sharp split within the group.

 

 

・~への反省から - out of reflection on...

ベトナム戦争やカンボジア紛争といった戦乱で荒廃を招いた反省から「対立より協調」という理念で地域協力に取り組んできた。

The bloc has worked to promote regional cooperation out of reflection on the devastation caused by armed conflicts in the region, such as the Vietnam War and the Cambodian Civil War.

 

 

・…と(~についての)陣取り合戦を演じる - lock horns in a fierce turf war with... over~

中国に判決受け入れを求めるのは当然だが、日米と中国が陣取り合戦を演じるようなことになってはならない。

It is only natural that Tokyo and Washington are urging Beijing to accept the international tribunal's ruling, but Japan and the United States should not lock horns in a fierce turf war with China over the South China Sea.

 

 

・具体性に欠ける - be short on specifics

具体性には欠けるものの、中国が行動規範と関連して日程を示したのは初めてのことだ。

This is the first time that China has proposed a specific schedule in connection with such a code of conduct although Beijing's proposal is short on specifics.

 

 

 

☆ASEANについて

ASEAN、地理的にも近い国々なだけあって、日本とも密接な関係にあります。ニュースなどで耳にする機会も多いですよね。

 

「で、そもそもASEANって?」、「いつ、なんのために作られたの?」といった疑問については、以下のサイト様にわかりやすい説明がありました。


 

 

以上、「南シナ海問題・その3」でした。

 

このままいくと、「南シナ問題・その4」をお届けする日も遠くないような気もしてきました。。

「その10」、果ては「その20」…とならないように、問題の早期解決を願うしかありません。

 

 

 

今日は以上です。

明日は都知事選の社説を読めますように!

 

皆さん、良い一日をお過ごしください^^

 

 

 

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ただいま「英語学習法」カテゴリー・第一位!ありがとうございます!

☆ 御礼

こんにちは。RIEです。

今日は日曜日。社説は一回お休みさせていただきます。

 

 

 

このブログを始めてから、今日でちょうど4週間となりました。

 

自分用のメモの延長として始めたこのブログ。

毎日ちまちまと更新をつづけていたら、ありがたいことに、読んで下さる方も少しずつ増えてきました。

 

日本ブログ村の「英語学習法カテゴリー」では、おかげさまで、ここ数日連続で第一位をいただいております。

 

順位がすべてとは全く思いませんが、どこかで私の投稿を読んで、ボタンを押して下さった方がいるということ。

それが、日々更新の大きな励みになっているのは確かです。

ありがとうございます!

 

 

 

これまで特に触れていませんでしたが、実は現在、シンガポールに住んでいます。

 

こちらでも日本の新聞を定期購読していますが、社説の日英対訳については、専ら各社のウェブサイトでチェックしています。(便利な時代になりました!)

 

 

 

シンガポールは、多民族国家であり、全人口の約4分の1が外国人という国。

ここにいると、世界中から情報を得ること、さらに世界に発信していくことの大切さを実感せずにはいられません。

時事英語の学習にも自然と力が入ります^^

 

 (シンガポールのシンボル・マーライオン。今日も元気に噴水中。)

 

 

 

すでにお察しかもしれませんが、私は時事英語が大好き。

というか、むしろ、愛してます!(きらーん)

 

関心のあることについて、皆さんと、「こんな話題もあるよ~」とお話しているようで、ブログをやっていてとても楽しいです。

 

 

こんな自己満足なブログではありますが、少しでも英語学習のお役にたてていれば幸いです。

 

これからも(適当にさぼったりしつつ^^)日々更新を続けていきますね。

 

 

 

いつも読んでくださる皆さんに、心から感謝です。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

RIE

 

 

 

 

↓ 励みになっています。ありがとうございます。

【まとめ】 今週のレビュー 2016/7/25~7/29  

おはようございます!

今日は土曜日ですね。

お仕事がお休みという方も多いのではないでしょうか。

 

 

今日は、「今週のレビュー」として、ここ数日の社説のテーマに関連した英文記事や動画をご紹介します。

 

今週は、ポケモンとかパンダとか、打ち水するアシカとか、可愛い系の動画が揃いました。私の趣味です。

英語リスニング!と身構えず、ゆる~い感じでご覧ください^^

 

 

 

 

アメリカ大統領選 共和党トランプ氏指名

 

この件については、当然ながら英文記事も動画も山ほどありますが、今回は、トランプ氏をめぐる二人の女性、メラニア夫人と娘のイヴァンカさんについての記事をご紹介します。

 

The New York Times

Why Men Want to Marry Melanias and Raise Ivankas

(「男性はなぜ、メラニアと結婚し、イヴァンカを育てたがるのか?」)

 

「自分の妻には良妻賢母的な役割を求めながら、娘にはキャリアを持って社会で活躍してほしいと望むトランプ氏は、多くの男性の持つ伝統的価値観を体現している」という考察です。

(いますよね~、こういう男性^^;)

 

記事中の動画はこちら。英語字幕もついています。

 

 

 

2

ポケモン GO!!!

 

まだまだ大人気のポケモンGO。

The Wall Street Journal のサイトで見つけた関連記事&動画です。

遊び方やプレイ時の注意点など、動画でも詳しく紹介しています。

アメリカで実際にプレイする人々の様子が観られて面白いですよ。

 

 

ポケモンGOに関しては、もう一つ。

在外シリア人アーティストや反体制派は、このゲーム人気に乗じて、シリア内戦の惨状を訴えるキャンペーンを始めました。世界中で注目を集めているようです。

 

関連記事・動画は、「中東のBBC」との異名を持つ衛星テレビ局「アルジャジーラ」のサイトから。画面左にある「Read to me」を押すと、読み上げ音声が出ます。

戦下の子供たちの様子に、胸がしめつけられます。ぜひご覧ください。

 

 

 

熱中症対策 ~英語で「風通しのよい服」とは?~

 

関連動画です。

水族館のアシカやペンギンが、日本伝統の「打ち水」、「風鈴」で涼を演出してくれています。涼しそうでいいですね^^

 


 

 

 

G20と経済安定。そしてパンダ。

 

すみません、パンダネタを引っ張って…

「成都の人々は、G20より可愛いパンダに夢中」というニュース動画です。

 

 

なお、今回のG20共同声明の全文は、財務省サイトに掲載されています。

和訳もあるので、言葉の選び方など勉強になります。

 

 

 

2016-07-29 リオ五輪 

ロシア・ドーピング問題をめぐるIOC判断

 

オリンピックの開幕は8月5日。

ほぼ秒読み段階でこんな事態が発生し、関係者の方々は今まさに身も細る思いをしているのではないかと、超・部外者ながら心配している私です。

 

関連記事・動画は、ロイターのサイトから。

IOCバッハ会長の電話インタビュー音声も聞けますよ。

 

 

 

以上、7/25〜29の投稿まとめでした。

 

オリンピックも楽しみですが、その前に、明日はいよいよ東京都知事選ですね。

予想ではかなり接戦のようですが、誰に決まるのでしょうか。

選挙結果に関しての社説が出てきたら、また一緒に読むとしましょう^^

 

 

ではでは、よい土曜日を。

週末にポケモンGOを楽しむ方は、熱中症にはくれぐれも気をつけてくださいね。

(私はまだまだ様子見中です!)

 

 

 

 

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リオ五輪 ロシア・ドーピング問題をめぐるIOC判断

おはようございます。RIEです。

今日のテーマは、「リオ五輪 ロシア・ドーピング問題をめぐるIOC判断」です。

 

いつのオリンピックでも、ロシア選手団といえば圧倒的な強さでしたよね。

そのロシアがいま、ドーピング問題で揺れています。

そして、国際オリンピック委員会(IOC)は、さらに揺れているようです。 

 

 

ロシアの国家的なドーピング問題に関し、7月24日、IOCは、8月のリオデジャネイロ五輪からのロシア選手団の全面排除を回避する、との判断を下しました。

 

「各競技の国際連盟(IF)に判断を丸投げしただけ」、「ロシアとの全面衝突を避けた弱腰の対応」など、各方面から厳しい批判を浴びています。

 

 

問題の経緯、IOC決定の骨子などについては、以下の日経新聞記事をご参照ください。 

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年7月26日社説

 「IOCの判断 リオで公正さ保てるか」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”IOC must ensure Rio Games are fair”

 

 

 

☆内容ポイント

・ロシアのドーピング隠蔽問題で、国際オリンピック委員会(IOC)は、ロシア選手団をリオ五輪から全面排除せず、一定条件を満たした選手が出場できる道を残した。厳格なドーピング検査の実施と出場可否の判断は、各国際競技団体(IF)に委ねられた。IOCはドーピングとの闘いの主導を掲げているが、今回の判断ではその責任を果たしたとは言えないだろう。

 

・各競技団体は、IOCから重い責任をゆだねられた。IOCの判断を歓迎する団体もあり、事情はそれぞれだが、大会前の十分な審査の実施と厳格で公正な判断が求められる。

 

・世界反ドーピング機関がロシア選手団の全面排除を勧告したのは、ロシアが国家ぐるみで隠蔽工作に関与したと認定したためである。政治からのスポーツの独立性と自律性を守るためにも、IOCはロシア・オリンピック委員会の責任を不問に付してはならない。

 

 

☆単語メモ

  • 国際オリンピック委員会(IOC)  - the Olympic Games in Rio de Janeiro 
  • リオデジャネイロ五輪   - the International Olympic Committee (IOC) 
  • 隠蔽   - a cover-up
  • ドーピング    - doping 
  • 国家ぐるみのドーピング    - state-sanctioned doping 
  • ICOのバッハ会長   - IOC President Thomas Bach 
  • 選手個人の正当な権利   - the legitimate rights of individual athletes
  • 公正さを担保する   - expect complete fairness
  • 各競技団体   - various International Sports Federations (IFs)
  • ドーピングに対する闘い   - the battle against doping 
  • スポーツの高潔さ   - the integrity of sport
  • 審査をすり抜けた選手   - an athlete who has somehow slipped through the tests 
  • 大会の価値をおとしめる   - undermine the value of the Games 
  • 国際テニス連盟   - the International Tennis Federation
  • 出場条件を満たす   - meet the appropriate criteria
  • 手心を加える   - manipulate ...
  • 世界反ドーピング機関(WADA)  - the World Anti-Doping Agency (WADA)
  • 検査逃れ   - evading testing
  • 検体すり替え   - switching test samples 
  • ロシア・オリンピック委員会(ROC) - the Russian Olympic Committee (ROC)
  • 強化や育成   - the enrichment and nurturing of 
  • 代表選手   - athletes that represent its national team
  • スポーツの自律性   - the autonomy of sport
  • 各国オリンピック委員会(NOC)  - National Olympic Committees (NOCs) 
  • 五輪憲章   - the Olympic Charter 
  • (参加)資格停止処分を受ける   - be stripped of one's eligibility to participate in ...

 

 

☆今日の使える表現

・~から…を全面排除する   - institute a blanket ban on ... from ~ 

・…が ~できる道を残す   - leave room for … to ~

国際オリンピック委員会(IOC)はロシア選手団をリオ五輪から全面排除せず、過去にドーピング違反がないなどの条件を満たした選手が出場できる道を残した

... the International Olympic Committee (IOC) decided not to institute a blanket ban on all Russian athletes from the Games, leaving room for those who meet certain criteria, including those who have never violated doping regulations, to participate.

 

 

・~と…とのバランスをとる   - strike a balance between ~ and ...

IOCのバッハ会長は「ロシアの国全体の責任、選手個人の正当な権利とのバランスをとらねばならなかった」と説明したが、…

IOC President Thomas Bach explained that there was a need to strike a balance between the responsibility of Russia as a state and the legitimate rights of individual athletes, …

 

 

・~に関与する   - have a hand in ~ing

しかもスポーツ省主導の下、治安機関や検査機関などが隠蔽工作に関与したと認定したためだ。

 Moreover, WADA had determined that under the leadership of the Russian Ministry of Sport, Russian public security and inspection agencies had had a hand in covering up such violations.

 

 

・~の責任を不問に付す   - overlook the responsibility of ...

IOCはROCの責任を不問に付すようなことがあってはならない。

The IOC must not overlook the responsibility of the ROC.

 

 

 

☆その他

ロシアの組織的ドーピングの実態については、今年初めにも、NHK「クローズアップ現代+」で特集されていました。

 

このなかの、室伏広治氏(元・陸上ハンマー投げ選手)の言葉が印象深いです。

 

  • 「やはりスポーツは、自分の力の限界にチャレンジすることがおもしろいのであって、それを不正をして勝つことによっても、本当の喜びっていうものは得られないんじゃないかと思います。そういう意味では、不幸というふうに思えますね。」

 

 

法を犯してまで、絶対に勝利しなくてはいけない。

 

そんなプレッシャーのなかで生きている選手たちが、一番気の毒な気がします。

 

 

 

 

 

今日は以上です。

みなさん、どうぞ良い金曜日をお過ごしくださいね^^

 

 

 

 

 

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ありがとうございます^^