社説でまなぶ時事英語

「時事英語を学びたい!でも英字新聞を毎日読む時間なんてない!」 そんなあなたのための、一日一記事 ・5分で身につく時事英語。日本語の新聞社説とその英語版を読み比べ、時事英単語&使える日英表現をまとめています。

熱中症対策 ~英語で「風通しのよい服」とは?~

おはようございます。RIEです。

今日は、24日に閉幕したG20のことを扱おうと思っていたのですが、先日の読売社説がなかなか面白い題材だったので、まずはそちらを。

 

今日のテーマは、「熱中症対策」です。

 

この社説の何がいいって、「意外と言えない表現」が豊作なのです♪

 

みなさん、

「風通しのよい服」

「こまめに水分を補給する」

・・・って、パッと英語で言えますか?

 

例えば、安全保障関連で「海洋秩序を維持する(maintain a maritime order)」はさっと出てきても、そういうのは苦手という方は多いのではないでしょうか。(少なくとも私はそうです。)

 

それらを英語で何というかは、下記「単語メモ」でご確認ください。

 

この夏、日本在住外国人との雑談に役立つこと間違いなし(笑)!の、今日の社説です

 

 

 

 ☆今日の社説

読売新聞 2016年7月24日社説

 熱中症対策 夏本番へ体調管理を万全に

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”Properly control physical condition to prevent midsummer heatstroke”

 

 

 

*読売新聞社サイトでは、社説バックナンバーは一定期間(約二週間)後にリンク切れとなります。ご注意ください。 

 

⇒リンク切れになりました (8/13)

 

 

 

☆内容ポイント

 ・夏本番を迎え、熱中症には十分気をつけたい。消防庁の速報によると、今年これまで熱中症で搬送された人数は前年同期より多くなっている。患者の半数は65歳以上、多くは自宅で発症している。

 

・こまめな水分・塩分摂取、室温管理、適切な服装、体を冷やす工夫など、各自で熱中症対策を行うことが重要。冷房の効いた公共施設で地域住民が涼しさを分かち合う「クールシェア」も広がっている。独り暮らしのお年寄りへの声掛けなど、近隣住民の心配りも欠かせない。今も4000人が地震被害による避難生活を送る熊本県では、とくに注意が必要。

 

・世界的に温暖化が顕著である。日本政府は、熱中症を健康に対する脅威と位置付けた。街全体の緑化推進など、大きな枠組みでの対策も重要。

 

 

☆単語メモ

  • 熱中症   - heatstroke
  • 体調管理する   - properly control physical condition
  • 「これからが夏本番だ。」   - "High summer will soon be here."
  • 大暑   - this year's taisho, one of the 24 seasonal divisions of a year in the solar calendar
  • ~が過ぎ   - with the passage of...
  • 速報   - a preliminary report
  • 消防庁   - the Fire and Disaster Management Agency
  • 7月11~17日の1週間   - during the one-week period July 11 to 17
  • 前年同期   - the same period a year earlier / the same period last year
  • 通算の搬送者数   - the total number of those transported 
  • 梅雨   - the rainy season
  • 汗をかいて   - through perspiration
  • 水分や塩分が失われる   - a loss of water and salt 
  • 体温調節がうまくできない   - cannot properly control one's temperature
  • めまい   - dizziness
  • 手足のしびれ   - numbness in a limb
  • けいれん   - convulsions
  • こまめに水分をとる   - drink water frequently
  • 水や塩分を摂取する    - intake water and salt
  • 風通しのよい服装   - breathable clothes
  • 体調不良を感じる   - if one feels unwell
  • 涼しい場所で休息する   - rest in a cool place 
  • 保冷剤   - ice packs
  • (~で)頭やわきを冷やす   - cool one’s head and underarms with...
  • 涼しさを分かち合う   -  share in the comfort of coolness
  • 「クールシェア」   - “cool share”
  • 省エネ   -  the saving of energy
  • 独り暮らしのお年寄り   - elderly persons who live alone
  • 近隣住民による声掛け   - neighbors could approach them
  • 心配り   - pay thoughtful attention
  • 避難生活を送る   - live as evacuees 
  • 高温多湿   - hot and humid
  • 熱がこもりやすいテント   - tents that easily trap heat
  • 重労働   - laborious activities 
  • 気候変動の適応計画   - climate change adaptation plan 
  • 健康に対する脅威   - a menace to people’s health
  • 街全体の緑化推進   - the promotion of greening for entire communitie
  • 大きな枠組み   - under a broad framework

 

 

☆今日の使える表現

・~に十分気をつける   - Sufficient care must be taken to prevent...

熱中症に十分気を付けたい

Sufficient care must be taken to prevent the occurrence of heatstroke.

 

 

・無理は禁物   - must avoid doing whatever seems to be extremely diffucult for...

被災した家屋の片づけなどは重労働だけに、無理は禁物である

They must avoid doing whatever seems to be extremely difficult for them, such as laborious activities related to clearing up the mess in their damaged homes.

 

 

・~が顕著である。   - ~ is conspicious.

 日本でも温暖化が顕著だ。

Also in Japan, global warming is conspicuous.

 

 

 

  

ここ数年の日本の夏の暑さ、もはや世界レベルなのかもしれません。

ダイキン工業(株)が2014年に東京在住外国人 100人に実施したアンケートによると、約9割(88%)の回答者が、「自国よりも東京の方が暑い」と回答したそうです。(詳しくはこちら

気温では東京よりも高いとされる中東や東南アジア出身者も、「東京の方が暑く感じる」と答えたとか。

 

 

昔と違って、朝から晩まで、一日中蒸し暑いのがつらいところですよね。

「夕涼み」という言葉が似合うような、情緒ある日本の夏がいつか戻ってきますように。

 

熱中症には十分気をつけて、夏を乗り切りましょうね。

 

 

 

 

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