社説でまなぶ時事英語

「時事英語を学びたい!でも英字新聞を毎日読む時間なんてない!」 そんなあなたのための、一日一記事 ・5分で身につく時事英語。日本語の新聞社説とその英語版を読み比べ、時事英単語&使える日英表現をまとめています。

アメリカ大統領選 共和党トランプ氏指名

   

 

  とうとう、ここまで来た。

  So it has come to this. 

 

 

おはようございます。RIEです。

いきなり何事かと思われたかもしれませんが、今日の社説から、冒頭の一文です。

 

当ブログも、とうとう、ここまで来てしまいました。

 

「時事英語ブログ」を名乗るからには、いつかは米大統領選に触れたい、触れねばと思っていましたが、なぜか今まで機会がありませんでした。

 

しかし、ついにその日が来たようです。

今日のテーマは、「アメリカ大統領選 共和党トランプ氏指名」です!

 

 

7月18日(現地時間)~21日、オハイオ州クリーブランドにて共和党の党大会が開催され、大統領候補にドナルド・トランプ氏、副大統領候補にインディアナ州知事のマイク・ペンス知事が正式に指名されました。

 

しかし、党大会の場では、党主流派の一部は欠席、 トランプ支持拒否に罵声が飛び交い、さらにはトランプ夫人のスピーチは盗用発覚でのちに謝罪と、異常事態続出だったようです。

 

 

今回の社説は、毎日新聞から。

今日の英訳版、元々トランプ氏に批判的な日本語原文と比較しても、さらに筆致が厳しめにみえるのは、私の気のせいでしょうか。。

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年7月21日社説

 「トランプ氏指名 愚かな「壁」を築くのか」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

” Trump brings nothing to the table but rancor, future discord”

 


 

 

☆内容ポイント

・共和党の大会で、トランプ氏がついに大統領候補に指名された。副大統領候補には、政治経験があり党主流派とのパイプ役になれるペンス・インディアナ州知事が選ばれた。しかし、共和党内の不和、トランプ氏への根強い反感が浮き彫りになる異例の党大会となった。

 

・共和党の政策綱領には、移民対策、安全保障政策など、トランプの主張が随所に盛り込まれ、大きな問題をはらんでいる。また、TPPに慎重な経済政策は、日本にとっても不安材料といえる。

 

・トランプ氏の外交政策には、世界の安全安定への視点が欠けている。共和党綱領は「米国例外主義」を冒頭に掲げ、「米国第一」「米国を再び偉大な国に」と主張するが、米国は特別な国と誇るなら、自国の損得だけでなく世界の利益こそ考えるべきである。 

  

 

☆単語メモ

  • 共和党党大会   - the Republican National Convention (RNC)
  • 共和党大統領候補   - the Republican Party's nominee for president of the United States
  • 実業家のトランプ氏   - businessman Donald Trump
  • ペンス・インディアナ州知事   - Indiana Gov. Michael Pence
  • 暴言   - offensive remarks
  • 不作法   - rude behavior
  • いつかは失速する   - "his candidacy would eventually, inevitably, crash and burn" 
  • (共和)党主流派   - the Republican mainstream
  • トランプ氏の危うさ   - how dangerous Trump is
  • 疑問が渦巻く   - churn with misgivings about …
  • 予備選   - the party's presidential primaries
  • トランプ氏への根強い反感   - a deep vein of anti-Trump animosity
  • …は~に酷似している   - … that appeared to have been copied from ~
  • 共和党の政策綱領   - the Republican platform
  • メキシコ国境に壁を造る(という主張)  - his infamous plan for a wall along the U.S.-Mexican border to stop illegal immigration
  • ローマ法王   - Pope Francis 
  • 米国の伝統と美風   - American tradition and customs
  • ~を重んじる   - with its emphasis on respect for …
  • 「日韓核武装容認発言」  - Trump's suggestion that Japan and South Korea acquire nuclear weapons
  • 「イスラム教徒の入国禁止」   - a temporary ban on Muslims entering the U.S
  • 特別な調査を行う   - apply special scrutiny to …
  • 環太平洋パートナーシップ協定(TPP)   - the Trans-Pacific Partnership free trade pact 
  • 目を引くのは…   - One eye-catching and alarming detail of … is that …
  • 「米国例外主義」   - "We believe in American exceptionalism." 
  • オバマ政権   - the administration of President Barack Obama / the Obama administration
  • 南シナ海での中国の「増長」   - an emboldened China in the South China Sea 
  • 「金一族の奴隷国家」   - "the Kim family's slave state" 
  • 「米国第一」  - "America first"
  • 「米国を再び偉大な国に」   - "Make America great again" 
  • 声高な主張    - the loudly shouted slogans
  • 世界の安定安全   - the safety and stability of the world
  • 自国の損得   - the benefits and losses of one's own nation

 

 

☆今日の使える表現

・~とのパイプ役になる   - act as a bridge with ...

副大統領候補には、トランプ氏と対照的に政治経験があり党主流派とのパイプ役になれるペンス・インディアナ州知事が指名された。

Trump's pick for vice president is Indiana Gov. Michael Pence, an experienced politician (unlike the nominee himself) who can act as a bridge with the Republican mainstream.

 

 

・迷走する   -  drift badly off-course

・~と言うしかない   - There is no other way to describe it.

同党の迷走は深刻と言うしかない

The Republican Party has drifted badly off-course. There is no other way to describe it.

 

 

・~にとって大きな不安材料だ   - a cause of serious concern for ...

トランプ氏に合わせて、綱領が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に慎重な態度に転じたのも日本にとって大きな不安材料だ

The Republican platform's cautious attitude to the Trans-Pacific Partnership free trade pact is also a cause of serious concern for Japan.

 

 

 

☆その他

今回の異例づくめの共和党大会については、以下のサイトに詳しく載っています。

ご興味ある方はどうぞ。

 

ちなみに、大統領選そのものについての概要はこちら。

さすがNHK、わかりやすいです。

 

 

トランプ氏が共和党候補になるとは、一年前には予想だにしてませんでしたよね。

11月8日の投票日にかけて、目が離せません!

 

 

今日は以上です。

それでは、皆さん、良い一日をお過ごしください。 

 

  

 

 

 

 

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(25日時点で「英語学習法」カテゴリー第1位!ありがとうございます…!)

【まとめ】 今週のレビュー(英語記事・動画など)7/18 ~7/23

こんにちは。

今日は日曜日ですね♪

 

いつもの社説は一回お休みして、今日は、当サイトで今週あつかったテーマを振り返ってみようと思います。

また、せっかく時事英語の単語・表現を一緒にまなんでいるので、当サイト記事のほかに、そのテーマに近い内容の英語動画や英文記事もつけてみました。

 

 「一日5分」とはいかないかもしれませんが、いつもよりじっくり楽しめる(?)「応用編」とお考えください^^

 

お仕事がお休みの方は、カフェで優雅にコーヒーでも飲みながら、リラックスしてご覧くださいね。

 

 

天皇陛下「生前ご退位」のご意向…


関連動画


 

トルコ軍反乱 鎮圧が国民融和につながるか?

 

関連動画


 

都知事選間近! 「東京の顔」は誰になる?

 

関連記事

 

関連動画 

今回の都知事選にピッタリの動画は見つからなかったのですが、舛添氏の辞任をめぐる英語ニュースがあったので載せておきます。

 

 

 

中国・南シナ海問題② 日中首脳会談


*関連記事はリンク切れとなりました(8/2)。

 

日中首脳会談の詳細については、外務省ウェブサイトに載っています(和訳あり)

Japan-China Summit Meeting | Ministry of Foreign Affairs of Japan

 

 

 

2016-07-22

最新GDP発表☆ 中国成長横ばい

 

 関連記事

The New York Times

"As China's Economy Slows, Beijing's Growth Push Loses Punch"

 

 

 

2016-07-23

最低賃金増 「一億総活躍」の土台に

関連記事。

2015年のものですが、「日本の最低賃金はラーメン一杯分」というタイトルが面白かったので^^

 

 

 

今日は以上です。

ネットでざっと探してみたものですが、英語学習のお役にたてれば幸いです。

「ほかにもっとピッタリの動画や英文記事があるよ~」という方は、コメント欄等でぜひお知らせください^^

 

さて、英日素材も集まったことですし、私はこれから通訳練習でもするとします(優雅でない週末…)。

 

では、皆さん、どうぞ良い週末をお過ごしください。

 

 

 

 

 

 

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23日時点で、「英語学習法」カテゴリー・第一位!

ありがとうございます!!

最低賃金増 「一億総活躍」の土台に

おはようございます。RIEです。

今日のテーマは、「最低賃金」についてです。

私たちにも身近な話題ですね。

 

    必ずチェック最低賃金 

↑ 厚生労働省のサイトからお借りしました。

「働き蜂が女王蜂に最低賃金UPをアピールしている」…ということでしょうか?

 

ちなみに、「最低賃金制度」の概要は以下とのことです(上記サイト参照)。

 

  • 最低賃金法に基づき国が賃金の最低額を定め、使用者は、その最低賃金額以上の賃金を労働者に支払わなければならないとする制度
  • 産業や職種にかかわりなく、各都道府県に1つずつ、全部で47件の最低賃金が定められている。

 

この最低賃金の金額を、いくらに設定するべきか。

今年度の改定案をめぐり、ただいま議論の真っただ中のようです。

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年7月20日社説

 「最低賃金増 「1億総活躍」の土台に」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Minimum wage hike necessary 1st step to working life revolution”

 

 


 

☆内容ポイント

 ・今年度の最低賃金の改定にむけ、政府の議論が大詰めを迎えている。安倍政権の「1億総活躍プラン」では最低賃金を毎年3%ずつ上げるとしている。実現すれば過去最大の伸びとなる。非正規社員の待遇改善を含めた働き方改革は「1億総活躍プラン」の最優先課題であり、安倍政権の本気度が試される。 

 

・現在の日本の最低賃金は、世界的に見ても低い水準にある。また、アベノミクスで失業率が改善されたとされるが、増えているのは最低賃金に近い報酬の非正規社員である。最低賃金の引き上げ、および「同一労働同一賃金」の導入は、生活を重視するワーク・ライフ・バランスの実現に貢献し、働き方改革を支える土台となるだろう。

 

 

☆単語メモ

  • 最低賃金   - minimum wage 
  • 最低賃金増   - minimum wage hike 
  • 中央最低賃金審議会   - The Ministry of Health, Labor and Welfare's Central Minimum Wages Council 
  • 「一億総活躍プラン」   - The government's "dynamic engagement of all citizens" plan 
  • 時給1,000円   - 1,000 yen per hour 
  • (現在は798円)   - (against the current average of 798 yen)
  • 経済財政諮問会議   - a Council on Economic and Fiscal Policy meeting
  • 非正規社員   - non-permanent employees
  • 待遇改善    - improve working conditions (for...) 
  • 日本弁護士連合会   - The Japan Federation of Bar Associations
  • 50円引き上げ    - a 50 yen-per-hour boost
  • アベノミクス   - the "Abenomics" package of economic policies
  • 失業率   - the unemployment rate 
  • 社会的格差を縮める   - narrow the gap between Japan's haves and have-nots
  • 消費を喚起する   - spark more consumer spending
  • 経済協力開発機構   - the Organization for Economic Co-operation and Development (OECD)
  • 「同一労働同一賃金」   - Equal pay for equal work 
  • ワーク・ライフ・バランス   - a good work-life balance
  • 一定の担保になる   - provide a certain level of pay security 
  • 下請け   - subcontractor 
  • 最近の春闘   - the recent labor negotiation season
  • 毎年ベアが実施されている   - basic pay has in fact risen annually
  • 労使交渉   - negotiations between labor and management 
  • 働き方改革   - the desired revolution in the working lives of Japanese 

 

 

☆今日の使える表現

 

 ・議論が大詰めを迎える   - approach the end of its deliberations

 中央最低賃金審議会の議論が大詰めを迎えている

The Ministry of Health, Labor and Welfare's Central Minimum Wages Council is approaching the end of its deliberations, …

 

 

・~の本気度が試される   -  …will be a test of one's commitment level

非正規社員の待遇改善を含めた働き方改革は「1億総活躍プラン」の最優先課題であり、安倍政権の本気度が試される

The top priority for the "dynamic engagement" plan is improving working conditions for non-permanent employees, and will be a test of the Abe administration's commitment level.

 

 

・~の本丸   - the core element of ...

働き方改革の本丸と目されているのが「同一労働同一賃金」である。

Equal pay for equal work is generally understood to be the core element of any real revolution in the way we work in this country.

 

 

・正反対の結果を招く   - push ... in the opposite direction than intended

制度設計次第で正反対の結果を招く可能性もある。

In other words, the government's plan may push wages in the opposite direction than intended.

 

 

   

安定した雇用に縁のない私、この件は本気で他人事ではありません…!!

 

「最低賃金制度」については、厚生労働省が特設サイトを設けています。

とても詳しい説明が載っていますし、動画には「おそ松さん」もいます(!)

興味を持たれた方はぜひご覧ください。

 

 

今日は以上です。

皆さん、よい週末をお過ごしください。

 

 

 

 

 

 

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中国の最新GDP発表☆ 中国成長横ばい

おはようございます。RIEです。

今日のテーマは、「最新GDP発表☆ 中国成長横ばい」です。

(☆に意味はありません。ちょっとAKBみたいかなと…)

  

先日、2016年4月~6月期の中国国内総生産(GDP)が発表されました。

実質ベースで、前年同期比6.7%増となったとのこと。

今回の社説は、その数字をどうみるか、中国経済の課題とはなにか、などについてです。

 

 

今日は読売新聞の社説からですが、同社サイト上の社説ページは、残念ながら約二週間後にリンク切れとなります。

同テーマで切り口も似ている記事を見つけたので、ご参考まで、以下に貼っておきますね。

(こちらはリンク切れしませんように!)

 

 

☆今日の社説

・読売新聞 2016年7月18日社説

 「中国成長横ばい 過剰な生産設備の是正を急げ」

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”China’s excessive production capacity must be cut to ensure stable growth”

 

 

 

 ⇒リンク切れになりました (8/13)

 

 

 

 

☆内容ポイント

 ・中国の今年4~6月期の実質国内総生産(GDP)は前年同期比6・7%増となった。成長率は前期から横ばいで、4四半期ぶりに下げ止まったが、リーマン・ショック以来7年ぶりの低成長。投資や輸出が振るわず、高度成長の原動力だった「世界の工場」モデルの限界が鮮明となった。

 

・習近平政権は、投資中心の高成長から、消費主導の「新常態」(ニューノーマル)への転換を目指しているが、肝心の消費は力強さを欠いている。中国の経済運営には、過剰生産・設備の整理、非効率な国有企業(「ゾンビ企業」)の淘汰、不良債権問題など、多くの難題がある。

 

・中国経済の変調は、英国のEU離脱問題と並ぶ世界経済のリスクといえる。中国と取引のある日本企業も、その推移を見極めた対応が大切である。

 

 

☆単語メモ

  • 実質国内総生産(GDP)   - real-term gross domestic product
  • 過剰な生産設備   - excessive manufacturing facilities 
  • 構造改革   - structural reforms 
  • ~の難題に取り組む   - face the arduous challenge of streamlining 
  • 淘汰する   - curtail  
  • 景気の腰折れ   - a sudden business slowdown
  • 前年同期比   - when compared to the same period last year
  • 投資や輸出が振るわず   - Given the slackening of investments and exports,
  • 「世界の工場」モデル   - China’s “world’s factory” model
  • 高度成長の原動力   - a driving force for high growth
  • 習近平政権   - The Chinese administration of President Xi Jinping 
  • 投資中心の高度成長   - investment-centered high growth
  • 消費主導で安定成長する   - consumption-led stable growth. 
  • 「新常態」(ニューノーマル)  - a “new normal” state 
  • 鉄鋼、石炭などの過剰生産   - the overproduction of steel and coal 
  • 粗鋼   - crude steel 
  • 大型景気対策    - a large-scale stimulus package
  • リーマン・ショック   - the collapse of Lehman Brothers.
  • 操業停止   - suspending operations at facilities
  • 旧式の高炉   - old blast furnaces
  • 国有企業   - state-owned businesses
  • 地方政府の関連企業   - firms related to local governments
  • 「ゾンビ企業」   - “zombie companies”
  • 不良債権   - nonperforming loans 
  • 不採算企業   - unprofitable businesses
  • 不良債権残高   - outstanding nonperforming bank loans 
  • 1兆元余   - slightly more than 1 trillion yuan
  • 官から民へ   - from the public to private sector
  • 金融不安を招く   - trigger financial unrest
  • 推移   - how the matter evolves 

 

 

☆今日の使える表現

・横ばい   - level off

・下げ止まる   - a downtrend is halted

 成長率は前期から横ばいで、4四半期ぶりに下げ止まったが、リーマン・ショック以来7年ぶりの低成長だ。

The growth rate leveled off from the previous quarter, and a downtrend was halted for the first time in four quarters.

 

 

・焼け石に水   - pouring water on a hot stone

(旧式の高炉などで操業停止の動きもあるが、)焼け石に水だ。

However, this is akin to pouring water on a hot stone.

*be akin to  ~と同種(類似)である

 

・~という見方も根強い   - it is strongly believed (that) ...

…実態は数倍に上るという見方も根強い

However, it is strongly believed the actual figure is several times larger.

 

 

・微妙なバランスを図る    - maintain the sensitive balance between ... and ...

改革と景気の微妙なバランスをどう図っていくか

How can China maintain the sensitive balance between reform and business?

 

 

 

☆お知らせ

先日に引き続き、他の方のブログで、当ブログを紹介していただきました。

ありがたいことです…;;

 

酒井さんは、日本で唯一(?)「稼げる通訳者養成」を専門とされているプロフェッショナル・コーチの方です。

私も少し前からコーチングでお世話になっていますが、通訳関連に限らず、自分が「やりたい」と思ったことの実現スピードが、格段に速くなりました。

何事も、プロというのはすごいですね。

 

「一人前の通訳者になる」のが今の目標ですが、いつかは「稼げる通訳者」になれたらいいな^^

どの道も厳しいですが、半歩ずつでも前に進んでいることを信じて、今日も明日も精進するしかありません。

 

社説も毎日読んでいきますので、これからもどうぞおつきあいください^^

 

 

 

 

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中国・南シナ海問題② 日中首脳会談

 

おはようございます。RIEです。

今日のテーマは、「中国・南シナ海問題② 日中首脳会談」です。

 

先日、当ブログでは、中国の南シナ海進出をめぐるハーグ仲裁裁判所判決についての社説を読みました。

 

今日は、その後の展開についてです。

 

安倍総理大臣は、15日午後、ASEM(アジア・ヨーロッパ首脳会議)に出席するため訪れたモンゴルで、中国の李克強首相と会談しました。

日中首脳会談は、去年11月に韓国のソウルで行われて以来、8か月ぶりとのことです。

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年7月16日社説

「日中首相会談 対話継続が双方の利益」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Continuing dialogue will benefit both Japan and China”

 


 

☆内容ポイント

・安倍晋三首相と中国の李克強首相が、モンゴルで開かれているアジア欧州会議(ASEM)首脳会議に合わせて会談した。南シナ海問題をめぐり、ハーグの仲裁裁判所が判決を出した直後だったため、会談の実現が危ぶまれていた。会談は平行線のまま終わったとされるが、こうして対話を積み重ねていくことが重要である。

 

・中国は仲裁裁の判決に反発、さまざまな反論をしている。日本はASEAN加盟国などと協力して、中国が海洋の法秩序を守り国際社会の一員としての責任を果たすよう、粘り強く説得するべき。

 

・世界経済の安定やテロ対策、安全保障など、日中間には多くの課題がある。幅広い分野で対話を継続することが双方の利益になり、地域の安定につながっていくだろう。 

 

 

☆単語メモ

  • 李克強   - Li Keqiang
  • 中国首相   - Chinese premier
  • アジア欧州会議   - the Asia-Europe Meeting summit 
  • ~に合わせて   - on the sidelines of 
  • 判決を出す   - hand down a ruling 
  • 意見をぶつけ合う   - frankly exchange views
  • ~に積極的に発信する   - actively express one's opinions 
  • 東シナ海   - the East China Sea
  • 立場の(大きな)違いを埋める    - narrow the (wide) perception gap over... 
  • 挑発的行動   - provocative acts
  • ~への反発から   - in protest against ...
  • ~に反論する   - argue against ...
  • 国際海洋法裁判所   - the International Tribunal for the Law of the Sea
  • 政治的な意図をもって   - with certain political goals in mind
  • 言いがかりに近い主張    - almost a smear tactic
  • 国連海洋法条約   - the U.N. Convention on the Law of the Sea
  • (~の)手続きに沿って   - in line with the procedures (provided for by ...)
  • 的外れ   - missing the point
  • 東南アジア諸国連合(ASEAN)   - An Association of Southeast Asian Nations (ASEAN)
  • 外相会合   - foreign ministerial conference
  • (ASEAN)地域フォーラム   - Regional Forum 
  • 主要20カ国・地域(G20)首脳会議   - a G-20 summit meeting 
  • 日中韓首脳会談   - a Japan-China-South Korea summit 
  • 海洋の法秩序   - law and order on the sea 
  • 協力強化   - step up cooperation
  • 中国経済の減速   -the slowdown of the Chinese economy 
  • 危機に陥る   - plunge into crisis
  • テロがアジアに浸透しないように   - to block terrorism from infiltrating Asia
  • 中国軍艦   - Chinese military vessels 
  • 日本周辺海域   - the seas around Japan
  • 危機管理メカニズム   -  a crisis-management mechanism
  • 双方の利益になる   - be beneficial to both countries

 

☆今日の使える表現

 

・~するか危ぶまれていた   - It had been doubted whether ...

今回は、ハーグの仲裁裁判所が南シナ海での中国の主張を全面的に否定する判決を出したばかりで、中国が激しく反発している状況だけに、会談が実現するか危ぶまれていた

It had been doubted whether the meeting would even take place after an international tribunal handed down a ruling dismissing China's territorial claims in the South China Sea.

 

 

・~は意義がある   - it is of great significance that ...

両氏が直接、意見をぶつけ合う機会が持てたのは、意義がある

it was of great significance that Abe and Li had an opportunity to frankly exchange views.

 

 

・~について平行線のまま終わる   - remain at odds over...

会談では、南シナ海や東シナ海の問題について、互いの主張は平行線のまま終わったようだ。

During the meeting, Abe and Li reportedly remained at odds over issues relating to the East China and South China seas.

 

 

・~する予定である   - be scheduled for 名詞 / to 動詞

                                   - be slated for 名詞 / to 動詞 (*主に米国用法)

                                   - be expected for 名詞 / to 動詞

今月下旬には東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相会合や地域フォーラム、9月初めに主要20カ国・地域(G20)首脳会議、年内には日中韓首脳会談が開かれる予定だ

An Association of Southeast Asian Nations (ASEAN) foreign ministerial conference and Regional Forum is scheduled for late July, and a G-20 summit meeting is slated for early September. Moreover, a Japan-China-South Korea summit is expected to be held by the end of this year.

 

 

 

☆(私が)嬉しいお知らせ

 

昨日、ブログ「50歳で始めた通訳訓練」にて、当ブログを「優良ブログ」として紹介していただきました!

 

こちらは、「通訳学校の生徒なら、必ず一度は読んだことがあるのでは?」と思うくらい、通訳志望者・業界関係者にはお馴染みのブログです。

もちろん私も愛読者です。ブログ始めてよかった〜( ;  ; )

Shiraさん、ありがとうございました。

 

 

 

日々、自転車操業で更新中ですが、皆さまからフィードバックやコメントをいただくことが、とてもよい励みになっています。

今後ともよろしくお願いいたします^^

 

 

 

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都知事選間近! 「東京の顔」は誰になる?

こんにちは。RIEです。

今日のテーマは、「2016 東京都知事選」です。

 

都知事選も間近。候補者も出そろい、選挙キャンペーンも盛り上がってきました。

 

次の都知事は、その任期が「2020年オリンピック・パラリンピック」の準備・開催時期とほぼ重なります。

そんな晴れがましい舞台で、「Tokyoのトップ」として世界の注目を浴びるなんて、都知事冥利につきるってものですよね。これは選挙戦も、今後ますます熱を帯びそうです。

 

 

 ☆今日の社説

・読売新聞 2016年7月15日社説

「都知事選告示 重責全うする「顔」を今度こそ」

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”Choose new ‘face of Tokyo’ who will properly fulfill duties of governor”

  *読売新聞サイトでは、社説は一定期間(約二週間)後にリンク切れになります。ご注意ください。

  

**リンク切れになりました。(7/31)

 

 

☆内容ポイント

・東京都知事選が告示された。元総務相の増田寛也氏(自民、公明両党などが推薦)、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(民進など4野党推薦)、元防衛相の小池百合子氏ら21人が立候補した。

 

・前都知事2人は、ともに高い知名度を武器に当選したが、政治とカネの問題で辞職した。今回も知名度頼みの選考となった印象が強いが、都政の安定を取り戻し、重責を全うことができる人物を、今度こそ見極めたい。

 

・新知事は、2020年東京五輪・パラリンピックへの準備が最大の使命。また、少子高齢化対策や大規模災害への備えなど、都政の課題は多い。候補者はそれぞれの政策の実現性を競い、31日の投票日に向け、密度の濃い論戦を展開するべきである。

 

 

☆単語メモ

  • 「(東京の)顔」   - 'face of Tokyo'
  • 東京都知事選   - The Tokyo gubernatorial election
  • 告示される   - officially kick off
  • 都政   - metropolitan politics
  • ~の安定を取り戻す   - put ... on a stable footing
  • 重責を全うする   - fulfill the heavy responsibilities of the office
  • 立候補する   - file one's candidacy
  • ~が推薦する   - be supported by ... / backed by... 
  • 高い知名度   - strong name recognition
  • 真に資質に優れた知事   - a governor with impeccable character
  • 東京一極集中   - the heavy concentration [of business and population] in Tokyo
  • 地方の衰退   - the stagnation of local regions
  • 分かりやすい説明   - easy-to-understand explanations
  • 公約   - campaign pledge
  • 都民   - Tokyo's citizens
  • 都議会   - the Tokyo Metropolitan Assembly
  • 第三者委員会   - a third-party panel
  • 2020年東京五輪・パラリンピック   - the 2020 Tokyo Olympic and Paralympic Games
  • 少子高齢化   -  the aging society and low birthrate
  • 大規模災害   - large-scale disasters
  • 待機児童問題   - waiting lists for nursery schools
  • 首都直下地震   - earthquakes occuring directly beneath the capital
  • 保育士の待遇改善   - "improved salaries for nursery school teachers"
  • 建物の強靭化   - strengthening houses and other structures
  • ~をゼロにする   - reduce ...  to zero
  • 在任中に   - while in office
  • 投票日   - voting date
  • 密度の濃い論戦   - debates that have substantial content

 

 

☆今日の使える表現

 

・~は迷走を重ね、   - take convoluted pathes in ~ing

しかし、政党による候補者選びは迷走を重ね、…

However, the political parties repeatedly took convoluted paths in selecting their candidates, …

 

・~に…をアピールする   try to impress ~ with ...

岩手県知事も務めた増田氏は、豊富な行政経験をアピールする

Masuda, who has served as Iwate governor, is trying to impress voters with his abundant administrative experience

 

・~を…にまで持ち込む   - bring ~down to ...

国政での野党共闘の枠組み都知事選にまで持ち込み、統一候補とした4党の対応も疑問だ。

The cooperation of the four opposition parties supporting Torigoe is questionable as it brings the election cooperation framework at the national level down to the gubernatorial election.

 

・課題は山積みしている   - face a plethora of issues

都政の課題は山積している

The Tokyo metropolitan government faces a plethora of issues.

(plethora [pléθərə] of... 大量の、過多の)

 

 ・~を実行に移す   - translate ... into action

 公約を実行に移すための具体策こそが問われている。

It is most important to take specific steps to translate pledges into action.

 

 

☆その他

以下のThe Wall Street Journal 記事「5Things on Tokyo's Governor-Race Candidates」では、小池氏、増田氏をはじめ、有力候補者のバックグラウンド等が紹介されています。

 

 

紹介の内容はおおむね国内報道と同じようですが、小池氏の欄にだけ、「a fluent English speaker(英語が堪能)」との情報が入ってました。

「a fluent Arabic speaker(アラビア語が堪能)」なら特記するのもわかりますが、わざわざ英語力の方に触れているのが興味深い。

海外メディアにとっては、日本の政治家が英語堪能というのは、それだけ珍しいことなのかもしれませんね。

 

 

*各政党の英語名(2016年7月現在)については、以下の過去記事にまとめてあります。よければこちらもご参照ください。

 

今日は以上です。

みなさん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

 

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トルコ軍反乱 鎮圧が国民融和につながるか?

こんにちは。RIEです。

今日のテーマは、「トルコ軍反乱 クーデター未遂」です。

 

最近は毎日のように、世界のどこかで大きな事件が起きていますね。。

各地でテロや襲撃事件などが相次いでいるなか、なんと、トルコでは7月15日(現地時間)、軍によるクーデター未遂が発生。

同国のエルドアン大統領は16日に鎮圧宣言を出しましたが、多くの死傷者が出ました。

 

事件の詳細および18日時点での進展を知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

 

このテーマの社説はぜひ読みたいと思っていたのですが、サイト上に日英対訳が揃っているのは「読売新聞」のみでした。

読売新聞サイトでは、社説は一定期間(約二週間)後にリンク切れになります(泣)。ご注意ください。

 

 ☆今日の社説

・読売新聞 2016年7月17日社説

「トルコ軍反乱 鎮圧が国民融和につながるか」

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”Would suppression of military revolt in Turkey lead to reconciliation? ”

  

 

→リンク切れになりました。。

 

 

 

☆内容ポイント

・トルコの首都アンカラと最大都市イスタンブールで、軍の一部がクーデターを企てた。交戦や爆発により多数の死傷者が出たが、政府を支持する軍と警察が反乱軍をほぼ制圧した。クーデターの試みは失敗に終わり、多くの兵士が殺害、拘束された。

 

・今回の反乱は、政権が宗教色を強め、憲法改正などで軍の権限縮小を断行したことに対する不満が背景といわれる。「政教分離の世俗主義」を国是とするトルコにおいて、軍は「世俗主義の守護者」を自任する。軍はこれまでも、政府のイスラム化や政治腐敗を理由にクーデターを起こしている。

 

・エルドアン大統領は、経済成長を主導した実績を基に、イスラム教徒寄りの政策を進めてきた。問題は、その強権的な手法によって、国内のあつれきが増していること。エルドアン氏が世俗主義者らとの融和を図らなければ、政情の安定は期待できない。

 

・今回の事態による中東情勢の一層の悪化を防ぐため、トルコが米国・EUとの協調を維持すること、さらに、国際社会による積極的関与が欠かせない。

 

☆単語メモ

  • エルドアン大統領   - President Recep Tayyip Erdogan
  • 鎮圧   - suppression
  • 政権を転覆させる   - overthrow a government
  • さらなる流血を回避する   - further bloodshed will be averted
  • クーデターを企てる   - attempt a coup
  • 戦車を展開する   - deploy tanks
  • 放送局を占拠する   - occupy broadcasting stations
  • 交戦   - clashes of arms
  • 多数の死傷者が出た   - result in a large number of casulties
  • 主要道路   - arterial roads
  • 反乱軍   - the rebel troops
  • 秩序の回復を求める   - call for the restoration of order
  • 長期化する   - continue for an extended period
  • 宗教色を強める   - become even more religious
  • ~を国是とする   - stand by its national principle of ...
  • 政教分離   - the separation of religion and politics
  • 世俗主義   - secularism
  • 「世俗主義の守護者」   - "the defenders of secularism"
  • イスラム化   - Islamization
  • ケマル・アタチュルク(トルコ初代大統領)   - Kemal Ataturk
  • 夜間の酒類販売禁止   - a ban on the sale of alcoholic beverages at night
  • イスラム教徒寄りの政策   - policy measures marked by a tilt toward Muslims
  • 強権的な手法   - iron-fisted approach
  • あつれきを増す   - heighten friction
  • 反政府デモ   - antigovenment demonstrations
  • 弾圧する   - crack down
  • 言論機関   - organs of public opinion
  • 独立を主張するクルド人武装勢力   - armed groups of separatist Kurds
  • 「イスラム国」  - the Islamic State of Iraq and the Levant (ISIL) 
  • 〜と融和を図る   - facilitate reconciliation with...
  • 有志連合   - the coalition of the willing
  • 中東情勢を一層悪化させる   - further exacerbate the situation in the Middle East

 

☆今日の使える表現

・~を自任する   - see oneself as...

軍は「世俗主義の守護者」を自任する

The military see themselves as “the defenders of secularism.”

 

・~を率いて、~の舵を取って   - at the helm of ...

エルドアン氏はイスラム穏健政党を率い、2003年から首相、14年から大統領を務める。

At the helm of a moderate Islamic party, Erdogan became prime minister in 2003 and president in 2014.

 

・~を管理下に置いた   - control has been exercised over...

反政府デモを弾圧し、政権に批判的な言論機関を管理下に置いた

Antigovernment demonstrations have been cracked down on, and control has been exercised over organs of public opinion critical of the government.

 

・泥沼化する   - turn into a quagmire

独立を主張するクルド人武装組織との戦闘が泥沼化し、…

Fighting against armed groups of separatist Kurds has turned into a quagmire,…

(quagmire [kwǽgmàiər] 1.ぬかるみ、沼地、泥沼、2.窮地、ピンチ、苦境)

 

 

今日は以上です。

 

犠牲となった方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

個人的に、トルコは大好きな国の一つです。

人々が心穏やかに過ごせる日々が早く戻ってきますように。

 

 

 

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天皇陛下「生前ご退位」のご意向…

 

おはようございます。RIEです。

すでに7月も後半。早いですねえ。

 

今日は、毎日新聞の社説から。

テーマは「天皇陛下「生前ご退位」のご意向」です。

 

まず、皆さんが一番知りたい(であろう)ことにお答えします。

 

「生前退位」の英訳は・・・

 

「the abdication of the Emperor」です!!

 

  *abdicate [ǽbdikèit]  退く、退位する、辞任する、(王位などを)放棄する

 

この単語、ご存知でしたか?

私は日本語でも初めて聞きました。。

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年7月14日社説

「天皇陛下のご意向 国民全体で考えたい」

 

 ・The Mainichi (上記社説の英訳)

”All of Japan should think about Emperor's desire to abdicate”

 


 

☆内容ポイント

・天皇陛下が「生前退位」のご意向を周囲に示されていることが明らかになった。ご高齢、ご体調不良などで公務に差し支えが生じる前に、天皇の位を皇太子さまに譲るお考えとみられる。

 

・陛下は現行憲法下で初めて象徴天皇として即位された。従来の慣行にとらわれず、被災地視察や戦跡慰霊など、「国民とともに歩む」象徴天皇として、そのあるべき姿を常に希求されてきた。

 

・皇室典範には、天皇の生前退位の規定はなく、これを行うには国会で法改正が必要となる。国民全体でその思いを受け、考えたい。

 

 

☆単語メモ

  • 天皇陛下   - Emperor Akihito
  • 美智子皇后   - Empress Michiko
  • 皇太子   - Crown Prince Naruhito
  • 「生前退位」   - the abdication of the Emperor
  • 象徴天皇   - the symbol of the state (and of the unity of the people)
  • 公務を行う   - perform one's official duties
  • 即位する   - accede to the Chrysanthemum Throne
  • 即位   - enthronement
  • 皇室典範   - the Imperial House Law
  • 「平成の皇室」   - a unique Heisei-era Imperial Household
  • 「国民とともに歩む」   - always stay together with the people
  • 戦争がもたらした深い傷   - the scars caused by World War II
  • 戦跡   - battle sites
  • 慰霊する   - console the souls of the war dead
  • 推敲を重ねる   - brush up statements
  • 柔軟な発想をする   - show one's flexible thoughts
  • 従来の慣行にとらわれない   - not bound by customary practices
  • 火葬(される)   - be cremented
  • 土葬(される)   - be buried without cremation
  • 陵   - mausoleum
  • 寄り添うように建てる   -build side-by-side

 

 ☆今日の使える表現

 

・~が明らかになった。- It has surfaced that ...

天皇陛下が「生前退位」のご意向を周囲に示されていることが明らかになった

It has surfaced that Emperor Akihito has expressed his intention to abdicate to his aides.

 

・~のあるべき姿   - what ~ is supposed to represent

陛下は ...(象徴天皇としての)あるべき姿を常に希求されてきた。

Emperor Akihito  … has constantly pursued what the Emperor is supposed to represent.

 

・今年で...から~年目を迎える。   - This year/2016 marks the ~th year since ... 

陛下は今年で在位28年目を迎えられた

2016 marks the 28th year since Emperor Akihito acceded to the throne.

 

 

本日の社説本文には出てきませんでしたが、このテーマの頻出単語を追記しておきます。

  • 宮内庁   - The Imperial Household Agency 
  • 秋篠宮   - Prince Akishino, the second son of the Emperor
  • 皇位継承順位1位   - be first in line to the Chrysanthemum throne 
  • 女性天皇   - a female emperor
  • 女系天皇   - a female-line emperor

などなど。

 

ちなみに、「生前退位」そのものズバリの定訳は無いようです。

外国メディアをざっと見た限り、abdicateの他には、

・retire 

・relinquish his title

・step down

などが使われ、さらに”before he dies”など、説明を加えているところが目につきました。

たとえばこちらの記事では、 retire and relinquish his title と言ってます。

  

今日は以上です。

みなさん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

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【コラム】 社説の日英対訳が読めるサイト(&おわび)

こんにちは。

このブログを始めて、今日で二週間になりました。

読んで下さる方も少しずつ増えてきたようです。ありがとうございます!

 

これまでずっと、社説を読んでは、一人でちまちまとメモを取ってきました。

その記録が少しでも皆様の英語学習のお役に立てるなら、こんなに嬉しいことはありません^^

 

 

今日は日曜日ですし、社説メモはお休みです。

「社説を読んでみようかな」と思っている方のために、新聞社説の日英対訳が読めるサイトをご紹介しますね。

 

私は新聞は紙媒体の方が好きなのですが、便宜上、社説対訳はいつもネットでチェックしています。

 

新聞社にこだわりは・・・とくにありません。

社説の内容自体は、各社の主義主張により多少個性がありますが(テーマが原発関連の時とか)、英語学習という点では、それほどの違いはないと思います。

どこの社でも、日本語の文章はもちろん、英訳の質も保証されています。

 

それぞれの好み、そして「実家が読売を取っていたから、The Japan Newsを読んでみるか」とか、そのくらいの気軽さでよいかと。(とりあえず読んでみることが大切^^)

 

各社とも、各自のウェブサイトにて社説を日々更新しています(掲載にはタイムラグあり)。

 

[読売新聞]

日本語版社説


⇒英訳版(読売の英字新聞”The Japan News”のウェブサイト)

 

 

[毎日新聞]

日本語版社説

 

⇒英訳版(毎日新聞・英語版ウェブサイト)

 

*毎日新聞は、「毎日ウィークリー(Mainichi Weekly)」という週刊英語学習紙も発行しています。こちらは全ページ注釈または日本語対訳つきなので、「社説を読むのはまだ自信がない」という方にもおすすめ。

 

 

[朝日新聞]

日本語社説

*全文を読むには、無料メンバー登録が必要。 

 

⇒英訳版はこちら

 

上記以外にも、朝日新聞には、「朝日の時事英語」という有料サイトがあります。

天声人語や社説の日英対訳、リスニング素材など、時事英語の学習に役立つコンテンツが豊富です。これで月額540円はかなりお得だと思います(私は朝日の回し者ではありませんが)。

 

 

[The Japan Times]

ネットで日英対訳は読めないようですが、日本の英字新聞といえばこちらは外せない。

 

同社は、半期に一度、「Japan Times 社説集」という書籍を発行しています(CD付)。

そこには和訳もついているので、時事英語の参考書として、まとまった分量をこなしたいときなどに便利です。

通訳訓練を始めたころ、かなりお世話になりました。

 

 

 [海外新聞社のサイト]

最後に、海外新聞社の社説が読めるサイトもご紹介しておきますね。

 

日本の新聞社の社説は、国内外の時事問題を把握するには最適ですが、元々日本人が書いたものなので、文章の進め方、言葉の選び方などはやはり日本的な部分もあります。

(もちろん、日本語と英語の対訳を知るという点で、英語学習にはとても効果的ですが。)

 

同じ題材でも海外からの視点を知りたい方、パンチのきいた「英語的らしい」言い回しに触れてみたい方は、海外の新聞社の社説にも目を通してみることをお勧めします。

 

いろいろありますが、例えば、以下など。

 

 ・The New York Times (アメリカ)


The Independent (英国)

The Guardian(英国)

 

 

以上、「社説が読めるサイトまとめ」でした。

 

敷居が高い感じがする「社説」ですが、毎日続けて読んでみると、これが面白い!

世の中の流れがだんだんと見えてくるようになり、なんだかクセになりますよ。

 

おすすめサイトはまだまだあるので、機会があれば、みなさんにご紹介できればと思います。

 

 

☆おわび・・・

昨日まで、当サイトでは、「読売新聞社」ウェブサイト掲載の社説を題材にしてきました。

しかし、読売サイト上では、一定期間が過ぎると、日英社説ともにリンク切れになってしまうことが判明。

当サイトの過去記事でも、すでにいくつかリンクに飛べなくなってしまったものがあるようです。

ご不便をおかけして、申し訳ありません。

 

そういう事情で、今までの記事は、これから毎日少しずつリンク切れとなります。

(ひいい…、何このカウントダウン。

過去記事の気になる社説を読むなら、今のうちですよー;;)

 

それに比べると、「毎日新聞社」サイトは、社説のアーカイブがかなり充実しています。

ただ、英訳がつく社説は一日一本だけで、選択肢が少ないのが残念。

 

まあ、その時々で読んでおきたい出来事・事件もありますし、とくに一社に絞らず、今後はいくつかの新聞社の社説を扱っていこうと思います。リンク切れについては、どうぞご容赦ください。。

 

 

これからも、皆さんと一緒に時事英語を学んでいければ嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

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英国 EU離脱 メイ新首相就任 

おはようございます。RIEです。 

今日のテーマは、「英国 EU離脱 メイ新首相就任」です。

 

先日7月13日(現地時間)、テレサ・メイ (Theresa May) 英国新首相が就任しました。

保守党党首選の相手候補・レッドソム氏の失点により(こちらの炎上発言など)、あれよあれよという間に、首相就任が決まった感がありますね。

 

英国のEU離脱決定後という極めて難しい局面で、いかに手腕を発揮するかが世界中の注目を集めています。

(そして、個人的には、彼女のお洒落っぷりが気になっています。)

 

 ☆今日の社説

・読売新聞 2016年7月13日社説

「メイ英新首相 秩序あるEU離脱の構想示せ」

 

  ・The Japan News (上記社説の英訳)

”Britain’s new prime minister should present orderly EU withdrawal plan”

 

→リンク切れになりました…

 

 

 

☆内容ポイント

・英国のメイ内相が、与党・保守党の党首に選出された。13日に首相に就任する。サッチャー氏以来、2人目の女性英首相。

 

・最大の課題はEUとの離脱交渉。元「残留」支持派で移民流入制限を公約したメイ氏が、英国の利益を守りつつ、EU各国にも説得力のある離脱構想を打ち出せるのか、懸念もある。政治の混乱の収拾、社会の分断への対応、ロンドンと地方の格差の是正など、課題は多い。

 

・離脱派は、国民投票後のビジョンを欠いたまま、内紛に陥って、政権を担う態勢を築けなかった。

 

・英国の離脱問題が世界経済に与える影響は大きい。英国に進出した日本企業も、戦略の見直しを迫られている。メイ氏らは、海外からの厳しい視線を自覚し、行動すべき。

 

 

☆単語メモ

  • 欧州連合(EU)離脱   - Britain's exit from the EU
  • 歴史的な進路変更   - historical change of course
  • 秩序あるプロセス   - in a well-ordered process
  • 与党・保守党   - the ruling Conservative Party
  • 党首選   - the party leadership race
  • ~にとって最善の条件を引き出す   - negotiate the best deal for ...
  • 新たな役割を築く   - forge a new role for oneself in ...
  • 「EU単一市場へのアクセス」  -  access to the single EU market
  • 「ヒトの移動の自由」  - the free movement of people
  • 移民流入制限   - to limit the inflow of immigrants
  • ~を公約する   - pledge to...
  • 貿易・金融サービス分野で   - inthe trade and financial service sectors
  • 主張(態度)を転換する   - make an about-face
  • 離脱派   - pro-exit forces
  • 残留派   - anti-exit forces
  • 民族差別的な嫌がらせ   - ethnic harassment
  • 国民融和   - reconciliation among the people
  • 中長期的には   - in the medium- and long-term
  • 格差の是正   - close the disparity between A and B
  • 地場産業   - local industries
  • 「中央のエリート」  - " the elite of the center"
  • EUの官僚主義   - EU bureaucracy
  • 盟友   - political ally
  • 離反する   - withdraw support
  • 決選投票   - a runoff election
  • 失言により   - due to a gaffe
  • 内粉に陥る   - fall into internal strife
  • ~の急落を招く   - cause steep falls in ...
  • 銀行株   - the stocks of banks
  • 英国に進出した日本企業   - Japanese companies operating in the U.K.

 

 ☆今日の使える表現

・~にはリスクが伴う   - be accompanied by risks

メイ氏は、6月の国民投票に際して、EU脱退に経済的リスクが伴うことなどを理由に、残留を支持した。

In the June referendum, May supported remaining in the EU for reasons including the fact that an exit would be accompanied by economic risks.

 

・~には定評がある   - have an establised reputation for ...

テロ対策などを担当する重要閣僚の内相を6年間務め、安定感には定評がある

May, who has served for six years as interior minister, an important Cabinet post in charge of antiterrorism measures and other policies, has an established reputation for stable management.

 

・~とのそしりは免れない   - can not escape criticism as ...

無責任とのそしりは免れまい

They cannot escape criticism as irresponsible.

 

 

☆メイ氏のお洒落コレクション

豹柄の靴など、かなりのお洒落さんとしても有名なメイ氏。

クールなキャラクターとのギャップもあってか、世界のメディアの注目を集めています。

センスがいいか否かは意見がわかれているようですが、とにかくファッションへの愛を感じます!

私も、新しい靴、買おうかな、、という気になってきました。

ファッション業界の景気がよくなるかも?

 

今日は以上です。

みなさん、良い週末をお過ごしください。