社説でまなぶ時事英語

「時事英語を学びたい!でも英字新聞を毎日読む時間なんてない!」 そんなあなたのための、一日一記事 ・5分で身につく時事英語。日本語の新聞社説とその英語版を読み比べ、時事英単語&使える日英表現をまとめています。

大隅良典 東工大栄誉教授、ノーベル生理学・医学賞受賞!

 

こんにちは。RIEです。

今日のテーマは、「大隅良典 東工大栄誉教授、ノーベル生理学・医学賞受賞」です。

 

 

皆さんご存知の通り、またおひとり、日本人ノーベル賞受賞者が誕生しました。

東京工業大学の大隅良典栄誉教授です。

 

植物や動物などの生物が細胞内で不要なたんぱく質を分解して再利用する「オートファジー(自食作用)」の仕組みを解明したということで、10月3日、ノーベル生理学・医学賞を授与されました。

 

この仕組みは、パーキンソン病やがんなどの病気に関わっていて、新たな創薬に道を開くものとのことです。

 

おめでとうございます!

そして、未来への希望をありがとうございます! 

 

 

 

こういう明るい話題の社説はいいですねえ♪

張り切って読んでいくことに致しましょう!

 

 

 

今日は読売新聞の社説からです。

読売新聞社のサイトでは、残念ながら、社説は一定期間(約二週間)後にリンク切れとなります。ご注意くださいね。

 

 

 

 ☆今日の社説

・読売新聞 2016年10月4日社説

 「ノーベル医学賞 生命が続く仕組み解明に栄誉」

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”Prof. Ohsumi honored for elucidating mechanism of organisms’ survival”

  

 

 

 * リンク切れになりました。

 

 

 

☆内容ポイント

 ・今年のノーベル生理学・医学賞が、大隅良典・東京工業大栄誉教授に贈られた。自然科学分野で3年連続の日本人の受賞となる。授賞理由は、「細胞自食作用(オートファジー)」の仕組みの発見。細胞の中で絶え間なく起きているたんぱく質のリサイクル現象を、遺伝子レベルから明らかにしたことが評価された。

 

・自食作用の仕組みの解明が、パーキンソン病やがんの治療にもつながる可能性があるといわれる。実現に向けて研究開発が加速することを期待したい。

 

・近年は日本人のノーベル賞受賞が相次いでいる。政府が過去に基礎科学を地道に支援したことの成果だろう。大隅氏は「基礎研究を見守ってくれる社会になってほしい」と語る。日本の論文発表数はこのところ低迷しているが、後進の研究者が独創的な分野に専念できる環境を充実させたい。

 

 

 

 

☆単語メモ

  • ノーベル生理学・医学賞   - the 2016 Nobel Prize in Physiology or Medicine
  • 大隅良典・東京工業大栄誉教授   - Yoshinori Ohsumi, an honorary professor at the Tokyo Institute of Technology
  • 解明する   - elucidate
  • 日本発の研究成果   - research results from Japan 
  • 世界に評価される   - be recognized by the world 
  • 生物が安定して生き続ける仕組み   - a mechanism of living organisms’ stable survival
  • 自然科学   - natural science
  • 基礎研究   - basic research 
  • 「細胞自食作用(オートファジー)」  - “autophagy,” a process of “self-eating” by cells
  • たんぱく質   - proteins
  • 細胞の中で絶え間なく起きているたんぱく質のリサイクル現象   - the phenomenon of proteins continuously recycled within cells
  • 遺伝子レベルから   - on a genetic level
  • 自食作用    - the autophagic process 
  • 栄養分   - nutrients
  • 特殊な膜が出現して   - a particular membrane emerges
  • 細胞組織   - cellular tissues 
  • アミノ酸   - amino acids
  • 生命の維持に不可欠な   - essential for the maintenance of life
  • 神経細胞   - nerve cells
  • 心臓の細胞   - cardiac cells
  • 止まることなく動き続ける   - continue working without ever stopping
  • 生命現象の基本原理   - the basic principle of a life phenomenon
  • 研究成果   - the fruit of research
  • ~の発症   - the onset of ... 
  • パーキンソン病   - Parkinson’s disease
  • がん細胞   - cancer cells 
  • 画期的な治療法   - a groundbreaking remedy
  • 動物細胞   - animal cells 
  • 「人がやらないことをやる」  - “I will do what others don’t want to do,” 
  • 独自の視点で   - from one’s original perspective 
  • 科学者の原点   - the starting point for a scientist
  • 日本人ノーベル賞受賞者   - Japanese Nobel Prize winners
  • 基礎科学   - fundamental science 
  • 地道な支援    - steady support
  • 10年、20年を経て   - over the passage of one or two decades
  • 結実する   - come to fruition 
  • ~を見守る   - keep watch over ...
  • 研究現場の活気    - the vitality at research labs
  • 日本の論文発表数    - the number of theses and dissertations announced by Japanese researchers
  • 低迷する   - hover at low levels
  • 独創的な分野   - one's original research field

 

 

 

 

☆今日の使える表現

 

・~が改めて示される   - demonstrate once again that ...

日本の基礎研究が国際的に最高水準にあることが、改めて示された

It has demonstrated once again that Japan’s basic research is at the world’s highest level.

 

 

・~を…に分解する   - decompose ~ into ...

・~を…に作り替える   - transform ~ into ...

一時的に細胞の栄養分が不足しても、特殊な膜が出現して、当面は不要な細胞組織やたんぱく質アミノ酸に分解し、生命の維持に不可欠なたんぱく質に作り替える

Should the cell temporarily run short of nutrients, a particular membrane emerges, decomposing cellular tissues and proteins nonessential for the time being into amino acids, and transforming them into proteins essential for the maintenance of life.

 

 

・~に挑む   - take on the challenge of ...ing

自食作用は20世紀半ばから、動物細胞で観察されていたが、解明に挑む研究者は少なかった。

Autophagy has been observed in animal cells since the middle of the 20th century, but few researchers took on the challenge of elucidating the mechanism.

 

 

・~の機会に恵まれる   - be blessed with the opportunity of ...ing

大隅氏は「基礎的な研究者も(ノーベル賞の)機会に恵まれる、と若い人が知ってくれたら、うれしい」と訴えた。

 Ohsumi said, “I feel happy if young people come to know that basic researchers are also blessed with the opportunity [of winning a Nobel Prize].” 

 

 

 

 

 

☆「オートファジー」について

大隅氏が研究されている「自食作用(オートファジー)」について、専門外の私でもわかるように説明されている(ここ重要…!)ウェブページを探してみました。

 

いくつか紹介しますので、ご興味ある方はご覧ください。

 

 

 

 

 

 

☆関連英語ニュース

関連の英語ニュースも貼っておきますね。

日本人として誇らしいですね^^

 

・CNN

 

・The Guardian


・Reuters (英語動画あり)


 

 

 

今日はとてもおめでたいニュースでしたね。

社説がいつもこうだといいのですが^^

 

 

 

個人的には、大隅氏が、基礎研究の重要性を繰り返し強調されていることがとくに印象に残りました。


 

 

以下、お言葉を引用させていただきます。

「“役に立つ”という言葉が、とても社会をダメにしていると思う。本当に役にたつのは、10年後か20年後か、あるいは100年後かもしれない。社会が将来を見据えて科学を一つの文化として認めてくれるようにならないかと強く願っている」

 

 

大隅氏のお話は科学についてでしたが、近年、高等教育においても、「就職に役に立たない」文学や歴史学などの人文学系は軽視されがちだと聞きます。

外国語教育においては、大学教員が担当するのではなく外部の民間機関にすべて委託してはどうか、という意見もあるとか。

 

実益優先、実学重視に偏りがちな昨今の風潮ですが、大隅氏の偉業が評価されたのをきっかけに、その姿勢が見直されることを願います。

 

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

  

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祭典はまだ終わらない。リオ2016パラリンピック

おはようございます。RIEです。

 

よかった、間に合った! 

今日のテーマは、「リオ2016 パラリンピック 」です!!

 

 

成功裏に幕を閉じたオリンピックに引き続き、リオデジャネイロでは9月7日から18日まで、障害者スポーツの祭典、パラリンピックが開催されています。

 

 

オリンピックのことを何度も取り上げてきた当ブログとしては、パラリンピックについてもぜひ書きたいと思っていました。

 

開会式前後に各紙の社説でも取り上げていたのですが、なかなかブログ記事にできず。。このまま18日の閉会式を迎えてしまうのではないかとヒヤヒヤしてました。

開催期間中にアップできてよかった…と、胸を撫で下ろしております。

 

というわけで、少し前の社説になりますが、いまはちょうど宴もたけなわ。

タイミング的にもちょうどいいですね!(…ということにしておいてください。)

 

 

毎日TVでご覧になっている方も多いと思いますが、ご参考まで、パラリンピックの公式サイトなどいくつか貼っておきますね。

 

・Official website of the Rio 2016 Paralympics

 

 

・日本パラリンピック委員会「リオ2016パラリンピック特設サイト」

リオパラリンピック特設サイト|ホーム

 

 

・NHK(今後の放送予定表も見られます)


 

 

また、当サイトの五輪関連記事のまとめは以下になります。

よかったらあわせてご覧ください。 


 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年9月8日社説

 「パラリンピック 支援を拡大する契機に」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Paralympics a chance to expand assistance to handicapped”

 

 

 

 

☆内容ポイント

 ・障害者スポーツの祭典・パラリンピックが、リオデジャネイロで開幕した。22競技528種目が実施され、約160カ国・地域から過去最多の約4400人が参加。今回、ロシア選手団は、国家主導のドーピング違反を理由に参加が認められなかった。

 

・障害者スポーツの世界では、プロ選手も増え、競技レベルが年々上がっている。義足の性能や公平性を巡る議論は決着していないが、それらを使いこなす筋力は過酷なトレーニングの賜物という。障害者スポーツで使用する義足などの用具や道具は高価であり、それがパラリンピック参加国が五輪より少ない一因となっている。

 

・今大会に選手約130人を送る日本は恵まれているといえる。しかし、経済的な負担のためスポーツができない障害者は少なくなく、スポーツ実施率は健常者の半分以下という。パラリンピックを、障害者がスポーツと出会い、続けるための支援を広げる契機としたい。

 

 

 

☆単語メモ

  • パラリンピック  - the Rio de Janeiro Paralympics
  • 障害者  - physically disabled people / handicapped people
  • 障害者スポーツの祭典  - an international sport festival for handicapped athletes
  • 22競技528種目   - 528 events in 22 sports 
  • 逆境を乗り越えて挑戦する姿   - athletes' desire to win medals by overcoming their handicaps 
  • 見る人の心を揺さぶる    - move spectators
  • ドーピングの力を借りる   - resort to doping
  • 国際パラリンピック委員会(IPC) - the International Paralympic Committee 
  • 国家主導のドーピング違反   - a state-led doping campaign
  • スポーツ仲裁裁判所   - the Court of Arbitration for Sport
  • パラリンピックの価値を守る   - protect the values of the Paralympics
  • スポンサーの支援を受けて   - with support from their sponsors
  • 競技レベル   - the level of competition 
  • 陸上   - track and field
  • 男子走り幅跳び    - the men's long jump
  • 右足が義足   - have an artificial right leg
  • 障害者の世界選手権    - the world championship for disabled athletes 
  • 8メートル40の世界記録をマークする   - establish a world record of 8.4 meters 
  • 国際陸上競技連盟   - the International Association of Athletics Federations
  • 科学的に証明する   - scientifically prove ... 
  • 義足の性能    - the performance of artificial legs
  • (義足使用の)公平性   - the fairness of using artificial legs 
  • 義肢装具士    - prosthetist 
  • 義足の板バネをたわませる    - bend a spring plate in artificial legs 
  • 筋力  - muscle strength 
  • 過酷なトレーニングをする    - undergo intense training
  • 失われた機能を代替する   - make up for lost functions
  • オーダーメードとなる最先端のもの   - cutting-edge, custom-made equipment 
  • 個人が手軽に購入できる値段ではない    - not cheap for individuals to easily buy
  • 日本は恵まれている    - Japan is fortunate (as ...) 
  • 笹川スポーツ財団   - the Sasakawa Sports Foundation 
  • 経済的な負担が重く   - because of the financial burden
  • スポーツ実施率   - the ratio of handicapped people who play sports 
  • 競技の生放送を行う   - broadcast live the competitions 
  • 大会期間毎日   - every day throughout the event
  • スポーツと出会い、続ける   - start and continue playing sports
  • ~への支援を広げる   - expand assistance to ...

 

 

☆今日の使える表現

 

・~は論外だ   - it would be out of the question (for ... to ~)

それだけにドーピング(禁止薬物使用)の力を借りるのは論外だ

 Therefore, it would be out of the question for athletes to resort to doping. 

 

 

・~は年々、上がっている   - ~ have been improving year-by-year

障害者スポーツの世界でもスポンサーの支援を受けて各国を転戦するプロ選手が増えたこともあり、競技レベルは年々、上がっている。 

The level of competition in sports for handicapped athletes have been improving year-by-year as a growing number of professional athletes are competing in various countries with support from their sponsors.

 

 

・一番の注目は~だろう   - ~ has drawn particular attention

その意味で一番の注目は陸上の男子走り幅跳びだろう

In this sense, the men's long jump in track and field has drawn particular attention.

 

 

・~を巡る議論は決着していない   - a dispute over ... has not been settled yet

義足の性能や公平性を巡る議論は決着していない

A dispute over the performance of artificial legs and the fairness of using artificial legs has not been settled yet.

  

 

 

☆義肢装具士(prosthetist)について

今回の社説で、私が新しく覚えた英単語の一つ。

それは、”prosthetist” 。「義肢装具士」です。

 

この英単語、医療関係の方には常識なのかもしれませんが、なかなか普段目にする機会がなくて。。

 

また、その仕事内容についても、今回のパラリンピックを通して、一端を知ることができました。

今回の社説でも名前の挙がった、義肢装具士の臼井二美男さん。

NHKでもいくつか彼の特集が組まれていました。

 

 

今回の社説のなかに、「(パラリンピックを)障害者がスポーツと出会い、続けるための支援を広げる契機としたい。」という一文がありましたが、こうして彼らを後方から支えている人々に光があたることも、パラリンピックの意義といえるかもしれません。

 

4年後の東京五輪・パラリンピックに向けて、支援も応援も盛り上げていきたいものですね^^

 

 

ちなみに私は、東京五輪関連の会議やイベントで通訳の仕事をするのが目標の一つです。

ここで宣言したからには、後には引けません!

がんばります…!!

 

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

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北朝鮮 5回目の核実験を強行!(その2) & 時事問題お役立ちサイト

おはようございます。RIEです。

 

 

昨日に引き続き、今日のテーマは、「北朝鮮 5回目の核実験を強行」です。

 

 

今回は毎日新聞の社説から。重大な事態だけに社説の分量もいつもの倍だったので、二日にわけて掲載しています。

 

今日はその後編として、「今日の使える表現」と、北朝鮮の核ミサイル問題の概要を知るのに便利なウェブサイトをご紹介しますね。

 

内容ポイント」、「単語メモ」等は、以下の前日記事をご参照ください。 

 

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年9月10日社説

 「北朝鮮核実験 国際包囲網もっと強く」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Int'l community needs to pressure N. Korea to abandon nuclear tests”

 


 

  

☆今日の使える表現

 

・焦点となってきたのは…  - Close attention has been focused on ...

北朝鮮が核実験を繰り返す中で焦点となってきたのは、ミサイルに搭載する核弾頭とするための小型化である。

Close attention has been focused on the progress North Korea has made in its efforts to downsize nuclear warheads so that they can be carried by missiles.

 

 

・~の利益に反する  - go against the interests of ... 

北朝鮮の核ミサイル保有は、周辺国すべての利益に反する

North Korea's possession of nuclear missiles would go against the interests of all of its neighboring countries.

 

 

・手詰まり状態にある   - be in a gridlock (in ...ing)

北朝鮮は、国際社会が手詰まり状態にあることを見透かしている。

North Korea is fully aware that the international community is in a gridlock in further stepping up its sanctions against the country.

 

 

・融和的な態度を見せる - show a reconciliatory attitude toward ...

国際社会を脅す国家に融和的な態度を見せ、安易な取引に応じるべきではない。

The United States should not show a reconciliatory attitude toward or accept a deal with a country that threatens the international community.

 

 

・(~な)面は否めない   - there is no denying that ...

その意味ではオバマ政権の対応は理解できるが、結果として北朝鮮の核開発を放置することになった面は否めない

 But there is no denying that the policy of "strategic patience" has ended up allowing Pyongyang to go ahead with its nuclear development. 

 

  

 

 

☆参考サイト

北朝鮮の核・ミサイル問題は、歴史的経緯や各国の事情・思惑なども絡み、非常に根が深く、解決が極めて難しいようです。

しかし、事態が確実に深刻になっているのは、素人目から見ても明らか。。

我々としても、いま何が起きているのかだけでも理解しておく必要がありそうです。

 

 

この問題については、様々なメディアでわかりやすい解説や特集記事を載せています。

今日はそのうちの二つをご紹介しますね。

 

*NHK「時論公論」

 

「時論公論」は、どのテーマを扱っていても非常にわかりやすく、時事問題の情報収集に重宝しています。TVの方の10分間という放送時間もちょうどいいですよね。

通訳学校の授業のための事前準備でも、かなりお世話になりました。

 

 

*毎日新聞 

「質問なるほドリ ~核実験、なぜ繰り返す?~」

 

*上記の英語版

 

実は、この「質問なるほドリ」コーナーは先ほど初めて知ったのですが、「よいサイト発見!」とホクホクしています^^

なんと、全ての質問と回答に英語訳がついているという素晴らしさ。

 

しかし、やはりそんなうまい話はないようで、一定数以上の記事を読むには「デジタル毎日有料会員」になる必要があるとのこと。そこがちょっと残念なところです。

 

ただ、非会員でも、一ヶ月5記事までなら無料で読めるようです(9/15現在)。さらに無料会員に登録すれば、さらに5記事を追加で閲覧できるとのこと。つまり、10記事までは無料で読めるということですね。ご興味ある方は、サイトの方をご確認ください。

 

 

あ、何度も言いますが、私は新聞社の回し者ではありませんので^^;

ありがたく英語学習とブログのネタにさせて頂いてるだけでございます!

 

 

新聞に限らず、このブログは、良いと思ったものはできるだけシェアして、皆さんと一緒に英語力をアップしていければいいな~というスタンスでやっています。

もし時事英語関連のお薦めサイトや学習ツールなどをご存じでしたら、コメント欄などでお気軽に教えていただければとても嬉しいです^^ 

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

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北朝鮮 5回目の核実験を強行!(その1)

こんにちは。RIEです。

なんだかお久しぶりです!

 

ここ数日たてこんでいて、ブログを書くことができませんでした。

先週分のレビューもまだなので、そのうちにまとめてお届けできればと。。

気長にお待ちくださいね^^;

 

 

 

そして!

私がブログから離れている間に、「日本の安全保障を揺るがす重大な事態(社説の原文ママ)」が起きていました!

いくら忙しいと言っても、こ、これは取り上げなくては…時事英語ブログとして…!!

 

 

…というわけで、久しぶりの更新となります。

今日のテーマは、「北朝鮮 5回目の核実験を強行!」です。

 

 

 

9月9日、北朝鮮が5回目となる核実験を強行しました。9日は北朝鮮の建国記念日にあたる日だったそうです。


 

 

観測された地震のエネルギーから、今回の実験は過去最大規模だったと推定されています。

しかし、爆発実験で地震が起きるって、どれだけの威力なのでしょう。恐ろしいですね。。

 

 

 

当ブログでは、8月30日の記事で、SLBMなどミサイルの名称について取り上げました。そこで登場した名前が今回の社説にもいくつか出ています。

 

あの時まとめて覚えたおかげで、今回の記事が少し楽に読めました。

まあ、あまり嬉しくないことではありますが。

 

時事英語ブログで、武器名に触れる必要がまったくない。

早くそんな国際情勢になってほしいものです。

  

 

 

今回は毎日新聞の社説からです。

事態の重さを反映して、社説の長さもいつもの二倍でした。

当然、ブログの今回の単語・表現メモの数もすごいことに^^;今日と明日、二回にわけて掲載しますね。

どうぞおつき合いください。

 

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年9月10日社説

 「北朝鮮核実験 国際包囲網もっと強く」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Int'l community needs to pressure N. Korea to abandon nuclear tests”

 


 

 

☆内容ポイント

 ・9月9日、北朝鮮が核実験を強行した。今回は2006年以降5回目となり、爆発規模は過去最大とみられている。1年に2回の核実験は初めてで、さらに今年はすでに計21発のミサイルを発射している。多くても年数発だった昨年までとは比較にならないペースである。北朝鮮の脅威のレベルが一段と高まったといえ、日本は北朝鮮の核・ミサイル問題への対応の優先順位を引き上げる必要がある。

 

・国際社会は結束して包囲網を強化する必要があるが、現実にできることは限られている。日米韓にはすでに効果的な制裁強化策はほとんど残っておらず、中国は、北朝鮮の核開発には強く反対するものの、金正恩体制の崩壊までは望んでいない。北朝鮮の一連の行動は、国際社会が手詰まり状態を見抜いてのものである。

 

・最大の脅威を受ける国の一つである日本は、関係国に対して、主体的な外交努力を進めていかねばならない。 とくに、北朝鮮への影響力を持つ中国、および、北朝鮮が唯一の交渉相手とみなしている米国への働きかけは重要。米韓両国との連携を改めて固め、国際的な包囲網をさらに強固なものとすることは、日本外交にとって大きな試練である。

 

 

 

☆単語メモ

  • 核実験   - a nuclear test 
  • 核弾頭   - a nuclear warhead
  • 北朝鮮の核・ミサイル問題   - North Korea's nuclear and missile issues
  • 北朝鮮の核開発    - North Korea's nuclear weapons program
  • 日本の安全保障を揺るがす   - pose a serious threat to Japan's security
  • 「核弾頭の威力を判定するための核実験」  - an "explosion test for the judgment of the power of a nuclear warhead"
  • 中距離弾道ミサイル   - medium-range ballistic missiles
  • 「ノドン」  - Rodong
  • 「ムスダン」  - Musudan 
  • 潜水艦発射弾道ミサイル   - a submarine-launched ballistic missile
  • 優先順位を引き上げる  - place higher priority on ...
  • 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長   - North Korean leader Kim Jong Un 
  • 核弾頭の爆発実験   - conduct a nuclear warhead explosion test 
  • 核弾頭を搭載できるミサイルの発射実験   - test-fire missiles capable of carrying nuclear warheads
  • 国営メディア   - state-owned news media 
  • 小型化する   - downsize
  • 北朝鮮の核ミサイル保有   - North Korea's possession of nuclear missiles 
  • 悪夢が現実になるのを防ぐ   - prevent a potential nightmare from becoming a reality
  • かつてないほど厳しい経済制裁を課す   - impose unprecedentedly severe economic sanctions on
  • 金正恩体制    - the Kim Jong Un regime 
  • ~を見透かす  - be fully aware that ...
  • ~を教訓として   - based on the lessons from ..
  • (リビアの)カダフィ政権   - the Muammar Gaddafi regime 
  • 米英との交渉で    - through its negotiations with the United States and Britain
  • 核開発を放棄する  - abandon its nuclear development program 
  • 武力介入   - military interventions 
  • 大きな国際問題となる   - emerge as a major international problem 
  • 日本のほぼ全域を射程に収めるノドン・ミサイル   - Rodong missiles that have almost all parts of Japan within their range
  • 国際包囲網を作る  - establish a coalition against ..
  • ~へ働きかける    - urge ~ to ... 
  • 国連安全保障理事会決議   - a U.N. Security Council resolution 
  • 大国としての責任を果たす   - fulfill its responsibility as a major power
  • 米国だけを交渉相手とみなす  - regard the United States as its sole negotiating partner
  • 「戦略的忍耐」という路線   - a policy of "strategic patience," 
  • オバマ政権になってから   - after Obama took office
  • ~がエスカレートすることを阻止する   - prevent ~ from escalating
  • 大陸間弾道ミサイル(ICBM) - inter-continental ballistic missiles
  • ~と連携して   - join hands with ...
  • 利害を同じくする   - share the same interests with ...
  • 国際的な包囲網をさらに強固なものとする   - reinforce the international coalition against ...

 

 

 

いやはや、今回の社説、長いうえに、(内容が)重いです。

今日はひとまずここまでにして、「今日の使える表現」、参考サイトなどは、明日お届けしますね^^

  

 

今日は数日ぶりの更新となりました。

お休み中もフィードバックやコメントなどいただき、とても励みになりました。

いつもありがとうございます!

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

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更新の大きな励みになります!よろしくお願いいたします^^

 

アフリカ開発会議(TICAD)開催 ~日本ならではの良質な支援を~

 

おはようございます。RIEです。

今日のテーマは、「第6回アフリカ開発会議(TICAD )開催」です。

 

2016年8月27日および28日、アフリカ・ケニアにて、アフリカ開発会議(TICAD)が開催されました。(TICADとは、アフリカの開発をテーマとした、日本主導の国際会議です。)

 

比較的大きなニュースになったので、新聞等でご覧になった方も多いと思います。

 

しかし、今日はすでに9月6日…。

ニュースの旬を過ぎた感はぬぐえませんが、日本の対アフリカ外交上とても重要な会議ですし、何より私がアフリカに興味あり!ということで、やはり、当ブログで扱うことにしました。

どうぞお付き合いください。

 

 

 

TICADについての詳細は、以下、外務省のウェブサイトをご覧ください。

 

上記サイトより、説明を抜粋しておきますね。

TICADとは,Tokyo International Conference on African Development(アフリカ開発会議)の略であり,アフリカの開発をテーマとする国際会議です。1993年以降,日本政府が主導し,国連,国連開発計画(UNDP),アフリカ連合委員会(AUC)及び世界銀行と共同で開催しています。

 

 

これまでのTICADは日本で開かれていましたが、今回は初のアフリカ開催。

ケニアに日本とアフリカ約50か国の首脳らが集まり、ままま「ナイロビ宣言」が採択されました。

 

 

 

今日は読売新聞の社説からです。

読売新聞社のサイトでは、残念ながら、社説は一定期間(約二週間)後にリンク切れとなります。ご注意ください。

 

 

 

 ☆今日の社説

・読売新聞 2016年8月30日社説

 「アフリカ会議 良質な支援で中国と差別化を」

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”Differentiate Japan’s aid to Africa from China’s in terms of quality”

 

*リンク切れになりました。

 

 

 

 

☆内容ポイント

・日本とアフリカの約50か国の首脳らによる第6回アフリカ開発会議(TICAD)がケニアで開かれ、ナイロビ宣言が採択された。経済構造改革や感染症対策の強化を柱とするもの。日本は今後3年間でアフリカに官民総額300億ドル(約3兆円)規模を投資し、約1000万人の技術者らを育成すると表明された。

 

・アフリカは世界経済の「最後のフロンティア」と称されてきたが、経済、公衆衛生、治安の面で課題も多い。TICADには多数の日本企業・団体が参加し、計73事業の覚書に署名した。日本の技術力を生かしたきめ細かい支援で、アフリカ経済の多角化およびアフリカの自立を促すことが望まれる。

 

・中国はアフリカに日本の倍額を援助しているが、自国利益優先のため、人材育成や技術移転につながらないとの批判も根強い。中国を念頭に置き、日本はTICADにてインド太平洋戦略を打ち出し、ナイロビ宣言にも海洋秩序の維持や国連安保理改革の必要性を盛り込んだ。中国に独善的な行動の自制を促すためにも、アフリカ諸国と戦略的な関係を構築したい。

 

 

 

☆単語メモ

  • 第6回アフリカ開発会議(TICAD)   - the Sixth Tokyo International Conference on African Development (TICAD VI)
  • ~を…と差別化する   - differentiate ~ from ...
  • アフリカの健全な発展   - Africa’s healthy development 
  • 官民を挙げて   - through the joint efforts of the public and private sectors 
  • 互恵関係   - a relationship of reciprocity 
  • 成長力を取り込む   - embrace the potential for growth 
  • 感染症対策   - measures against communicable diseases 
  • ナイロビ宣言   - the Nairobi Declaration
  • (2018年までの)3年間で   - measures against communicable diseases
  • 豊富な天然資源を有し   - blessed with rich natural resources 
  • 「最後のフロンティア」   - “the final frontier”
  • 資源価格の下落   - declining prices for natural resources
  • エボラ出血熱など感染症の拡大   - the spread of Ebola and other infectious diseases
  • 内戦やテロの多発   - frequent civil wars and terrorism
  • 貧困を根絶する   - eradicate poverty
  • 「経済の多角化」   - “economic diversification”
  • ~だけに頼らない    - without relying merely on ... 
  • 質の高いインフラ投資   - investment in high-quality infrastructure 
  • (アフリカの)自立を促す   - encourage self-sustained development
  • 潜在的な巨大市場   - a potentially huge market
  • 経済界   - the Japanese business community
  • 計73事業の覚書    - memorandums on a total of 73 projects
  • 地熱発電   - geothermal power generation
  • 病院整備   - hospital construction 
  • マラリア対策   - malaria control measures
  • 「日アフリカ官民経済フォーラム」   - the “Japan-Africa Public and Private Economic Forum”
  • 企業関係者   - top executives from Japan’s major business associations and corporations
  • 双方の利益を追求する   - pursue mutual benefits
  • 金額では日本の2倍   - "This figure is double Japan’s."
  • 資源確保   - procurement of resources
  • 質を重視した~   - ... with an emphasis on quality
  • 維持や運用のノウハウ   - know-how on the maintenance and operation (of infrastructure) 
  • 「平和な、ルールの支配する海」  - “peaceful seas governed by the rule of law” 
  • インド太平洋戦略   - an India-Pacific initiative
  • ~を打ち出す   - come out with ... 
  • 海洋秩序を維持する   - maintaine a rules-based maritime order 
  • 独善的な行動を自制する   - exercise restraint and avoid self-centered behavior 

 

 

 

☆今日の使える表現

 

・~を生かす時が来た   - The time has come to make the best use of ...

「日本と日本企業の力を生かす時が来た」とも訴えた。

The time has come to make the best of Japan’s capabilities, Japanese companies’ capabilities,” Abe emphasized.

 

 

・~と称される   - be referred to as ...

豊富な天然資源を有し、人口も急増するアフリカは、世界経済の「最後のフロンティア」と称され、各国が競って投資してきた。

Blessed with rich natural resources and given its rapid increase in population, Africa is referred to as “the final frontier” of the world economy, leading many countries to compete to make investments in the continent.

 

 

・~にはほど遠い   - be far from being in a situation under which ...

貧困の根絶や社会の安定にはほど遠い

The continent is far from being in a situation under which it can eradicate poverty and achieve social stability.

 

 

・~との批判が根強い   - there is strong criticism that ...

金額では日本の2倍だが、中国企業のもうけや資源確保などを優先するため、人材育成や技術移転につながらないとの批判が根強い

But there is strong criticism that China’s assistance will not lead to fostering personnel and technical transfers because China places priority on profits for its firms and procurement of resources.

 

 

 

 ☆NHKのTICAD関連ニュース

今回の社説は読売新聞社のものでしたが、当ブログで再三お伝えしているように、同社のサイトでは約二週間後に社説はリンク切れとなってしまいます。

 

しかし、皆さん、ご安心下さい!

NHKのウェブサイトに、今回の社説とかなり内容が重複している記事がありました。

写真も多く載っていてわかりやすいので、ぜひご覧ください。

 

これで社説へのリンクが切れても、内容がわかる…はず!(NHKが削除しなければ)

本当に、何とかなりませんかねえ、このリンク切れ問題…;;

 

 

 

☆外務省サイト「ナイロビ宣言」

今回のTICADで採択された「ナイロビ宣言」について、ご参考までに外務省ウェブサイトの該当ページへのリンクを貼っておきます。

英語版もあるので、翻訳&通訳の勉強になりそう。時間があるときに見直そうと思います。

 

TICAD VI ナイロビ宣言

アフリカの持続可能な開発アジェンダ促進

繁栄のためのTICADパートナーシップ 

 

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

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「日中韓外相会談」開催 ~SLBM、THAADって何のこと?~

 

おはようございます。RIEです。

今日のテーマは、「日中韓外相会談開催」です。

 

この件の関連ニュースには、「SLBM」、「THAAD」など、普段の生活ではあまり耳にしない単語が出てきます。それらについても、後ほど少し補足しますね。

 

 

8月24日、日中韓3カ国の外相会談が東京都内で開催されました。

3カ国会談に合わせて、日中、日韓、中韓の2カ国外相会談も行われたそうです。

 

うーん、すごいトライアングル。三カ国関係にしても、それぞれの二カ国関係にしても、現在の情勢下では、どこからみても緊張感がただよってますね。。

 

いったい、どのような話し合いがなされたのでしょうか。

今回の社説で注目したいポイントです!

 

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年8月25日社説

 「日中韓外相会談 危機管理の責任自覚を」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Responsibility for crisis management in Northeast Asia”

 

 

 

 

☆内容ポイント

・8月24日、日中韓3か国外相会談が東京都内で開かれた。北朝鮮の核・ミサイル問題や、尖閣諸島を巡る日中の緊張が続く中で開催できたことは意義がある。 この流れを年内の3か国首脳会談の開催につなげるべきである。

 

・近年大きな問題になっている北朝鮮の核・ミサイル開発に対し、日中韓3カ国は反対の姿勢を表明した。しかし中国は在韓米軍のTHAAD配備に反対するなど、日米韓との距離が目立っている。

 

・日中、日韓、中韓の外相会談も合わせて行われた。改善基調にある日韓以外は、いずれも難題を抱えている。日中外相会談では、尖閣諸島周辺の日本領海への中国船侵入について日本が強く抗議した。中韓会談では中国側がTHAAD配備撤回を改めて要求したという。

 

・日中韓は共通の課題も多く抱えている。多国間外交を通し、対話を続けていくことが重要。北東アジアの危機管理への協力は、それぞれの国益にかなう。各国はそのことを自覚すべきである。

 

 

 

☆単語メモ

  • 危機管理   - crisis management 
  • 北朝鮮の核・ミサイル問題   - the North Korean missile and nuclear development issue 
  • 尖閣諸島を巡る日中の緊張   - continuing tension between Tokyo and Beijing over the Senkaku Islands
  • 3カ国首脳会談   - a meeting between the leaders of the three countries 
  • 潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)    - a submarine-launched ballistic missile 
  • 金正恩(キムジョンウン)体制   - the regime of Kim Jong Un
  • 必要性を強調する   - underscore the need (for...) 
  • 会談前   - ahead of the talks
  • 中国の王毅外相    - Chinese Foreign Minister Wang Yi 
  • 在韓米軍    - the U.S. military in South Korea
  • 「終末高高度防衛(THAAD=サード)ミサイル」   - the Terminal High Altitude Area Defense (THAAD) anti-ballistic missile system 
  • 北朝鮮のミサイル発射   - the launch of a missile by North Korea
  • 中国の姿勢   - China's stance 
  • ~に対応する措置    - a measure responding to... 
  • (関係)改善基調にある   - be heading toward warmer ties
  • 中国の公船    - official Chinese vessels 
  • 日本の領海への侵入を繰り返す   - repeatedly infiltrate Japanese territorial waters 
  • 異常事態   - an abnormal situation 
  • 日本の実効支配を突き崩す   - break down Japan's effective control (of the islands)
  • 度を越えた挑発行為   - excessive and provocative
  • 中韓外相会談   - the talks between the Chinese and South Korean foreign ministers
  • ~を改めて要求する   - renew one's request for... 
  • 商用査証の発給厳格化   - toughen the conditions for issuing business visas
  • ~に圧力を加える   - put pressure on... 
  • そうだとすれば、  - "If that is the case, ..."
  • 責任ある大国   - a responsible power 
  • 共通の課題を抱える   - face common problems 
  • 多国間外交   - multilateral diplomacy 
  • 対立する国家同士   - states that are at odds with each other 
  • 対話の場を提供する   - provide a forum (for...) 
  • 地域の平和と安定の維持   - maintain peace and stability in the region
  • それぞれの国の国益にかなう   - be beneficial for all of the countries involved

 

 

 

☆今日の使える表現

 

・~につなげる   - pave the way for ...

この流れを年内の3カ国首脳会談開催につなげる必要がある。 

The parties need to make sure this paves the way for a meeting between the leaders of the three countries this year.

 

 

・~に合わせたかのように   - As if to mark ...

北朝鮮は会談に合わせたかのように潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射した。

As if to mark the trilateral meeting, North Korea fired a submarine-launched ballistic missile the same day.

 

 

・~にとって放置できない問題   - an issue that ... cannot leave unchecked

北朝鮮の核・ミサイル開発は、日中韓すべてにとって放置できない問題だ

The country's development of nuclear weapons and missiles is an issue that Japan, China and South Korean cannot leave unchecked.

 

 

・~と言わざるをえない   - can only be described as ...

日本の実効支配を突き崩す狙いとみられるが、度を越えた挑発行為だと言わざるをえない。

China apparently aims to break down Japan's effective control of the islands. Its behavior can only be described as excessive and provocative.

 

 

・歓迎される発言だ   - "This is a welcome statement."

中国の王氏は「3カ国の関係にはさまざまな問題があるが、3カ国は地域の平和と安定の維持に重要な責任を担っている」と語った。歓迎される発言だ

Chinese Foreign Minister Wang stated, "There are various problems in the relations between the three countries, but they play important roles in maintaining peace and stability in the region." This is a welcome statement.

 

 

 

 

☆ミサイルの名前について

 

安全保障関連のニュースのなかでは、様々なミサイル(およびミサイル迎撃システム)の名前が、わりと当たり前のように出てくる気がします。

 

しかし、一般の人は、たとえば、「SLBM」や「THAAD」といった名称を聞いて、「ああ、あれのこと!あの威力すごいよね~」などと、すぐにピンとくるものなのでしょうか…?

 

そんな私は、名前と英訳はなんとか覚えられても、それがどんなものかは未だによくわかっておりません^^;

 

とはいえ、今回の中韓会談でも論点となったように、それぞれのミサイルの性能や射程距離などは、安全保障政策上では極めて重要な問題のようですね。

 

せめて、今回焦点となっていたものだけでもと思い、ちょっと調べてみました。

それぞれ、以下のようなものとのことです。

 

 

・SLBM = 潜水艦発射弾道ミサイル

 

 

・THAAD = 高高度迎撃ミサイルシステム

 

 

 

上記を含めた、ミサイル名と性能の概略について、わかりやすいリストにしてあるサイト様がありました。日英表記されているので、勉強になります。

 

管理人さんは、自衛隊の一般幹部候補生を受験されるなど、かなりこの分野にお詳しいようです。最近更新を停止されているようなのが残念ですが、以下にリンクを貼らせていただきますね。

 

 

 

これで次回から安全保障関連のニュースを観るのが少しスムーズになりそうです。

 

しかし!実際にこれらのミサイルが使用されるような事態には絶対になりませんように…!

ひたすら祈るばかりです。

 

そのためにも、今回のような対話を積み重ねていくことが重要なのでしょうね。

会談実現に向けた交渉や準備等は、想像するだけでもものすごく大変そうですが。。

3か国間の対話実現に向けた、関係者の皆さまのご尽力に頭が下がります。

 

 

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

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【号外】総括☆リオ五輪 & 世界で大人気!閉会式の「安倍マリオ」

おはようございます。RIEです。

 

終わりましたね、リオ五輪!

日本選手の皆さん、連日、めざましい活躍ぶりでしたね。

次の東京五輪に向けて、日本全体が勇気づけられるような、素晴らしい大会でした。

 

 

五輪の余韻さめやらぬうちに、本日は、今まで読んできた「リオ五輪関連の社説まとめ」、および「安倍マリオ」の人気について書きたいと思います。

 

 

今回のリオ五輪、開会前から様々な不安要素が取りざたされていましたが、ひとまずは「成功」という評価を得たようです。

 

国際オリンピック協会会長のバッハ氏も絶賛でした。

 

「象徴的な、記憶に残る大会になった。厳しい社会問題を抱える中でもスポーツを通して連帯と結束の力を示した」

 

 

 

閉会式前日の20日、大会を総括する記者会見での言葉です。

ロシアのドーピング問題等で批判にさらされていたIOCですが、彼も今はさぞ肩の荷がおりたことでしょう。。

 

ご参考まで、バッハ氏の総括の英語版はこちらで読むことができます。

 

 

 

 

☆当サイトのリオ五輪関連記事まとめ

当サイトでも、何度か、リオ五輪についての社説を取り扱いました。

ここで一つにまとめておきますね。

 

 

2016-07-29

リオ五輪 ロシア・ドーピング問題をめぐるIOC判断

 

 

2016-08-09

がんばれ日本!リオ五輪開幕

 

 

2016-08-18

リオ五輪 「世界中の難民と希望の代表として戦う」難民選手団

 

 

気づけば3回もこのテーマを扱っていたんですね。

個人的には「難民選手団」の結成が強く印象に残りました。

現在の「国家対抗」というオリンピックの形式もそのうち意味をなさなくなるのではと思ったり。。

次回の東京オリンピックのころには、「難民選手団」を創設する必要自体がなくなることを願ってやみません(難しいかもしれませんが…)。

 

 

オリンピック閉会については、各紙も社説で取り上げていました。

総括として、社説へのリンクを一つに貼っておきますね。

 

 

 

 

☆安倍マリオ、閉会式に登場

そして、オリンピック最後の最後に話題をさらったのが、閉会式にサプライズ登場した安倍首相。

東京五輪PR動画の後、マリオの扮装でステージ中央の巨大な土管から登場し、会場の大喝采を浴びました。

 

PR動画と安倍首相登場シーンはこちらです。 


 

ハローキティやドラえもんなど日本のキャラクターが多数出てきたPR動画とあわせて、この奇抜な演出は海外でも大好評のようですね。

 

 

海外メディアの反応をまとめた以下の記事によると、「どのメディアも型破りな演出と趣向に興奮し、大絶賛している印象」とのことです。

 

 

 

これは見逃すわけにはいきません。

ざっとネットで調べてみましたが、まあ、関連記事の出てくること、出てくること!

普段はお堅いイメージの安倍首相がマリオのコスプレで登場という意外性が世界の人々に受けたようですね。

 

 

ネットで見つけた英語記事を、いくつか貼っておきますね。

関心ある方はゆっくりご覧ください^ ^

 

 

・Fortune

 

 

・USA TODAY

 

 

 ・The Daily Mail

 

 

・Deadline Hollywood
Tokyo Steals The Show In Rio Games Closing Ceremony

 「五輪閉会式、日本が主役の座を奪う(steal the show)」とまで!

 

 

・The Wall Street Journal

こちらはニュース動画です(トランスクリプト付)。

リオ五輪閉会式の模様のほか、東京オリンピックに関して、天候や自然災害の可能性、巨額の費用、タイトな建設スケジュールなど、五輪開催をめぐる懸念事項も取り上げています。

 

 

 

ざっと探した限りでこれなので、まだまだありそうです。

なにか面白い記事を見つけたら、ぜひ教えてください^^

 

 

 

以上、当サイトのリオ五輪総括、および世界で話題の「安倍マリオ」についてでした。

 

 

 

 

オリンピックは終わりましたが、祭典はまだ続いています。

9月7日から18日は、パラリンピックが開催されます。

予算が大幅に足らず、会場の閉鎖などを余儀なくされているようで、懸念もあるようですが。。

選手の皆さんが実力を発揮できるよう、オリンピック同様、こちらも成功裏に終わりますように。

 

我々も変わらぬ声援を送りましょう^^

 

 

 

それでは、今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしください。

 

 

 

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核の先制不使用 ~「核なき世界」は実現するのか?~

おはようございます。RIEです。

今日のテーマは、「核の先制不使用 ~「核なき世界」は実現するのか?~」です。

 

  

社説を読む前に、「核の先制不使用」について、今一度、確認してみますね。

 

ちょうど8月16日の毎日新聞解説がありましたので、引用させていただきます。

 

「核兵器の先制不使用」とは…

 核保有国が、他国から核攻撃を受ける前に先に核兵器を使わないこと。

核兵器の役割を他国からの核攻撃脅威を抑止することに限定する。核兵器を使用するハードルが高くなり、核軍縮への理念的な一歩と見なされる。

核保有国同士の約束の側面が強い。核拡散防止条約(NPT)で核兵器保有が認められている5カ国の中では現在、中国のみが宣言している。

 

 

なお、「先制不使用」をめぐる近年の流れ等については、以下に簡潔に書かれています。

 

 

 

「核の先制不使用」の概要がわかったところで、今日は、毎日新聞の社説を読んでいきましょう^^

 

 

 

☆今日の社説

・毎日新聞 2016年8月20日社説

 「核の先制不使用 理念の後押しが必要だ」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Japan should embrace Pres. Obama's move to no first use of atomic arms”

 



 

 

☆内容ポイント

・米国のオバマ大統領が核兵器の「先制不使用」宣言を検討しているという。実現すれば米核政策の大転換となり、また、米国の意図を誤解したことによる偶発的な核戦争が起きる危険性が格段に小さくなる。

 

・核軍縮の国際委員会でも「すべての核保有国が先制不使用を宣言すべきだ」と提言しており、核の先制不使用は国際的な世論である。

 

・米国の「核の傘」を安全保障の柱としており、現在も核の脅威にさらされる日本は、米側に懸念を表明したという。しかし、核保有5カ国が核の先制不使用に合意すれば、核戦争のリスクは格段に下がり、北朝鮮への圧力ともなるだろう。日本は唯一の被爆国として、オバマ氏とともに核の先制不使用につながる環境配備に力を尽くすべきである。

 

 

 

☆単語メモ

  • 核の先制不使用   - no first use of atomic arms / a "no first use" policy for nuclear weapons / no first use of nuclear weapons / abandon first use of nuclear weapons
  • 偶発的な核戦争   - an accidental outbreak of nuclear war
  • 共同声明を発表する   - issue a joint statement 
  • アジア太平洋の米国の同盟国   - U.S. allies in Asia
  • 核軍縮の国際委員会   - the International Commission on Nuclear Non-proliferation and Disarmament 
  • (両氏を)共同議長とする   - co-chaired by ... and ... 
  • 経過措置   - a transitional measure 
  • 核戦力を強化する   - upgrade one's nuclear arsenals
  • (~による)核の脅威にさらされる   - face a nuclear threat (posed by...) 
  • 米国の「核の傘」   - the U.S. nuclear umbrella 
  • 北朝鮮への抑止力   - the country's deterrent against North Korea
  • オバマ政権の主要閣僚   - key members of the Obama administration
  • 唯一の被爆国   - the world's only atomic-bombed nation
  • 核廃絶に向けた新たな動き    - fresh moves toward nuclear disarmament
  • ブレーキをかける    - slam the brakes on ... 
  • 「核なき世界」   - a world without nuclear weapons 
  • 国連安保理常任理事国   - permanent members of the U.N. Security Council
  • 核保有5カ国   - the five official nuclear powers 
  • リスクは格段に下がる   - drastically reduce the risks of ... 
  • 通常戦力   - conventional weapons 
  • 抑止力を維持する   - maintain its deterrent force 
  • 「核兵器依存」   - reliance on its atomic arsenal
  • ~につながる環境整備   - create an environment leading to 

 

 

  

☆今日の使える表現

 

・~の大転換になる   - represent a drastic change in...

相手が核攻撃をしてこない限り核兵器を使わない政策で、実現すれば米核政策の大転換になる。 

If realized, it would represent a drastic change in Washington's nuclear policy.

 

 

・~は国際的な世論だ   - ... is supported by international opinion 

核の先制不使用は国際的な世論だ

No first use is now supported by international opinion.

 

 

・~と~に折り合いをつける   - achieve a balance between ... and ...

問題は、「核なき世界」を掲げるオバマ氏の構想、核の脅威に対する抑止力を維持するという現実、どう折り合いをつけるかだ。

The question is how to achieve a balance between Obama's pursuit of a world without nuclear weapons and maintaining deterrent against nuclear threats.

 

 

・~かどうか疑問が残る   - Questions remain as to whether ...

仮に米中が合意して宣言しても日本の安全が守られるか疑問が残るが、…

Questions remain as to whether Japan's security could be protected if only the U.S. and China make such a pledge through an agreement. 

 

 

 

 

☆安倍首相の反論について

 

社説を読まれた方はご承知だと思いますが、今回の社説文中に、次のような箇所がありました。

 

米紙ワシントン・ポストによると、核の先制不使用について、安倍晋三首相は北朝鮮への抑止力が低下すると米側に懸念を伝えたという。

 

 

しかし、このワシントン・ポスト紙の報道について、その後、安倍首相は「核の先制不使用についてのやりとりは全くなかった。どうしてこんな報道になるのか分からない」と、全面的に否定しています。

 

詳細はこちら。

 

 

ちなみに、ここで問題になっている「ワシントン・ポスト紙の報道」というのは、以下の記事のことかと思われます。

 

下記は同記事よりの抜粋ですが、たしかに、「ハリス米太平洋軍司令官に反対の意向を伝えた」と書いてますね~。

Japanese Prime Minister Shinzo Abe personally conveyed that message recently to Adm. Harry Harris Jr., the head of U.S. Pacific Command, according to two government officials.

 

 

 

うーん、なんだか、「言った、言わない」の水掛け論になりそうな予感が。。

どう決着がつくのか、今後も注視していきましょう。

 

 

 

 ☆補足(核兵器禁止条約関連)

この社説が毎日新聞に掲載されたのは8月20日ですが、ちょうど同じころ、核軍縮問題に関して新たな動きがありましたので、少々補足しておきます。

 

8月19日(日本時間20日)、スイス・ジュネーブで開かれた国連核軍縮作業部会にて、核兵器禁止条約の締結交渉を2017年中に開始するよう国連総会に勧告する報告書が採択されました。

 

賛成68、反対22、棄権13の賛成多数だったそうですが、「核の傘」に入っている国は、おおむね反対を表明したようです。

豪州、韓国、ドイツなどは反対、日本は「時期尚早」として、スイスやスウェーデンなどとともに棄権しました。

なお、米露英仏中などの核保有国は、核軍縮作業部会そのものに参加していません。

 

 

詳細は、以下の記事をご参照ください。

 

関連の英文記事も貼り付けておきますね。

 

 

 

「核の先制不使用」、「核兵器禁止条約」など、どれも核廃絶に向けた大きなステップに思えるのですが、様々な国の思惑がからみ、一筋縄にはいかないものですね。

 

とにかく、一歩ずつでも、「核兵器のない世界」に近づいていけますように。

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

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いつも励みになっています。ありがとうございます!!

 

リオ五輪 「世界中の難民と希望の代表として戦う」難民選手団

こんにちは。RIEです。

今日のテーマは、「リオ五輪 難民選手団 」です。

 

ますます盛り上がってますね、リオ五輪!

日本チームも快進撃のようで、「日本でその熱気を味わいたかった~」と、PCの前で一人悔しがっています。

 

 

ここシンガポールでも、同国51年の歴史上、初の五輪金メダリストが誕生しました!

競泳男子100メートルバタフライのジョセフ・スクーリングさん。

21歳と若い彼ですが、一躍、国の英雄になりました。


 

 

勝敗の行方もさることながら、様々な人生ドラマが垣間見られるのが、五輪の面白いところです。

 

人生といえば、命の危険や家族との別離という、辛く重いものを背負いながら出場したのが、今回の五輪で始めて結成された「難民選手団」の皆さんです。

 

 

五輪をご覧になっている方なら、もうお馴染みなのではないでしょうか。

 

念のため、Wikipedia のページより、説明を抜粋しますね。

  • 「難民となり母国から出場ができない選手で構成された複数地域の混合チーム。同難民選手団は全10名で、出自はシリアやコンゴ民主共和国、エチオピア、南スーダンと様々で、内戦や政情不安などで他国に逃れた経緯がある」

 

 

 

本日は、同選手団について書かれた、毎日新聞の社説を読んでいきます。

 

なお、今日のタイトルの「世界中の難民と希望の代表として戦う」というのは、選手の一人、女子競泳のユスラ・マルディニさんの言葉です。

 

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年8月13日社説

 「リオ難民チーム 夢舞台から問いかける」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Refugee athletes in Rio raise awareness about realities of world”

 

  

 

☆内容ポイント

・リオデジャネイロ五輪では、五輪史上初めての試みとして「難民選手団」が結成された。苦難を乗り越えて参加した10人の選手たちに心から声援を送りたい。彼らの存在は、現在6500万人を超える難民や国内避難民を勇気づけるだろう。

 

・難民チームの選手は水泳、柔道、陸上などに参加し、観客から温かい声援を受けている。彼らには代表する国がないが、五輪憲章に「(五輪は)選手間の競争であり、国家間の競争ではない」とあるように、特定の国ではなく「世界中の難民と希望の代表として戦う」という姿勢は五輪精神の原点とも言えるだろう。

 

・難民チームの存在は、世界の厳しい現実の反映でもあり、私たちも重い問いかけとして受け止める必要がある。4年後の東京五輪で、難民選手が祖国の代表として参加できるになるには何をすべきか。五輪を通じて皆で考える機会にしたい。

 

 

 

☆単語メモ

  • 「難民選手団」   - "Refugee Olympic Team (ROT)" 
  • 国旗も国歌もない   - no national flags or anthems 
  • 五輪史上初   - for the first time in Olympic history,
  • 戦乱で故郷を追われ   - be driven out of their war-ravaged countries 
  • 国内避難民   - internally displaced people
  • 一握りの   - just a handful of ...
  • 国際オリンピック委員会(IOC)   - the International Olympic Committee (IOC)
  • 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)   - the United Nations High Commissioner for Refugees
  • ~との協力で   - in conjunction with...
  • 40人余りのスポーツ選手   - 40-plus athletes 
  • 内戦下のシリア   - civil war-torn Syria
  • エーゲ海   - the Aegean Sea 
  • 予選   - preliminary heat 
  • タイム順では全体の41位    - ”her time placed her 41st overall”
  • 準決勝進出   - reach the semifinals 
  • 観客の温かい拍手を受ける   - receive warm applause from spectators 
  • コンゴ共和国の内戦下で    - the war-torn Democratic Republic of the Congo 
  • 2人の柔道選手   - two judoka 
  • 南スーダン   - South Sudan
  • 五輪憲章   - the Olympic Charter 
  • 1994年のリレハンメル冬季五輪   - the Lillehammer Winter Olympics in 1994
  • シリアの内戦   - the civil war in Syria 
  • 東京五輪    - the 2020 Tokyo Games
  • 祖国の代表   - representatives of their countries of origin 
  • 五輪を通じて   - during and after the Rio Games

 

 

☆今日の使える表現

 

・~に心から声援を送る   - send hearty cheers to ...

戦乱で故郷を追われ、苦難を乗り越えて夢の舞台に立った10人の選手たちに心から声援を送りたい。 

We hereby send hearty cheers to the 10 ROT members, who are living their dreams after being driven out of their war-ravaged countries and experiencing many difficulties.

 

 

・「その思いは複雑だろう」   - "They may well be harboring mixed feelings."

だが難民チームの選手には代表する国がない。その思いは複雑だろう

Since ROT athletes have no countries to represent, they may well be harboring mixed feelings. 

 

 

・五輪精神の原点   - represent the very origin of the Olympic spirit

 特定の国ではなく、「世界中の難民と希望の代表として戦う」(マルディニさん)という姿勢は五輪精神の原点とも言えるのではないだろうか。

Mardini's pledge to compete as a representative of refugees around the world, not of a specific country, may represent the very origin of the Olympic spirit.

 

 

・~は増え続けてきた。   - The number of ... has been on the rise.

 1994年のリレハンメル冬季五輪以来、五輪のたびに国連などが休戦を呼びかけてきたが、紛争は繰り返され、難民は増え続けてきた

 Ever since the Lillehammer Winter Olympics in 1994, the United Nations and other organizations have called for cease-fires every time the Games were held, but wars continued and the number of refugees has been on the rise

 

 

 

☆より詳しく知りたい方へ(UNHCRのウェブサイト)

 

今日は、「難民選手団」についてでした。

 

同選手団について、より詳しく知りたい方は、以下のUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のウェブサイトがおすすめです。

 

 

10人の選手それぞれのプロフィールやインタビュー動画もあります。

 

 

 

☆過去記事紹介 

 

難民選手団については、先日の当ブログ「今週のレビュー」でも、関連の英文記事を載せました。

よろしければ合わせてご覧ください^^


 

リオ五輪関連としては、こちらの過去記事もあります。

 

 

 

本日の社説は以上です。

 

今日はどんなドラマが生まれるのでしょうか。楽しみですね^^

皆さん、良い一日をお過ごしください。

 

 

 

 

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どうなる日中関係… 尖閣周辺領海の中国船 

 

おはようございます。RIEです。

今日のテーマは、「中国船による尖閣周辺領海侵入」です。

 

当サイトで何度目かの中国の軍事ネタですが、今回は南シナ海ではありません。

尖閣諸島の方です。

日本にとっては、より差し迫った問題といえそうです。

 

 

ここ数日、中国が多数の公船による尖閣領海への侵入を繰り返し、示威活動をエスカレートさせているとのこと。

ニュースで映像をご覧になった方も多いと思います。

 

 

 

今日は毎日新聞の社説からです。 

念のため、尖閣諸島や南シナ海周辺の位置関係については、以下の地図をご覧ください。

こちらのサイトからお借りしました。)

 

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年8月10日社説

 「尖閣沖の中国船 挑発やめ真剣な対話を」

 

・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”China must show self-restraint over Senkakus to restore trust”

 



 

 

☆内容ポイント

・中国の公船多数が尖閣諸島周辺の領海侵入や接続水域での航行を繰り返し、日本政府が抗議する事態が続いている。2012年に日本が尖閣諸島を国有化した後、中国は領海侵入を繰り返してきたが、今回は最大規模となる。

 

・中国は、南シナ海をめぐる仲裁裁判所の判決に反発している。今回の件は、中国への国際包囲網を主導するとみられる日本に対する意趣返し、および国内向けに強い姿勢を示す狙いもあるのだろう。

 

・過去の領海侵入事件に加え、最近の中国海軍の活発化、海上ガス田施設でのレーダー設置など、懸念を抱かせる行動が少なくない。こうした挑発は対話の環境を悪化させるだけであり、中国は一方的に緊張を高める行為を自制すべき。 

 

 

・今後、G20、日中韓首脳会談、さらに王毅外相の来日など、日中対話の機会はある。中国の対話への真剣度が問われる。一方、日本も、相互不信の解消のために、本気で関係改善に取り組む姿勢を示す必要がある。 

 

 

 

☆単語メモ

  • 尖閣諸島   - the Senkaku Islands in Okinawa Prefecture / the Senkakus 
  • 領海   - Japanese territorial waters 
  • 中国海警局の公船   - China Coast Guard ships 
  • 接続水域   - Japan's contiguous zone 
  • 対話の環境を悪化させる   - sour the environment for ongoing bilateral dialogue
  • 一方的に緊張を高める   - unilaterally jack up tensions
  • ~を国有化する   - nationalize ... 
  • 日本の実効支配   - Japan's effective control over (the islands)
  • 日中漁業協定   - a Japan-China fishing agreement 
  • 中国漁船   - Chinese fishermen 
  • 排他的経済水域(EEZ)   - Exclusive Economic Zone (EEZ)
  • 仲裁裁判所   - the Permanent Court of Arbitration in The Hague 
  • (中国)包囲網をつくる   - an international effort to encircle China in a bid to pressure Beijing
  • 日中平和友好条約    - the Treaty of Peace and Friendship between Japan and the People's Republic of China
  • 「偶発的」   - a case of mistaken navigation
  • 同じ動きをぶり返す   - revive the same kind of behavior
  • 日中関係の基礎が揺らぐ   - shake the foundation of bilateral relations
  • 東シナ海   - the East China Sea
  • 中国海軍の艦船   - a Chinese Navy warship 
  • 「国際海峡の航行」   - "cruises through international channels." 
  • 準軍事組織   - auxiliary naval units
  • 大量の漁船の集結   - the mass gathering of China's fishing fleet 
  • レーダーの配備   - install radar (on...) 
  • ガス田開発   - the country's ongoing development of gas fields 
  • 日中関係改善に向けた4項目合意   - a four-point plan to improve relations
  • 対話と協議   - dialogue and cooperation 
  • 情勢の悪化を防ぐ   - prevent conditions from deteriorating
  • 危機管理メカニズムの構築   - set up a danger management mechanism
  • 関係改善の動きを改めて軌道に乗せる   - get relations back on the improvement track
  • 中国・杭州   - Hangzhou, China
  • 日中韓首脳会談    - a Japan-China-South Korea summit
  • 中国の王毅(おうき)外相   - China's Foreign Minister Wang Yi 
  • 事態鎮静化に動く   - calm the situation
  • 「中国脅威論」  - the "China threat"
  • 相互不信   - the atmosphere of mutual mistrust 

 

 

☆今日の使える表現

 

・これまで以上に度を越えている   - surpass all those that came previously

 日本の実効支配を突き崩す狙いとみられるが、今回はこれまで以上に度を越えている。 

This was seen as an attempt to shatter Japan's effective control over the islands, which are also claimed by China, but Beijing's recent incursions have surpassed all those that came previously.

 

 

・意趣返し   - a type of revenge

意趣返しの意図や中国国内向けに強い姿勢を示す狙いもあるのだろう。

It seems likely that the recent incursions into Japanese waters are a type of revenge, as well as an effort to make the Chinese government appear strong to its own people.

 

 

・交渉が宙に浮きかける   - negotiations were left up in the air

中国が「偶発的」と釈明し、再発防止を確約して条約締結にこぎつけたが、一時は交渉が宙に浮きかけた

The two countries managed to sign the treaty although negotiations were left up in the air for a short time due to the incident.

 

 

・疑心暗鬼が深まる   - raise suspicions in ...

ただちに軍事利用が可能ではないとしても、相互信頼が欠如する中では疑心暗鬼が深まる

Even if the radar can't be used for military purposes, it will raise suspicions in the current environment of degrading mutual trust.

 

 

・不信感が根強い   - have a deeply rooted distrust of ...

一方で中国には日本が「中国脅威論」を内政や外交に利用しているとの不信感が根強い。

 On the other hand, the Chinese government has a deeply rooted distrust of Japan, which it believes is using the "China threat" for both domestic and diplomatic purposes. 

 

 

 

 

☆その他①

今回の中国の示威的行動につき、日本政府は9日、中国海警局の公船や漁船の動向、政府の対応をまとめた資料を公表しました。

 

ご興味ある方は、以下の外務省ウェブサイトへのリンクをご参照くださいね。

 

外務省ウェブサイト

「平成28 年8月9日 尖閣諸島周辺海域における中国公船及び中国漁船の活動状況について」

 

 

 

☆その他②

「Newsweek日本版」ウェブサイトに、今回の軍事行動の背景である中国の戦略についての考察がありました。

 

「中国の日本に対する挑発的な行動は、中国国内の権力闘争に関係している可能性もある」など、実に興味深いです。


 

 

 

今日の社説は、「中国船による尖閣領海侵入」についてでした。

 

このところ、中国の海洋進出の話題が続きますね。

中国語学習が趣味で、中国人の友人も多い私としては、今後、日中関係がますます冷えこむのではと心配です。

月並みですが、日中両国の人々が地道に「顔の見える交流」を積み重ねることが今こそ必要だと、切に思います。

 

当ブログでも、いつか、日中関係の明るいニュースをお届けしたいものです!

(「社説」の性質上、難しいかもしれませんが^^;)

 

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

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