社説でまなぶ時事英語

「時事英語を学びたい!でも英字新聞を毎日読む時間なんてない!」 そんなあなたのための、一日一記事 ・5分で身につく時事英語。日本語の新聞社説とその英語版を読み比べ、時事英単語&使える日英表現をまとめています。

がんばれ日本!リオ五輪開幕

こんにちは。RIEです。

昨日は号外としてシンガポールのニュースをお伝えしましたが、今日から通常の社説に戻りますね。

 

 

前回のバレバレ予告の通り、今日のテーマは、「2016年リオデジャネイロ五輪開幕」です。

 

ジカ熱やらブラジルの政治混迷やら、開催前には様々な不安要素が報道されていた今回のリオ五輪。

無事に開催されたようで何よりです。

 

 

開幕直前には、ロシアのドーピング問題をめぐるIOC判断でも話題になりました。

当サイトでも関連の社説を取り上げたので、よかったらご参照ください。

 

 

それはそれとして、日本選手団、早くも活躍しているようですね!

晴れの大舞台で、選手の皆さんがそれぞれの実力を出し切ってくれることを願っています。

 

 

 

本日の社説は読売新聞からです。

読売新聞のサイトでは、残念ながら、社説は一定期間(約二週間)後にリンク切れとなります。ご注意ください。

 

 

 

 

 ☆今日の社説

・読売新聞 2016年8月7日社説

 「リオ五輪開幕 不安を抱えて聖火が灯った」

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”Olympic flame lights up Rio Games as cloud of instability raises concerns

 

 *リンク切れになりました。。

 

 

 

☆内容ポイント

・ブラジル・リオデジャネイロ五輪が開幕した。南米大陸で初の五輪となる。200を超える国・地域から1万人余の選手が参加する。

 

・南米一の経済大国ブラジルは、その存在感を世界に示すために五輪を招致したものの、政治的混迷、経済の低迷、テロ対策と警備体制の不安、ジカ熱など、様々な懸念事項が残る中での開幕となった。

 

・ロシアの国ぐるみのドーピング問題をめぐるIOCの姿勢にも批判が高まっている。IOCは、大会中のドーピング違反に厳正に対処し、五輪の公正性を守らねばならない。「難民選手団」結成などの取り組みは信頼回復につながるだろう。

 

・日本選手は338人が出場する。金メダル14個、メダル総数30個以上の目標に向け、日頃の力を存分に発揮してほしい。

 

 

 

☆単語メモ

  • リオデジャネイロ五輪   - the Rio de Janeiro Games
  • 「聖火が灯った」   - "The Olympic flame has been set alight." 
  • 開幕する   - kick off
  • 200を超える国・地域   - more than 200 countries and territories
  • 南米一の経済大国ブラジル   - Brazil, South America’s largest economy
  • (2016年の)五輪を招致する   - bid for the 2016 Olympics
  • 存在感を世界に示す   - augment one's presence in the world
  • 政治的混迷の中   - against a backdrop of political turmoil
  • 開会式   - the opening ceremony 
  • テメル大統領代行   - interim President Michel Temer
  • 開会宣言をする   - declare the opening of the Games
  • ルセフ大統領   - President Dilma Rousseff
  • 政府会計を粉飾する   - manipulate the national budget
  • 弾劾プロセス   - impeachment proceedings (over...) 
  • 過激派組織「イスラム国」   - the Islamic State of Iraq and the Levant (ISIL) militant group 
  • ~に共鳴する   - sympathize with ...
  • 五輪でのテロを企てた疑い   - on suspicion of plotting attacks during the Olympics
  • ロンドン五輪   - the 2012 London Olympics
  • ~の態勢に不安が残る   - cause concern over the readiness to ...
  • ソフトターゲット   - soft targets
  • 観客   - spectators
  • テロの封じ込め   - avert any potential terrorist attack
  • ジカ熱   - the Zika virus
  • ロシアの国ぐるみのドーピング   - Russia’s state-supported doping
  • 国際オリンピック委員会(IOC)   - the International Olympic Committee 
  • ロシアをリオ五輪から全面排除する   - ban all Russian athletes from the Olympics
  • 弱腰の姿勢   - weak-kneed attitude (toward...) 
  • 世界反ドーピング機関(WADA)    - the World Anti-Doping Agency
  • (ロシアの)不正を公表する   - release Russia’s wrongdoing 
  • 五輪の公正性(を確保する)  - ensure fairness at the Olympics
  • ドーピング違反   - doping violations 
  • 厳正に対処する   - respond strictly to ...
  • 「難民選手団」   - a team of refugee athletes 
  • 五輪の出場資格を満たす   - meet qualifications for the Games 
  • 母国代表になる   - represent one's country 
  • 信頼を回復する   - restore confidence in itself

 

 

 

☆今日の使える表現

 

・~が、その象徴である   - This was symbolized by ...

開会式でテメル大統領代行が開会宣言をしたのが、その象徴である

This was symbolized by interim President Michel Temer declaring the opening of the Games.

 

 

・~を冷ややかに見る   - be less than enthusiastic toward ...

経済の低迷が続き、五輪を冷ややかに見る国民は多い。

Many Brazilians are less than enthusiastic toward the Olympics because of the country’s prolonged economic slump.

 

 

・批判が高まっている   - face mounting criticism over ...

ロシアに対するIOCの弱腰の姿勢に、批判が高まっている

The IOC is facing mounting criticism over its weak-kneed attitude toward Russia.

 

 

・日頃の力を存分に発揮する   - emply all the skills they have developed daily

金メダル14個、メダル総数30個以上の目標に向け、日頃の力を存分に発揮してほしい

We hope they will employ all the skills they have developed daily so they can reach the target of winning at least 30 medals, including 14 golds.

 

 

 

 

☆お知らせ(名古屋周辺の皆さまへ)

名古屋周辺にお住まいの通訳者・通訳志望者の皆さまにお知らせです^^

来たる8月13日(土)&14日(日)、「稼げる通訳者養成コーチ」=カセツウこと酒井秀介さんが、名古屋で出張セミナーをされるそうです。

 

通訳者としてのマーケティングを中心とした「カセツウ・セミナー」はもちろん、個別相談(枠に限りあり)、懇親会など、二日間でイベントが盛りだくさんのようです。

通訳としての長期的キャリアを考えるのにきっと役立ちますし、何より楽しそう^^

名古屋周辺にお住まいの皆さま、ご都合があえば、参加をご検討されてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

今日の社説は、リオ五輪についてでした。

ただいま、NHKのアプリ「NHKスポーツ」では、オリンピックの全種目を配信しているようです。

海外在住だと、放映権の関係か、たまにスポーツニュースが静止画像だったりするのですが、これで思う存分応援できそうです。良い時代になりましたねえ。


 

 

 

日本選手のますますの活躍を祈りつつ、今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 RIE

 

 

 

 

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【号外】 ニュース「シンガポールへのテロ攻撃計画」について

こんにちは。RIEです。

 

今日もいつものように社説を読む準備をしていたのですが、先週末、シンガポールが絡んだテロ未遂事件があったとのこと。

 

今回は、その関連記事を紹介したいと思います。

当サイト初の号外、ニュース「シンガポールへのテロ攻撃計画」です。

 

 

 

毎日新聞サイトより:

  • 「インドネシア警察は5日、同国北西部のバタム島から対岸のシンガポールを標的にしたテロを企てたとして、イスラム過激派とみられる6容疑者を逮捕したと発表した。過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓うグループとみて捜査している。(中略)約15キロ離れたシンガポールの市街地にロケット砲を打ち込む計画だったという。 」

 

その他の記事はこちら。

 

 

 

こ、怖いですねえ…!

 

シンガポールは、国土が東京23区程度という小さな国。

未然に防ぐことができたからよかったものの、あわや身近で大惨事…ともなり得たと知り、肝が冷えました。

 

 

心配した日本の家族や友人からも連絡をもらいましたが、私が知る限り、シンガポールでの日々の暮らしには全く影響なし。

 

標的となったマリーナ・ベイ地区にも行きましたが、開放的かつのんびりとした、いつも通りの雰囲気でした。

 

 

とは言え、シンガポールにご家族や知り合いが住んでたり、近いうち観光や出張を予定していたりと、日本で心配している方がいるかもしれないと思い、関連情報をまとめてみました。

 

現地新聞の英文記事などもありますので、今日はそちらを情報共有させてください。

(ただでは起きない時事英語魂!?)

 

 

 

☆現地メディア関連記事

 

TODAY (Singapore)

 

The Straits Times (Singapore)

 

The Jakarta Post (Indonesia)

 

 

☆関連動画

 

Channel News Asia (Singapore)

 

 Reuters

 

 

 

標的となったマリーナ・ベイ地区には、マーライオンやマリーナ・ベイ・サンズ・ホテルなどの観光名所だけではなく、世界中の金融機関が集まる高層ビル街、何千世帯が暮らすマンション群があります。

ここを狙われたら、観光、金融ハブとしてのシンガポールの地位の失墜、膨大な被害は確実かと思われます。

 

本当に、未然に防ぐことができてよかったです。

シンガポールとインドネシアの当局関係者の努力に感謝します。 

 

 

 

もともと、シンガポールはとても安全な国で、治安の良さでは今の東京にも勝っているのではというくらい。

マリーナ・ベイ地区では、夜間でもランニングや散歩を楽しむ人々が沢山います。

 

 (夜10時半に凧揚げに興じる人々。平和な光景です。)

 

このまま、平和で安全なシンガポールであり続けることを、心から祈らずにはいられません。

 

 

 

今日は、日本で心配する家族や友人に向けた投稿でした。

 

近々シンガポールへ渡航を予定されてる方も、あまり心配はせずに楽しんでくださいね。

(とはいえ、そこは自己責任で。外務省の「海外安全ホームページ」をチェックするのもおススメです。私はどの国へ行く前にも、念のため確認しています。)


 

 

これからも、折にふれて、シンガポール情報や関連記事をお伝えできればと思います。

次の号外はハッピーな記事になりますように!

 

 

明日からは、通常通り社説を読んでいきますね。

おそらく明日の話題は、今一番話題のスポーツイベントです(バレバレですね!)。

 

皆さん、良い一日をお過ごしください^^

 

 

RIE

 

 

 

 

 

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米大統領選② 民主党クリントン氏指名 &「ビルと風船」

 

おはようございます。RIEです。

 

今日のテーマは、「米大統領選② 民主党クリントン氏指名」です。

ここ数日は都知事選に持って行かれた感のあるアメリカ大統領選ですが、これからがいよいよ本番です。

 

 

先日、トランプ氏の大統領候補指名についての社説を読んだので、ヒラリー・クリントン氏のことも取り上げなければフェアじゃないですよね。

 

 

今日の社説は読売新聞からです。

同社サイト上では、社説へのリンクは一定期間(約二週間)後に切れるので、ご注意ください。

 

社説のあとは、民主党大会の私的ハイライトシーンをご紹介します。

 

 

 

☆今日の社説

・読売新聞 2016年7月31日社説

 「米大統領選 団結を求めたクリントン候補」

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”Democratic presidential candidate Clinton calls for national, global unity”

 

 

*リンク切れになりました...(8/15)

 

 

 

☆内容ポイント

 ・民主党大会でクリントン前国務長官が大統領候補に指名された。主要政党としては初の女性大統領候補。党大会では国際協調や国民融和を訴え、共和党のトランプ氏との立場の違いが鮮明になった。また、実行可能な政策をアピールするとともに、党内融和の演出にも成功したといえる。

 

・クリントン氏が同盟国との関係強化を打ち出したことは日本にとって重要。陣営には知日派も少なくない。TPP批准の余地も残された。

 

・課題は、トランプ氏と同様、好感度が極めて低いこと。国務長官在任中の機密情報の取り扱いをめぐる問題、若者らから「既存の支配者層の象徴」と目されていること等が要因。国全体の団結のためには、選挙戦では「反トランプ」の主張だけではなく、現状に不満を抱く人々の支持を得ることが肝要である。

 

 

 

☆単語メモ

  • 米大統領選   - the U.S. presidential election
  • 共和党のドナルド・トランプ氏   - Republican nominee Donald Trump
  • 民主党のヒラリー・クリントン氏   - Democratic nominee Hillary Clinton
  • 「米国第一主義」   - an “America first” policy
  • 国民融和   - national reconciliation
  • 民主党大会   - the Democratic convention
  • 本格的な選挙戦   - the full-fledged election campaign
  • 指名受諾演説    - acceptance speech
  • (~への)転換点に達する   - reach a milestone toward...
  • 初の女性大統領候補   - the first female presidential candidate 
  • アジア重視政策   - the policy of attaching importance to Asia
  • 日米安保条約5条   - Article 5 of the Japan-U.S. Security Treaty
  • ~の適用対象である   - be covered by ... 
  • クリントン陣営   - the Clinton camp 
  • 直接言及しない   - make no direct reference to 
  • 「不公正な貿易協定」   - “unfair trade deals” 
  • 党内左派   - left-wingers within the party 
  • 排他的な移民政策   - an exclusionary immigration policy
  • 堅実な指導者   - steady leadership
  • 実行可能な政策   - feasible policies
  • バーニー・サンダース上院議員   - Sen. Bernie Sanders
  • 応援演説を行う   - make speeches in support of ...
  • 党内融和を演出する   - orchestrate a reconciliation within the party
  • 歴史的に低い好感度   - one's record-low popularity 
  • 機密情報   - classified information 
  • 司法当局   - Judicial authorities 
  • 「既存の支配者層の象徴」  - “a symbol of the establishment” 
  • 「反トランプ」   - the “anti-Trump” 
  • 現状   - the present state of things

 

 

☆今日の使える表現

 

・(AとBの)立場の違いが鮮明になった   - the difference in outlook has become clear between A and B

 米大統領選で、「米国第一主義」を唱える共和党のドナルド・トランプ氏、国際協調や国民融和を訴える民主党のヒラリー・クリントン氏の立場の違いが鮮明になった

In the U.S. presidential election, the difference in outlook has become clear between Republican nominee Donald Trump, who advocates an “America first” policy, and Democratic nominee Hillary Clinton, who calls for international cooperation and national reconciliation.

 

 

・(~内で)いち早く…する   - be the first within ~ to ...

沖縄県の尖閣諸島が、米国の対日防衛義務を定めた日米安保条約5条の適用対象であることを政権内でいち早く明言していた

She was the first within the administration to make clear that the Senkaku Islands in Okinawa Prefecture are covered by Article 5 of the Japan-U.S. Security Treaty, which stipulates that the United States is obliged to defend Japan.

 

 

・~だけにとどめる   - go only so far as to ...

クリントン氏は演説で、環太平洋経済連携協定(TPP)には直接言及せず、「不公正な貿易協定」への反対を表明するだけにとどめた

While making no direct reference to the Trans-Pacific Partnership (TPP) trade accord, Clinton went only so far as to express her opposition to “unfair trade deals” in her speech.

 

 

・(~の)手続きを迅速に進める   - move ahead swiftly with procedures for...

日本が国会の承認手続きを迅速に進め、米国が批准しやすい環境を整えることが欠かせない。

 It is vital for Japan to move ahead swiftly with procedures for Diet approval so as to create an environment that will make it easier for the United States to ratify the pact.

 

 

 

☆ビルと風船

 

雰囲気が微妙だった共和党大会と比べると、民主党大会は「党内融和」の演出に成功したといえるようです。

ミシェル・オバマ大統領夫人、民主党候補指名を争ったサンダース氏、オバマ大統領本人と、パワフルな応援スピーチが続き、かなりの盛り上がりを見せました。

 

 

そのなかでも、私の民主党大会ハイライトは、ビル・クリントン元大統領と風船の心温まる一コマです。

 

 

民主党大会のフィナーレで、大量の風船が天井から降ってくるという演出がありました。

 

会場中が沸き立ち、党大会のラストを飾るにふさわしいシーン…ではあるのですが、その時のヒラリー氏の夫、ビル・クリントン元大統領の喜びようはとくに目を引くものでした。

 

 

当然、人々がこれを見逃すわけはなく、インターネットでは様々な反応、パロディ動画などが連日アップされています。

 

 

 

 

これも本当に可笑しい。声を出して笑いました…!

 

 

”Bill Clinton loves balloons truly, madly, deeply. ”

 

 

Vogue の記事にもなりました。

 

 

 

あまりに幸せそうな笑顔に、ビル・クリントン氏への好感度がグンとアップした私です。

楽しいことを楽しめる人ってすてきじゃないですか。

 

 

 

 

今回の民主党大会は出色のスピーチが多く、他にも書きたいことは山ほどあったのですが、つい風船について語りすぎてしまいました。

見どころの続きは、週末のレビューにでもとっておくとします。

 

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

 

 

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中国・南シナ海(その③)ASEAN会議

おはようございます。RIEです。

  

昨日は東京都知事選の投票日でした!

元防衛相の小池百合子氏が当選しましたね。

女性初の都知事誕生です。

 

 

この件について、各社社説および英訳が揃うのを楽しみに待っているのですが、それまでは違う問題を。

 

今日のテーマは、「中国・南シナ海(その③)ASEAN会議 」です。

 

 

 

当サイト開始からわずか一か月。

南シナ海の問題を扱うのは、すでに三度目です。

少々飽き…、いえ、社説で何度も取り上げるということは、それだけ国際的に大きな問題ということなので、仕方ないのでしょう。。

 

 

7月24日~26日、ASEAN加盟国と日米中など周辺国が参加する一連の外相会議が、ラオスの首都ビエンチャンで開かれました。

ハーグの仲裁裁判所が南シナ海で中国が主張した主権を退けて以降、初のASEAN公式会議。

当然、この問題をめぐり、激しい議論が交わされたようです。

 

会議の共同声明の内容からも、各国間の駆け引きと苦心のあとが見られます。

 

 

 

今回は、毎日新聞の社説からお送りします。  

南シナ海問題についての当サイト過去記事その1&その2は、以下になります。

ご一緒にご覧いただけば、さらにわかりやすいかと^^

 

 

 

 

☆今日の社説

・毎日新聞 2016年7月28日社説

「ASEAN会議 南シナ海安定に結束を」

 

The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”ASEAN should strengthen unity for stability in South China Sea”

 

 


 

 

☆内容ポイント

・ASEANと日米中など周辺国が参加する一連の外相会議がラオスで開かれた。

 

・ASEAN外相会議の共同声明には、国際法による平和的な紛争解決の必要性、南シナ海での航行・飛行の自由の重要性などが盛り込まれた。一方、参加各国間の交渉・駆け引きの結果、南シナ海問題に関する中国の主張を退けた仲裁裁判所判決への言及はされないこととなった。ASEANは現実的な対応をとったといえる。

 

・「対立より協調」を理念とするASEANの現実的な歩みは、国際社会での存在感を高めてきた。しかし、南シナ海の問題をめぐる中国への対応は、ASEANの施行する「緩やかな結束」への試練となっている。法的拘束力を持つ行動規範の策定など、南シナ海の安定に向けてASEANの結束と知恵が試されている。

 

 

 

☆単語メモ

  • 東南アジア諸国連合(ASEAN)    -  the Association of Southeast Asian Nations (ASEAN)
  • 外相会議   - a foreign ministerial meeting
  • 国連海洋法条約   - the U.N. Convention on the Law of the Sea
  • 航行や飛行の自由   - freedom of navigation and overflight
  • 仲裁裁判所   - an international arbitration tribunal
  • ~について言及しない   - make no mention of ...
  • ~との領土紛争を抱える   - be in territorial disputes with ... 
  • ~に強硬に反対する   - stubbornly oppose ...
  • 全会一致というASEANの原則   - ASEAN's principle of unanimity
  • 経済の発展段階   - levels of economic growth 
  • ベトナム戦争   - the Vietnam War
  • カンボジア紛争   - the Cambodian Civil War
  • ~での存在感を高める   - enhance its own presence in ... 
  • 中国の切り崩し工作   - China's attempt to split ASEAN members 
  • 「緩やかな結束」  - the loose unity 
  • ~に警戒感を強める   - be increasingly wary of ... 
  • 強引に   - in a high-handed manner
  • ~の弱体化を招く   - lead to the weakening of ...
  • 中国の王毅外相   - Chinese Foreign Minister Wang Yi 
  • 言動を慎む   - be discreet in word and deed 
  • シーレーン(海上交通路)  - sea lanes
  • 「行動規範」   - a code of conduct 
  • ~と公言する    - publicly state that 
  • 法的拘束力を持つ行動規範   - a legally binding code of conduct 

 

 

 

☆今日の使える表現

 

・~は現実的な対応である - It is a realistic response that...

・(~内の)決定的な対立を避ける - avoid a sharp split within ...

決定的な対立を避けつつ「国際法に基づく解決」を盛り込んだことは現実的な対応でもあろう

It is a realistic response that ASEAN incorporated resolutions in accordance with international law in the statement while avoiding a sharp split within the group.

 

 

・~への反省から - out of reflection on...

ベトナム戦争やカンボジア紛争といった戦乱で荒廃を招いた反省から「対立より協調」という理念で地域協力に取り組んできた。

The bloc has worked to promote regional cooperation out of reflection on the devastation caused by armed conflicts in the region, such as the Vietnam War and the Cambodian Civil War.

 

 

・…と(~についての)陣取り合戦を演じる - lock horns in a fierce turf war with... over~

中国に判決受け入れを求めるのは当然だが、日米と中国が陣取り合戦を演じるようなことになってはならない。

It is only natural that Tokyo and Washington are urging Beijing to accept the international tribunal's ruling, but Japan and the United States should not lock horns in a fierce turf war with China over the South China Sea.

 

 

・具体性に欠ける - be short on specifics

具体性には欠けるものの、中国が行動規範と関連して日程を示したのは初めてのことだ。

This is the first time that China has proposed a specific schedule in connection with such a code of conduct although Beijing's proposal is short on specifics.

 

 

 

☆ASEANについて

ASEAN、地理的にも近い国々なだけあって、日本とも密接な関係にあります。ニュースなどで耳にする機会も多いですよね。

 

「で、そもそもASEANって?」、「いつ、なんのために作られたの?」といった疑問については、以下のサイト様にわかりやすい説明がありました。


 

 

以上、「南シナ海問題・その3」でした。

 

このままいくと、「南シナ問題・その4」をお届けする日も遠くないような気もしてきました。。

「その10」、果ては「その20」…とならないように、問題の早期解決を願うしかありません。

 

 

 

今日は以上です。

明日は都知事選の社説を読めますように!

 

皆さん、良い一日をお過ごしください^^

 

 

 

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リオ五輪 ロシア・ドーピング問題をめぐるIOC判断

おはようございます。RIEです。

今日のテーマは、「リオ五輪 ロシア・ドーピング問題をめぐるIOC判断」です。

 

いつのオリンピックでも、ロシア選手団といえば圧倒的な強さでしたよね。

そのロシアがいま、ドーピング問題で揺れています。

そして、国際オリンピック委員会(IOC)は、さらに揺れているようです。 

 

 

ロシアの国家的なドーピング問題に関し、7月24日、IOCは、8月のリオデジャネイロ五輪からのロシア選手団の全面排除を回避する、との判断を下しました。

 

「各競技の国際連盟(IF)に判断を丸投げしただけ」、「ロシアとの全面衝突を避けた弱腰の対応」など、各方面から厳しい批判を浴びています。

 

 

問題の経緯、IOC決定の骨子などについては、以下の日経新聞記事をご参照ください。 

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年7月26日社説

 「IOCの判断 リオで公正さ保てるか」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”IOC must ensure Rio Games are fair”

 

 

 

☆内容ポイント

・ロシアのドーピング隠蔽問題で、国際オリンピック委員会(IOC)は、ロシア選手団をリオ五輪から全面排除せず、一定条件を満たした選手が出場できる道を残した。厳格なドーピング検査の実施と出場可否の判断は、各国際競技団体(IF)に委ねられた。IOCはドーピングとの闘いの主導を掲げているが、今回の判断ではその責任を果たしたとは言えないだろう。

 

・各競技団体は、IOCから重い責任をゆだねられた。IOCの判断を歓迎する団体もあり、事情はそれぞれだが、大会前の十分な審査の実施と厳格で公正な判断が求められる。

 

・世界反ドーピング機関がロシア選手団の全面排除を勧告したのは、ロシアが国家ぐるみで隠蔽工作に関与したと認定したためである。政治からのスポーツの独立性と自律性を守るためにも、IOCはロシア・オリンピック委員会の責任を不問に付してはならない。

 

 

☆単語メモ

  • 国際オリンピック委員会(IOC)  - the Olympic Games in Rio de Janeiro 
  • リオデジャネイロ五輪   - the International Olympic Committee (IOC) 
  • 隠蔽   - a cover-up
  • ドーピング    - doping 
  • 国家ぐるみのドーピング    - state-sanctioned doping 
  • ICOのバッハ会長   - IOC President Thomas Bach 
  • 選手個人の正当な権利   - the legitimate rights of individual athletes
  • 公正さを担保する   - expect complete fairness
  • 各競技団体   - various International Sports Federations (IFs)
  • ドーピングに対する闘い   - the battle against doping 
  • スポーツの高潔さ   - the integrity of sport
  • 審査をすり抜けた選手   - an athlete who has somehow slipped through the tests 
  • 大会の価値をおとしめる   - undermine the value of the Games 
  • 国際テニス連盟   - the International Tennis Federation
  • 出場条件を満たす   - meet the appropriate criteria
  • 手心を加える   - manipulate ...
  • 世界反ドーピング機関(WADA)  - the World Anti-Doping Agency (WADA)
  • 検査逃れ   - evading testing
  • 検体すり替え   - switching test samples 
  • ロシア・オリンピック委員会(ROC) - the Russian Olympic Committee (ROC)
  • 強化や育成   - the enrichment and nurturing of 
  • 代表選手   - athletes that represent its national team
  • スポーツの自律性   - the autonomy of sport
  • 各国オリンピック委員会(NOC)  - National Olympic Committees (NOCs) 
  • 五輪憲章   - the Olympic Charter 
  • (参加)資格停止処分を受ける   - be stripped of one's eligibility to participate in ...

 

 

☆今日の使える表現

・~から…を全面排除する   - institute a blanket ban on ... from ~ 

・…が ~できる道を残す   - leave room for … to ~

国際オリンピック委員会(IOC)はロシア選手団をリオ五輪から全面排除せず、過去にドーピング違反がないなどの条件を満たした選手が出場できる道を残した

... the International Olympic Committee (IOC) decided not to institute a blanket ban on all Russian athletes from the Games, leaving room for those who meet certain criteria, including those who have never violated doping regulations, to participate.

 

 

・~と…とのバランスをとる   - strike a balance between ~ and ...

IOCのバッハ会長は「ロシアの国全体の責任、選手個人の正当な権利とのバランスをとらねばならなかった」と説明したが、…

IOC President Thomas Bach explained that there was a need to strike a balance between the responsibility of Russia as a state and the legitimate rights of individual athletes, …

 

 

・~に関与する   - have a hand in ~ing

しかもスポーツ省主導の下、治安機関や検査機関などが隠蔽工作に関与したと認定したためだ。

 Moreover, WADA had determined that under the leadership of the Russian Ministry of Sport, Russian public security and inspection agencies had had a hand in covering up such violations.

 

 

・~の責任を不問に付す   - overlook the responsibility of ...

IOCはROCの責任を不問に付すようなことがあってはならない。

The IOC must not overlook the responsibility of the ROC.

 

 

 

☆その他

ロシアの組織的ドーピングの実態については、今年初めにも、NHK「クローズアップ現代+」で特集されていました。

 

このなかの、室伏広治氏(元・陸上ハンマー投げ選手)の言葉が印象深いです。

 

  • 「やはりスポーツは、自分の力の限界にチャレンジすることがおもしろいのであって、それを不正をして勝つことによっても、本当の喜びっていうものは得られないんじゃないかと思います。そういう意味では、不幸というふうに思えますね。」

 

 

法を犯してまで、絶対に勝利しなくてはいけない。

 

そんなプレッシャーのなかで生きている選手たちが、一番気の毒な気がします。

 

 

 

 

 

今日は以上です。

みなさん、どうぞ良い金曜日をお過ごしくださいね^^

 

 

 

 

 

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ありがとうございます^^

G20と経済安定。そしてパンダ。

おはようございます。RIEです。

今日のテーマは、「G20と経済安定」です。

なぜタイトルにパンダがいるかは、また後ほど。

 

 

 

2016年7月22~24日、「G20」こと、「20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議」が中国・成都で開催されました。

 

今回は、英国のEU離脱が決定してから初めてのG20。

当然ながら、いつも以上に大きな注目を集めていました。

今日はその関連の社説です。

 

 

 

そもそも、G20にはどの国が参加しているのか?

G8、また、G7との違いはなにか?

それらの疑問については、以下のサイトにわかりやすくまとめてありました。ご興味あればご参照ください。

 

 

今回の社説は読売新聞のものです。

同社サイト上の社説ページは、残念ながら約二週間後にリンク切れとなります。ご注意ください。

 

 

 

☆今日の社説

・読売新聞 2016年7月25日社説

「G20と経済安定 構造改革でリスクに備えよ」

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”Prepare for risks through structural reforms to stabilize G-20 economy”

 

 

 

 ⇒リンク切れになりました (8/13)

 

 

 

☆内容ポイント

・ 主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が中国で開かれた。最終日の共同声明には、英国EU離脱決定により「世界経済の不確実性が増している」、「将来的に、英国がEUの緊密なパートナーであることを期待する」と盛り込まれた。

 

・世界経済が直面する脅威は大きい。金融市場はおおむね英EU離脱決定前の水準に戻ったが、国際紛争やテロが頻発している。世界経済を安定基調に乗せるため、経済基盤をより強固にする構造改革が、各国に求められている。G20が、金融、財政、構造改革の政策手段を総動員することを再確認したのは妥当である。

 

・英国のEU離脱決定、米国のトランプ氏共和党候補指名など、保護主義の台頭も世界経済の大きなリスクである。G20会議でも警戒の声が相次ぎ、共同声明には「あらゆる形態の保護主義に対抗する」と明記された。日本も速やかにTPP承認に動き、米議会でのTPP承認、日EUの経済連携協定交渉の前進に弾みをつけたい。

 

 

☆単語メモ

  • 主要20か国・地域(G20)財務省・中央銀行総裁会議   - a meeting of the finance ministers and central bank governors from the Group of 20 nations 
  • 構造改革   - structural reforms 
  • 経済基盤を強固にする   - shore up their economic foundations
  • 共同声明   - the joint statement 
  • ハモンド英財務相   - Britain’s Chancellor of the Exchequer Philip Hammond
  • 麻生財務省   - Finance Minister Taro Aso 
  • (英国)離脱への道筋   - a road map for Brexit 
  • 情報を開示する   - disclose pertinent information
  • ~を円滑に進める   - make smooth progress in 
  • 為替や株式   - foreign exchange rates and stock prices
  • 投票前の水準に戻った   - "they have returned roughly to their pre-referendum levels."
  • 頻発するテロ   - a string of frequent terrorist attacks
  • 国際通貨基金(IMF)   - the International Monetary Fund 
  • 不確実性の高まり   - increased uncertainty 
  • 金融、財政、構造改革   - financial, fiscal and structural reforms 
  • 潜在成長力   - potential growth capacity
  • 民間の活動を促す   - encourage private-sector activities
  • 規制緩和   - promoting deregulation 
  • 成長分野の投資促進   - investment promotion in growth fields
  • 中国鉄鋼の過剰生産問題   - the issue of excess steel production in China
  • 市場を歪める   - cause market distortions
  • 政府補助金   - government subsidies 
  • 保護主義の台頭   - the rise in protectionism
  • 内向き志向   - an inward-looking attitude
  • 環太平洋経済連携協定(TPP)  - the Trans-Pacific Partnership free trade pact
  • 全面否定する   - entirely reject ... 
  • 自由貿易による互恵主義   - the principle of reciprocity based on free trade
  • 秋の臨時国会   - an extraordinary Diet session in autumn
  • 日EUの経済連携協定(EPA)  - an economic partnership agreement between Japan and the EU

 

 

☆今日の使える表現

・ 見通しを引き下げる   - lower its forecasts of ...

国際通貨基金(IMF)は今月、今年と来年の世界の経済成長率見通しを引き下げた

This month, the International Monetary Fund lowered its forecasts of world economic growth rates for this year and next year.

 

 

・手段を総動員する   - use all possible means to ...

G20が、必要に応じて金融、財政、構造改革の政策手段を総動員することを改めて確認したのは、妥当である。

It was reasonable for the G-20 nations to have reaffirmed that they would use all possible policy means to promote financial, fiscal and structural reforms as required.

 

 

・警戒する声が相次ぐ    - Many ... express alarm about ~

G20会議では、自由貿易による互恵主義を揺るがす動きを警戒する声が相次いだ

At the G-20 meeting, many participants expressed alarm about moves that could shake the principle of reciprocity based on free trade.

 

 

・~に弾みをつける   - build momentum for ... 

日本は、秋の臨時国会で速やかにTPPの承認や関連法案の成立を図り、米議会の承認に弾みをつけたい

Japan needs to swiftly have the TPP accord approved and related bills passed at an extraordinary Diet session in autumn, thereby building momentum for TPP ratifications at the U.S. Congress.

 

 

 

☆パンダとG20

今回、G20が開催された四川省・成都は、実はパンダで有名な土地でもあります。

「成都パンダ繁殖研究基地」という施設があるのですが、いつか、その併設の「パンダ幼稚園(通称)」で子パンダをもふもふしたい、というのが私の夢の一つ。

 

 

せっかくG20で成都に外国要人を迎えるのだから、どこかにパンダを絡めてるのでは?と思い、調べてみたところ、やはりありました。

パンダの人形が、G20の会場(のどこか)に飾られていたようです。

Chinese women gather near panda dolls at the venue ahead of the G20 Finance Ministers and Central Bank Governors Meeting to be held over the weekend in Chengdu in Southwestern China's Sichuan province, July 22, 2016.(画像とキャプションはこちらからお借りしました。)

 

うーん、可愛いけれど、そこはかとなく中国的な…

なぜ顔だけ巨大な人形にしたのでしょうね^^;

 

 

G20など大きな会議があると、その開催地のあれこれがメディアで紹介されるので、それもちょっと楽しみだったりします。

 

 

 

それでは、今日は以上です。

皆さん、今日もよい一日をお過ごしください。

 

 

 

 

 

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アメリカ大統領選 共和党トランプ氏指名

   

 

  とうとう、ここまで来た。

  So it has come to this. 

 

 

おはようございます。RIEです。

いきなり何事かと思われたかもしれませんが、今日の社説から、冒頭の一文です。

 

当ブログも、とうとう、ここまで来てしまいました。

 

「時事英語ブログ」を名乗るからには、いつかは米大統領選に触れたい、触れねばと思っていましたが、なぜか今まで機会がありませんでした。

 

しかし、ついにその日が来たようです。

今日のテーマは、「アメリカ大統領選 共和党トランプ氏指名」です!

 

 

7月18日(現地時間)~21日、オハイオ州クリーブランドにて共和党の党大会が開催され、大統領候補にドナルド・トランプ氏、副大統領候補にインディアナ州知事のマイク・ペンス知事が正式に指名されました。

 

しかし、党大会の場では、党主流派の一部は欠席、 トランプ支持拒否に罵声が飛び交い、さらにはトランプ夫人のスピーチは盗用発覚でのちに謝罪と、異常事態続出だったようです。

 

 

今回の社説は、毎日新聞から。

今日の英訳版、元々トランプ氏に批判的な日本語原文と比較しても、さらに筆致が厳しめにみえるのは、私の気のせいでしょうか。。

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年7月21日社説

 「トランプ氏指名 愚かな「壁」を築くのか」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

” Trump brings nothing to the table but rancor, future discord”

 


 

 

☆内容ポイント

・共和党の大会で、トランプ氏がついに大統領候補に指名された。副大統領候補には、政治経験があり党主流派とのパイプ役になれるペンス・インディアナ州知事が選ばれた。しかし、共和党内の不和、トランプ氏への根強い反感が浮き彫りになる異例の党大会となった。

 

・共和党の政策綱領には、移民対策、安全保障政策など、トランプの主張が随所に盛り込まれ、大きな問題をはらんでいる。また、TPPに慎重な経済政策は、日本にとっても不安材料といえる。

 

・トランプ氏の外交政策には、世界の安全安定への視点が欠けている。共和党綱領は「米国例外主義」を冒頭に掲げ、「米国第一」「米国を再び偉大な国に」と主張するが、米国は特別な国と誇るなら、自国の損得だけでなく世界の利益こそ考えるべきである。 

  

 

☆単語メモ

  • 共和党党大会   - the Republican National Convention (RNC)
  • 共和党大統領候補   - the Republican Party's nominee for president of the United States
  • 実業家のトランプ氏   - businessman Donald Trump
  • ペンス・インディアナ州知事   - Indiana Gov. Michael Pence
  • 暴言   - offensive remarks
  • 不作法   - rude behavior
  • いつかは失速する   - "his candidacy would eventually, inevitably, crash and burn" 
  • (共和)党主流派   - the Republican mainstream
  • トランプ氏の危うさ   - how dangerous Trump is
  • 疑問が渦巻く   - churn with misgivings about …
  • 予備選   - the party's presidential primaries
  • トランプ氏への根強い反感   - a deep vein of anti-Trump animosity
  • …は~に酷似している   - … that appeared to have been copied from ~
  • 共和党の政策綱領   - the Republican platform
  • メキシコ国境に壁を造る(という主張)  - his infamous plan for a wall along the U.S.-Mexican border to stop illegal immigration
  • ローマ法王   - Pope Francis 
  • 米国の伝統と美風   - American tradition and customs
  • ~を重んじる   - with its emphasis on respect for …
  • 「日韓核武装容認発言」  - Trump's suggestion that Japan and South Korea acquire nuclear weapons
  • 「イスラム教徒の入国禁止」   - a temporary ban on Muslims entering the U.S
  • 特別な調査を行う   - apply special scrutiny to …
  • 環太平洋パートナーシップ協定(TPP)   - the Trans-Pacific Partnership free trade pact 
  • 目を引くのは…   - One eye-catching and alarming detail of … is that …
  • 「米国例外主義」   - "We believe in American exceptionalism." 
  • オバマ政権   - the administration of President Barack Obama / the Obama administration
  • 南シナ海での中国の「増長」   - an emboldened China in the South China Sea 
  • 「金一族の奴隷国家」   - "the Kim family's slave state" 
  • 「米国第一」  - "America first"
  • 「米国を再び偉大な国に」   - "Make America great again" 
  • 声高な主張    - the loudly shouted slogans
  • 世界の安定安全   - the safety and stability of the world
  • 自国の損得   - the benefits and losses of one's own nation

 

 

☆今日の使える表現

・~とのパイプ役になる   - act as a bridge with ...

副大統領候補には、トランプ氏と対照的に政治経験があり党主流派とのパイプ役になれるペンス・インディアナ州知事が指名された。

Trump's pick for vice president is Indiana Gov. Michael Pence, an experienced politician (unlike the nominee himself) who can act as a bridge with the Republican mainstream.

 

 

・迷走する   -  drift badly off-course

・~と言うしかない   - There is no other way to describe it.

同党の迷走は深刻と言うしかない

The Republican Party has drifted badly off-course. There is no other way to describe it.

 

 

・~にとって大きな不安材料だ   - a cause of serious concern for ...

トランプ氏に合わせて、綱領が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に慎重な態度に転じたのも日本にとって大きな不安材料だ

The Republican platform's cautious attitude to the Trans-Pacific Partnership free trade pact is also a cause of serious concern for Japan.

 

 

 

☆その他

今回の異例づくめの共和党大会については、以下のサイトに詳しく載っています。

ご興味ある方はどうぞ。

 

ちなみに、大統領選そのものについての概要はこちら。

さすがNHK、わかりやすいです。

 

 

トランプ氏が共和党候補になるとは、一年前には予想だにしてませんでしたよね。

11月8日の投票日にかけて、目が離せません!

 

 

今日は以上です。

それでは、皆さん、良い一日をお過ごしください。 

 

  

 

 

 

 

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(25日時点で「英語学習法」カテゴリー第1位!ありがとうございます…!)

中国・南シナ海問題② 日中首脳会談

 

おはようございます。RIEです。

今日のテーマは、「中国・南シナ海問題② 日中首脳会談」です。

 

先日、当ブログでは、中国の南シナ海進出をめぐるハーグ仲裁裁判所判決についての社説を読みました。

 

今日は、その後の展開についてです。

 

安倍総理大臣は、15日午後、ASEM(アジア・ヨーロッパ首脳会議)に出席するため訪れたモンゴルで、中国の李克強首相と会談しました。

日中首脳会談は、去年11月に韓国のソウルで行われて以来、8か月ぶりとのことです。

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年7月16日社説

「日中首相会談 対話継続が双方の利益」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Continuing dialogue will benefit both Japan and China”

 


 

☆内容ポイント

・安倍晋三首相と中国の李克強首相が、モンゴルで開かれているアジア欧州会議(ASEM)首脳会議に合わせて会談した。南シナ海問題をめぐり、ハーグの仲裁裁判所が判決を出した直後だったため、会談の実現が危ぶまれていた。会談は平行線のまま終わったとされるが、こうして対話を積み重ねていくことが重要である。

 

・中国は仲裁裁の判決に反発、さまざまな反論をしている。日本はASEAN加盟国などと協力して、中国が海洋の法秩序を守り国際社会の一員としての責任を果たすよう、粘り強く説得するべき。

 

・世界経済の安定やテロ対策、安全保障など、日中間には多くの課題がある。幅広い分野で対話を継続することが双方の利益になり、地域の安定につながっていくだろう。 

 

 

☆単語メモ

  • 李克強   - Li Keqiang
  • 中国首相   - Chinese premier
  • アジア欧州会議   - the Asia-Europe Meeting summit 
  • ~に合わせて   - on the sidelines of 
  • 判決を出す   - hand down a ruling 
  • 意見をぶつけ合う   - frankly exchange views
  • ~に積極的に発信する   - actively express one's opinions 
  • 東シナ海   - the East China Sea
  • 立場の(大きな)違いを埋める    - narrow the (wide) perception gap over... 
  • 挑発的行動   - provocative acts
  • ~への反発から   - in protest against ...
  • ~に反論する   - argue against ...
  • 国際海洋法裁判所   - the International Tribunal for the Law of the Sea
  • 政治的な意図をもって   - with certain political goals in mind
  • 言いがかりに近い主張    - almost a smear tactic
  • 国連海洋法条約   - the U.N. Convention on the Law of the Sea
  • (~の)手続きに沿って   - in line with the procedures (provided for by ...)
  • 的外れ   - missing the point
  • 東南アジア諸国連合(ASEAN)   - An Association of Southeast Asian Nations (ASEAN)
  • 外相会合   - foreign ministerial conference
  • (ASEAN)地域フォーラム   - Regional Forum 
  • 主要20カ国・地域(G20)首脳会議   - a G-20 summit meeting 
  • 日中韓首脳会談   - a Japan-China-South Korea summit 
  • 海洋の法秩序   - law and order on the sea 
  • 協力強化   - step up cooperation
  • 中国経済の減速   -the slowdown of the Chinese economy 
  • 危機に陥る   - plunge into crisis
  • テロがアジアに浸透しないように   - to block terrorism from infiltrating Asia
  • 中国軍艦   - Chinese military vessels 
  • 日本周辺海域   - the seas around Japan
  • 危機管理メカニズム   -  a crisis-management mechanism
  • 双方の利益になる   - be beneficial to both countries

 

☆今日の使える表現

 

・~するか危ぶまれていた   - It had been doubted whether ...

今回は、ハーグの仲裁裁判所が南シナ海での中国の主張を全面的に否定する判決を出したばかりで、中国が激しく反発している状況だけに、会談が実現するか危ぶまれていた

It had been doubted whether the meeting would even take place after an international tribunal handed down a ruling dismissing China's territorial claims in the South China Sea.

 

 

・~は意義がある   - it is of great significance that ...

両氏が直接、意見をぶつけ合う機会が持てたのは、意義がある

it was of great significance that Abe and Li had an opportunity to frankly exchange views.

 

 

・~について平行線のまま終わる   - remain at odds over...

会談では、南シナ海や東シナ海の問題について、互いの主張は平行線のまま終わったようだ。

During the meeting, Abe and Li reportedly remained at odds over issues relating to the East China and South China seas.

 

 

・~する予定である   - be scheduled for 名詞 / to 動詞

                                   - be slated for 名詞 / to 動詞 (*主に米国用法)

                                   - be expected for 名詞 / to 動詞

今月下旬には東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相会合や地域フォーラム、9月初めに主要20カ国・地域(G20)首脳会議、年内には日中韓首脳会談が開かれる予定だ

An Association of Southeast Asian Nations (ASEAN) foreign ministerial conference and Regional Forum is scheduled for late July, and a G-20 summit meeting is slated for early September. Moreover, a Japan-China-South Korea summit is expected to be held by the end of this year.

 

 

 

☆(私が)嬉しいお知らせ

 

昨日、ブログ「50歳で始めた通訳訓練」にて、当ブログを「優良ブログ」として紹介していただきました!

 

こちらは、「通訳学校の生徒なら、必ず一度は読んだことがあるのでは?」と思うくらい、通訳志望者・業界関係者にはお馴染みのブログです。

もちろん私も愛読者です。ブログ始めてよかった〜( ;  ; )

Shiraさん、ありがとうございました。

 

 

 

日々、自転車操業で更新中ですが、皆さまからフィードバックやコメントをいただくことが、とてもよい励みになっています。

今後ともよろしくお願いいたします^^

 

 

 

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トルコ軍反乱 鎮圧が国民融和につながるか?

こんにちは。RIEです。

今日のテーマは、「トルコ軍反乱 クーデター未遂」です。

 

最近は毎日のように、世界のどこかで大きな事件が起きていますね。。

各地でテロや襲撃事件などが相次いでいるなか、なんと、トルコでは7月15日(現地時間)、軍によるクーデター未遂が発生。

同国のエルドアン大統領は16日に鎮圧宣言を出しましたが、多くの死傷者が出ました。

 

事件の詳細および18日時点での進展を知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

 

このテーマの社説はぜひ読みたいと思っていたのですが、サイト上に日英対訳が揃っているのは「読売新聞」のみでした。

読売新聞サイトでは、社説は一定期間(約二週間)後にリンク切れになります(泣)。ご注意ください。

 

 ☆今日の社説

・読売新聞 2016年7月17日社説

「トルコ軍反乱 鎮圧が国民融和につながるか」

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”Would suppression of military revolt in Turkey lead to reconciliation? ”

  

 

→リンク切れになりました。。

 

 

 

☆内容ポイント

・トルコの首都アンカラと最大都市イスタンブールで、軍の一部がクーデターを企てた。交戦や爆発により多数の死傷者が出たが、政府を支持する軍と警察が反乱軍をほぼ制圧した。クーデターの試みは失敗に終わり、多くの兵士が殺害、拘束された。

 

・今回の反乱は、政権が宗教色を強め、憲法改正などで軍の権限縮小を断行したことに対する不満が背景といわれる。「政教分離の世俗主義」を国是とするトルコにおいて、軍は「世俗主義の守護者」を自任する。軍はこれまでも、政府のイスラム化や政治腐敗を理由にクーデターを起こしている。

 

・エルドアン大統領は、経済成長を主導した実績を基に、イスラム教徒寄りの政策を進めてきた。問題は、その強権的な手法によって、国内のあつれきが増していること。エルドアン氏が世俗主義者らとの融和を図らなければ、政情の安定は期待できない。

 

・今回の事態による中東情勢の一層の悪化を防ぐため、トルコが米国・EUとの協調を維持すること、さらに、国際社会による積極的関与が欠かせない。

 

☆単語メモ

  • エルドアン大統領   - President Recep Tayyip Erdogan
  • 鎮圧   - suppression
  • 政権を転覆させる   - overthrow a government
  • さらなる流血を回避する   - further bloodshed will be averted
  • クーデターを企てる   - attempt a coup
  • 戦車を展開する   - deploy tanks
  • 放送局を占拠する   - occupy broadcasting stations
  • 交戦   - clashes of arms
  • 多数の死傷者が出た   - result in a large number of casulties
  • 主要道路   - arterial roads
  • 反乱軍   - the rebel troops
  • 秩序の回復を求める   - call for the restoration of order
  • 長期化する   - continue for an extended period
  • 宗教色を強める   - become even more religious
  • ~を国是とする   - stand by its national principle of ...
  • 政教分離   - the separation of religion and politics
  • 世俗主義   - secularism
  • 「世俗主義の守護者」   - "the defenders of secularism"
  • イスラム化   - Islamization
  • ケマル・アタチュルク(トルコ初代大統領)   - Kemal Ataturk
  • 夜間の酒類販売禁止   - a ban on the sale of alcoholic beverages at night
  • イスラム教徒寄りの政策   - policy measures marked by a tilt toward Muslims
  • 強権的な手法   - iron-fisted approach
  • あつれきを増す   - heighten friction
  • 反政府デモ   - antigovenment demonstrations
  • 弾圧する   - crack down
  • 言論機関   - organs of public opinion
  • 独立を主張するクルド人武装勢力   - armed groups of separatist Kurds
  • 「イスラム国」  - the Islamic State of Iraq and the Levant (ISIL) 
  • 〜と融和を図る   - facilitate reconciliation with...
  • 有志連合   - the coalition of the willing
  • 中東情勢を一層悪化させる   - further exacerbate the situation in the Middle East

 

☆今日の使える表現

・~を自任する   - see oneself as...

軍は「世俗主義の守護者」を自任する

The military see themselves as “the defenders of secularism.”

 

・~を率いて、~の舵を取って   - at the helm of ...

エルドアン氏はイスラム穏健政党を率い、2003年から首相、14年から大統領を務める。

At the helm of a moderate Islamic party, Erdogan became prime minister in 2003 and president in 2014.

 

・~を管理下に置いた   - control has been exercised over...

反政府デモを弾圧し、政権に批判的な言論機関を管理下に置いた

Antigovernment demonstrations have been cracked down on, and control has been exercised over organs of public opinion critical of the government.

 

・泥沼化する   - turn into a quagmire

独立を主張するクルド人武装組織との戦闘が泥沼化し、…

Fighting against armed groups of separatist Kurds has turned into a quagmire,…

(quagmire [kwǽgmàiər] 1.ぬかるみ、沼地、泥沼、2.窮地、ピンチ、苦境)

 

 

今日は以上です。

 

犠牲となった方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

個人的に、トルコは大好きな国の一つです。

人々が心穏やかに過ごせる日々が早く戻ってきますように。

 

 

 

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日々更新の励みになるので、どうぞお願いいたします^^

英国 EU離脱 メイ新首相就任 

おはようございます。RIEです。 

今日のテーマは、「英国 EU離脱 メイ新首相就任」です。

 

先日7月13日(現地時間)、テレサ・メイ (Theresa May) 英国新首相が就任しました。

保守党党首選の相手候補・レッドソム氏の失点により(こちらの炎上発言など)、あれよあれよという間に、首相就任が決まった感がありますね。

 

英国のEU離脱決定後という極めて難しい局面で、いかに手腕を発揮するかが世界中の注目を集めています。

(そして、個人的には、彼女のお洒落っぷりが気になっています。)

 

 ☆今日の社説

・読売新聞 2016年7月13日社説

「メイ英新首相 秩序あるEU離脱の構想示せ」

 

  ・The Japan News (上記社説の英訳)

”Britain’s new prime minister should present orderly EU withdrawal plan”

 

→リンク切れになりました…

 

 

 

☆内容ポイント

・英国のメイ内相が、与党・保守党の党首に選出された。13日に首相に就任する。サッチャー氏以来、2人目の女性英首相。

 

・最大の課題はEUとの離脱交渉。元「残留」支持派で移民流入制限を公約したメイ氏が、英国の利益を守りつつ、EU各国にも説得力のある離脱構想を打ち出せるのか、懸念もある。政治の混乱の収拾、社会の分断への対応、ロンドンと地方の格差の是正など、課題は多い。

 

・離脱派は、国民投票後のビジョンを欠いたまま、内紛に陥って、政権を担う態勢を築けなかった。

 

・英国の離脱問題が世界経済に与える影響は大きい。英国に進出した日本企業も、戦略の見直しを迫られている。メイ氏らは、海外からの厳しい視線を自覚し、行動すべき。

 

 

☆単語メモ

  • 欧州連合(EU)離脱   - Britain's exit from the EU
  • 歴史的な進路変更   - historical change of course
  • 秩序あるプロセス   - in a well-ordered process
  • 与党・保守党   - the ruling Conservative Party
  • 党首選   - the party leadership race
  • ~にとって最善の条件を引き出す   - negotiate the best deal for ...
  • 新たな役割を築く   - forge a new role for oneself in ...
  • 「EU単一市場へのアクセス」  -  access to the single EU market
  • 「ヒトの移動の自由」  - the free movement of people
  • 移民流入制限   - to limit the inflow of immigrants
  • ~を公約する   - pledge to...
  • 貿易・金融サービス分野で   - inthe trade and financial service sectors
  • 主張(態度)を転換する   - make an about-face
  • 離脱派   - pro-exit forces
  • 残留派   - anti-exit forces
  • 民族差別的な嫌がらせ   - ethnic harassment
  • 国民融和   - reconciliation among the people
  • 中長期的には   - in the medium- and long-term
  • 格差の是正   - close the disparity between A and B
  • 地場産業   - local industries
  • 「中央のエリート」  - " the elite of the center"
  • EUの官僚主義   - EU bureaucracy
  • 盟友   - political ally
  • 離反する   - withdraw support
  • 決選投票   - a runoff election
  • 失言により   - due to a gaffe
  • 内粉に陥る   - fall into internal strife
  • ~の急落を招く   - cause steep falls in ...
  • 銀行株   - the stocks of banks
  • 英国に進出した日本企業   - Japanese companies operating in the U.K.

 

 ☆今日の使える表現

・~にはリスクが伴う   - be accompanied by risks

メイ氏は、6月の国民投票に際して、EU脱退に経済的リスクが伴うことなどを理由に、残留を支持した。

In the June referendum, May supported remaining in the EU for reasons including the fact that an exit would be accompanied by economic risks.

 

・~には定評がある   - have an establised reputation for ...

テロ対策などを担当する重要閣僚の内相を6年間務め、安定感には定評がある

May, who has served for six years as interior minister, an important Cabinet post in charge of antiterrorism measures and other policies, has an established reputation for stable management.

 

・~とのそしりは免れない   - can not escape criticism as ...

無責任とのそしりは免れまい

They cannot escape criticism as irresponsible.

 

 

☆メイ氏のお洒落コレクション

豹柄の靴など、かなりのお洒落さんとしても有名なメイ氏。

クールなキャラクターとのギャップもあってか、世界のメディアの注目を集めています。

センスがいいか否かは意見がわかれているようですが、とにかくファッションへの愛を感じます!

私も、新しい靴、買おうかな、、という気になってきました。

ファッション業界の景気がよくなるかも?

 

今日は以上です。

みなさん、良い週末をお過ごしください。