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社説でまなぶ時事英語

「時事英語を学びたい!でも英字新聞を毎日読む時間なんてない!」 そんなあなたのための、一日一記事 ・5分で身につく時事英語。日本語の新聞社説とその英語版を読み比べ、時事英単語&使える日英表現をまとめています。

ボブ・ディラン氏 ノーベル文学賞受賞!(...のはず!)

おはようございます。RIEです。

 

日本はすっかり秋も深まっているようですが、シンガポールは毎日安定の30度ですよ!

皆さん、いかがお過ごしでしたか。

 

当ブログがすっかり休止状態にある間、世界中で実に色々な出来事がありました。

久々の更新となる今日のテーマは、世界中が軽く驚いたあの出来事。

 

ボブ・ディラン氏 ノーベル文学賞受賞!」です。

 

おめでとうございます!!

 

今さら紹介するまでもありませんが、一応、ディラン氏の日本版オフィシャルサイトを貼っておきますね。


 

 

とはいえ、ご本人はそれほどおめでたいとは思ってなさそうですね(?)。

 

ブログタイトルにも「(…のはず!)」とつけてみましたが、27日現在、ノーベル賞選考主体のスウェーデン・アカデミーがいまだディラン氏と連絡が取れず、よもや受賞辞退か、とも囁かれています。

 

 

12月10日のノーベル賞授賞式まで、まだまだ世間を騒がせそうなこのニュース。

 

今回ご紹介するのは、文学賞発表時の社説(10月15日付)です。

少し前の社説ではありますが、ここで改めて、発表時の「歓喜と当惑(社説文中より)」を反芻し、彼の受賞の歴史的意義を確認してみるのもいいかもしれません。

   

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年10月15日社説

 「ボブ・ディラン氏 歌に宿った高い文学性」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Dylan's Nobel win signals broader perspective taking root in prize selection”

 

 

 

 

☆内容ポイント

 ・米国のシンガー・ソングライター、ボブ・ディラン氏がノーベル文学賞を授与されることとなり、世界中が歓喜と当惑をもって受け止めている。歌手の受賞は初めてであり、ノーベル文学賞の歴史における一つの事件と言える。また、文学の概念が拡大したと捉えることもできるだろう。スウェーデン・アカデミーは授賞理由を、「米国の歌の伝統において新たな詩的表現を創造した」と説明した。

 

・ディラン氏は、1960年代初頭に公民権運動やベトナム戦争の時代を背景に、若者から熱狂的な支持を得た。メッセージ性の強い「プロテストソング」の旗手として名を馳せたが、その歌詞はさまざまな解釈が可能で、深みと広がりがある。欧米のみならず、日本のミュージシャンも強い影響を与えてきた。

 

・今回の受賞からは欧州に偏ってきた選考の変化もうかがえる。「理想主義的傾向を持つ最も優れた作品を書いた人」というノーベルの遺言に、アカデミーが新たな解釈を加えたとも言える。人々が改革を求めて苦闘した時代にデビューして以来、常に新しい創造を続けるディラン氏の姿は、現代人にも強い改革のメッセージを投げかけている。 

 

 

 

☆単語メモ

  • ノーベル文学賞   - the Nobel Prize in literature 
  • ボブ・ディラン   - Bob Dylan's
  • シンガー・ソングライター   - a singer-songwriter 
  • 一つの事件   - an epoch-making event 
  • 選考の経緯   - the process of selecting winners 
  • 文学の概念   - the concept of literature
  • スウェーデン・アカデミー   - the Swedish Academy 
  • 「米国の歌の伝統において新たな詩的表現を創造した」  - "having created new poetic expressions within the great American song tradition" 
  • その先例にならえば、 - As such, ...
  • 原点に回帰する   - return to one's starting point
  • ~を背景に   - against the backdrop of ...
  • 公民権運動   - the U.S. Civil Rights Movement
  • ベトナム戦争   - the Vietnam War
  • ~を思いつく   - come up with ... 
  • 「風に吹かれて」(代表曲)  - "Blowin' in the Wind" 
  • 反戦歌   - an anti-war song
  • ~の大切さを訴える   - underscore the importance of ...ing 
  • 安直に答えを出す  - offer easy answers
  • 「プロテストソング(抵抗の歌)」  - protest songs
  • (~の)旗手   - the standard-bearer (of ...)
  • 歌詞   - lyrics 
  • 深みと広がりがある   - be deep and broad
  • 新たな文学性を切り開く   - develop a new literary world
  • 「口語で表現する偉大な詩人」   - "a great poet in the English speaking tradition" 
  • 米国の文豪   - Great U.S. writers 
  • 「理想主義的傾向を持つ最も優れた作品を書いた人」  - "the most outstanding work in an ideal direction" 
  • それから54年の長きにわたり   - for the 54 years since then 
  • (~に)メッセージを投げかける   - send a strong message (to ...)

 

 

 

☆今日の使える表現

 

・歓喜と当惑を持って受け止める   - take ... with both joy and perplexity

歌手の受賞は初めてであり、世界中で歓喜と当惑を持って受け止められている

People in the world have taken the news with both joy and perplexity.

 

 

・~から熱狂的な支持を得る   - win enthusiastic support from ...

ディラン氏は、1960年代初頭に公民権運動やベトナム戦争の時代を背景に、若者から熱狂的な支持を得た

Dylan won enthusiastic support from young people in the early 1960s against the backdrop of the U.S. Civil Rights Movement and the Vietnam War.

 

 

・~に偏る   - place excessive emphasis on ... 

今回の受賞からは欧州に偏ってきた選考の変化もうかがえる。

The selection of Dylan as the winner of the Nobel Prize in literature in 2016 suggests changes in the trends behind winner selections, which have placed excessive emphasis on European literary figures.

 

 

・~に新たな解釈を加える   - put a new spin on ...

「理想主義的傾向を持つ最も優れた作品を書いた人」というノーベル賞創設者、アルフレッド・ノーベルの遺言に、アカデミーが新たな解釈を加えたとも言えるのではないか。

This suggests that the Swedish Academy put a new spin on Alfred Nobel's words, "the most outstanding work in an ideal direction."

 

 

 

 

☆関連英文記事

ディラン氏に関する社説も読んだことですし、肝心の彼の曲やその歌詞についても触れたいところです。しかし、そちらは至る所に情報源がありますし、著作権の問題も絡んできそうなので、皆さまにお任せするとします^^;

 

ここでは、関連の英文記事をいくつか載せておきますね。

 

 

まず、受賞発表直後のニュースです。

・BBC(動画あり)

 

・The New York Times(動画あり)

Bob Dylan Wins Nobel Prize, Redefining Boundaries of Literature

 

 

 

また、その後の動向については以下の記事など。

・NPR News(音声&スクリプトあり)

 

・BBC

 

・The New York Times

Bob Dylan’s Silence on Nobel Prize Is Called ‘Impolite and Arrogant’ by Academy Member - NYTimes.com

 

 

 

まだまだ沢山ありますが、とりあえずこの辺で。

 

海外メディア(とくに米国)の報道を観ていると、日本国内での受け止め方とは比べ物にならないくらいの高揚感が伝わってきます。

彼らの文化における「ボブ・ディラン」の存在の大きさを伺い知ることができ、興味深いですね。

 

 

 

それにしても、本当に、どうなるんでしょうね。

全てディラン氏の胸のうちでしょうか…

12月10日の受賞式まで、進展を見守るといたしましょう。

 

 

 

今日は以上です。

皆さん、どうぞ良い一日をお過ごしくださいね♪

 

 

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