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社説でまなぶ時事英語

「時事英語を学びたい!でも英字新聞を毎日読む時間なんてない!」 そんなあなたのための、一日一記事 ・5分で身につく時事英語。日本語の新聞社説とその英語版を読み比べ、時事英単語&使える日英表現をまとめています。

トランプ新大統領、誕生 その② ~就任演説まとめ~

国際 米国

おはようございます。RIEです。

今日のテーマは、「トランプ新大統領、誕生(その②)」です。

 

オバマ元大統領の退任演説を扱った前回に続き、今日は、トランプ新大統領の演説を取り上げます。

 

 

先日2017年1月20日、ドナルド・トランプ第45代アメリカ大統領が名実ともに誕生しました。 

 

 

当選直後の借りてきた猫のような大人しさはなくなり、経済政策から外交まで、がぜん強気の姿勢で攻めてきましたね。これからどうなるのか、世界が戦々恐々としているようです。

 

 

…と、書いてみたものの、今一つブログに対してやる気の出ない私です。。

 

ただ、このテーマの社説は、どの新聞社のものも、今後の国際情勢を見ていくうえで外せない単語がギュッとつまっています。また、お役立ち表現もたくさんありました。

読んでおいて損はないかと思います。がんばりましょう。

 

今回は、毎日新聞の社説をお借りしました。

 

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年1月22日社説

 「トランプ新大統領 分断を世界に広げるな」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Editorial: Trump should not divide the world”

 

 

 

 

 

☆内容ポイント

 ・ドナルド・トランプ氏が第45代米大統領に就任した。首都ワシントンでは式典が行われる一方、就任反対デモも盛り上がった。米国の混迷は、国際秩序の混迷といえる。先の見えない時代が始まった。

 

・就任演説でトランプ新大統領は、「既存の権威」の排除、および「米国第一」を強調した。米国の歴史や建国の理想などの理念は語らず、新政権では、「特別な存在」、「世界の警察官」という伝統的なアメリカの在り方は変わることが予想される。

 

・しかし、理念なき政治や単独行動主義は、その国を危うくし、国際社会に不利益をもたらす。TPPからの離脱、ロシアや中国に対する外交姿勢、在イスラエル米大使館のエルサレム移設計画など、場当たり的な姿勢には問題も多い。日本は主体的な外交を行い、米国と積極的な意見交換を重ねるべきだ。

 

・世界の分断を防ぐために、トランプ氏が当選した背景を理解する必要がある。ポピュリズムや反知性主義の勝利というだけではなく、社会の格差拡大、移民の数やテロの増大といったグローバル化の問題点と向き合うことが肝要だ。トランプ氏には分断機運をあおる発言を控えてもらいたい。そのために日本は知恵を絞るべきである。

 

 

 

 

☆単語メモ

  • ドナルド・トランプ氏の第45代米大統領就任   - the inauguration of Donald Trump as the 45th president of the United States
  • 米国社会に走る断層   - a split in U.S. society 
  • 米国発の分断   - a division emanating from the land of the free
  • 就任式   - the inauguration ceremony for new President Trump
  • 厳かに行われる   - be held in a solemn manner 
  • デモを行う  - stage demonstrations
  • 国の在り方   - the role of the country
  • 自由と民主主義を象徴する国(米国) - the U.S., which is a symbol of freedom and democracy
  • 未曾有ともいえる混迷   - unprecedented chaos
  • 国際秩序の混迷   - confusion in the international order
  • 就任演説   - the inaugural address 
  • 「既成の権威(エスタブリッシュメント)」  - the establishment / the established authority
  • 市民本位の政治   - citizen-oriented politics
  • 「米国第一」  - "America First." 
  • 経済面でも安全保障でも   - both the economic and security fronts
  • 「希望の灯台」  - "a beacon of hope"
  • 建国の理想    - ideals the country has pursued since its founding
  • 「自分は型破りの大統領になる」  - an unorthodox president 
  • 格調の高さとは無縁な演説    - his address that was far removed from dignity 
  • 米国の在り方   - the American identity
  • 「丘の上の街」(新約聖書)  - "a city upon a hill" written in the New Testament 
  • 理念なき政治   - politics without philosophy
  • 単独行動主義   - unilateralism 
  • 北米自由貿易協定(NAFTA)  - the North America Free Trade Agreement (NAFTA)
  • (トランプ氏の)場当たり的な外交姿勢   - Trump's haphazard diplomatic policies 
  • 外交と商取引の混同   - mixing up diplomacy and business dealings
  • 険悪な米露関係   - strained U.S.-Russia ties 
  • 米露の融和   - reconciliation between the United States and Russia
  • 米欧による対露制裁の緩和   - the easing of sanctions that the West have imposed on Moscow
  • ロシアがハッキングで米大統領選に介入した疑惑    - allegations that Russia hacked into U.S. computer networks to intervene in the election
  • 超党派で   - through non-partisan efforts. 
  • 大義なき移設   - the relocation without justifiable reasons
  • (中国による)南シナ海の埋め立て    - China's reclamation in the South China Sea 
  • 毅然たる態度を保つ   - take resolute action 
  • 「一つの中国」政策    - "One China" policy
  • 主体的な外交を行う   - conduct proactive diplomacy 
  • 思わぬ不利益をこうむる   - suffer unexpected losses 
  • 世界の分断を防ぐ   - prevent a split in the world
  • ポピュリズム(大衆迎合主義)   - populism
  • 反知性主義   - anti-intellectualism
  • 世界経済の成長を促した   - spur growth in the world economy
  • 分断機運をあおる発言をする   - make statements spurring such a division
  • 知恵を絞る   - exercise wisdom 

 

 

 

☆今日の使える表現

 

・(~により)先の見えない時代が始まる   - ~ mark the start of an uncertain era

先が見えない時代が始まった。 

Trump's inauguration as U.S. president marks the start of an uncertain era.

 

 

・良くも悪くも   - both in a positive and negative way 

新大統領の就任演説は良くも悪くもユニークだった。

The new president's inaugural address was unique both in a positive and negative way.

 

 

・~を危うくする   - put … in jeopardy

・~に不利益をもたらす   - bring disadvantages to ...

だが、理念なき政治や単独行動主義は結局、その国を危うくし、国際社会に不利益をもたらす

However, politics without philosophy and unilateralism could eventually put the country in jeopardy and bring disadvantages to the international community.

 

 

・~の猛反発を呼ぶ   - stir bitter protests from ...

だが、(イスラエルの首都と認定されていないエルサレムへの)移設はイスラム世界の猛反発を呼ぶ

The relocation could stir bitter protests from the Muslim world.

 

・一つ間違えば…が生じる   - even a single misstep could trigger ...

だが、一つ間違えば米中の衝突が生じ、日本を含めた近隣に影響が及ぶ恐れもある。

However, even a single misstep could trigger a serious U.S.-China conflict, possibly affecting the region including Japan.

 

 

 

 

☆トランプ大統領の就任演説まとめ

就任演説の動画やテキストなど、まとめてみました。

英語学習にお役立てください^^

 

・動画

 

 

・英語フルテキスト

上記スピーチ全文です。

 

 

・英語フルテキスト(その2)

内容は上と同じですが、随所にジャーナリストのコメントがついています。

スピーチ内の語句の背景なども解説されていて興味深いです。

 

 

・和訳

念のため、二つ貼っておきますね。訳語の選択など、微妙に異なっています。

お好みの方をどうぞ^^


 

 

 

以上、トランプ大統領就任について、二回シリーズでお届けしました。

 

 

ところで、皆さん、20日の就任式の中継はご覧になりましたか?

日本と同様、シンガポールも深夜の生中継だったため、私は新大統領の就任演説まで観たのですが、眠気に負けて床に就きました。

 

それにしても、就任スピーチを同時通訳された方々の技量に感心するばかりです。

きっとすごいプレッシャーでしたよね。最高峰の技を垣間見させていただきました。

 

 

 

トランプ氏のスピーチ通訳といえば、 ツイッタ―で見つけたのですが、英仏通訳者からこんな意見も出ているようです。

 

 

 

上記ツイートの基となった記事はこちらのようです。

 

 

 

また、他の通訳関連のブログにも、同様の記事がありました。

稼げる通訳者コーチ」酒井氏のブログです。

[産経ニュース] 各国通訳がボヤくトランプ演説

 

 

うーん、通訳関係者としては、やはりそこは気になりますよね。

国を問わず、トランプ氏のスピーチを通訳される方々の苦悩が伝わってきます^^;

 

 

今後は、スピーチの達人・オバマ元大統領とは違った意味で、トランプ新大統領のスピーチとその通訳にも注目していきたいと思います!

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

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