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社説でまなぶ時事英語

「時事英語を学びたい!でも英字新聞を毎日読む時間なんてない!」 そんなあなたのための、一日一記事 ・5分で身につく時事英語。日本語の新聞社説とその英語版を読み比べ、時事英単語&使える日英表現をまとめています。

日本の国連加盟60周年(お役立ち表現盛り沢山です♪)

国際

おはようございます。RIEです。

早くももうすぐクリスマスですね☆

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

 

こちらも、季節は真夏ではありますが、街中にツリーやクリスマスのデコレーションが華やかに飾られ、心浮き立つような雰囲気です。

 

 

なにかと落ち着かない年の瀬ですが、先日、「時事英語ブログとしてこれは紹介せねば!」と思うような、素敵な社説がありました。

早くしなければ時期をのがしてしまうと、今、あわてて書いております。

 

 

 

今日のテーマは「日本の国連加盟60周年」です。

1956年12月18日、日本は80番目の加盟国として、国際連合に加盟しました。

先日18日は、それからちょうど60年という節目の日でした。

当日は、新聞各紙もそれぞれの社説で取り上げていたようです。

 

詳細は以下をご覧ください。

「国連と日本の60年のあゆみ」がわかる年表へのリンクもありますよ。

 

 

「国連加盟60周年」という事実にも大きな意義があるのですが、いち英語学習者として、私は今、一人でほくほくしております。今回ご紹介する社説、丸暗記してもいいレベルのお役立ち語彙、優良例文が目白押しなのです^^

 

たとえば、以下の一文。

 

国際情勢が劇的に変動する中、わが国の地位は着実に向上した。

(While the international situation has changed dramatically, our country’s status has steadily advanced.)

 

 

通訳学校通学中の皆さーん、こういう文章、授業の教材でよく出てきませんか?!

 

少なくとも私の時はそうでした。通訳訓練を始めたばかりの頃、「国際情勢が劇的に変動」など、日常会話では馴染みのない表現が頻出することに少々戸惑った記憶があります。

 

今回は、とくに通訳学校に通訳中の皆さん、そして駆け出し通訳の皆さんにぜひ読んでいただきたいブログです。もちろん、私も一緒に勉強します!^^

 

 

 

今日は読売新聞の社説からです。

読売新聞社のサイトでは、残念ながら、社説は一定期間(約二週間)後にリンク切れとなります。ご注意ください。

 

 

 

 ☆今日の社説

・読売新聞 2016年12月18日社説

 「国連加盟60年 発言力確保へ役割を果たそう」

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”Japan should enhance nation’s role in U.N. to ensure its voice is heard”

 

*リンク切れになりました。 

 

 

 

 

☆内容ポイント

 ・1956年に日本が国連に加盟してから、12月18日で60年を迎えた。国際情勢が劇的に変動する中、わが国の地位は着実に向上した。様々な国際課題の克服へ、自らの役割を積極的に果たしたい。

 

・加盟以来、日本は国連中心主義を外交の柱に一貫して掲げてきた。国連通常予算の分担率は、米国に次ぐ二位。三位に中国が迫る。国連での日本の発言力の維持・向上が重要課題である。国際紛争、テロ、環境、飢餓問題などの分野で日本らしさを生かした貢献をすることが肝要だ。国連が昨年策定した30年までの「持続可能な開発目標」の達成においても、日本の経験や知見をいかすことができるだろう。

 

・長年の懸案である国連改革を実現し、さらに国連安全保障理事会に常に議席を確保することは、日本の国益に合致する。そのためには諸外国との合意形成、柔軟な戦略が欠かせない。「積極的平和主義」の下、自衛隊のPKO活動を積み重ねるべきだ。また、日本人国連職員増加に向けて、世界に通用する人材の育成も必要である。

 

 

 

☆単語メモ

  • 国際連合   - the United Nations
  • 様々な国際的課題   - diverse international challenges
  • 自らの役割を積極的に果たす   - proactively carry out one's role
  • サンフランシスコ平和条約   - the San Francisco Peace Treaty 
  • 国連に加盟申請する   - apply for U.N. membership 
  • 日米同盟   - the Japan-U.S. alliance
  • 国連中心主義   - U.N. centrism
  • 国連通常予算   - the regular U.N. budget
  • 「~は3位に迫っている」   - "Moving into third place is ..." 
  • 日本経済の低成長   - the continuing low growth of the Japanese economy
  • 台頭する    - be on the rise
  • 貧困の撲滅   - the elimination of poverty
  • 30年までの「持続可能な開発目標」  - the 2030 agenda for sustainable development 
  • 質の高い教育   - quality education
  • 保健・衛生   - good health and sanitation
  • 防災   - disaster prevention
  • 経験や知見   - experience and knowledge 
  • 政府開発援助(ODA)  - official development assistance 
  • 資金を呼び込む   - raise necessary funds 
  • 国連安全保障理事会の非常任理事国   - a nonpermanent member of the U.N. Security Council
  • ~と連携して   - in cooperating with ... 
  • 制裁決議を採択する   - adopt resolutions to impose sanctions (against ...)
  • 長年の懸案   - a long-pending issue
  • 国連改革   - U.N. reforms
  • 安保理に常に議席を確保する   - secure a permanent seat on the Security Council 
  • ~に合致する   - in accord with ... 
  • 「G4」  - the Group of Four countries / the G-4
  • 国連平和維持活動(PKO)  - U.N. peacekeeping activities
  • 「積極的平和主義」  - “proactive contribution to peace” 
  • (~主義など)の下   - under the advocacy of ... 
  • 綿密な計画性   - scrupulous planning 
  • 高い規律   - high discipline
  • ~の持ち味   - characteristic qualities of ... 
  • 計画的に育成する   - systematically nurture

 

 

 

☆今日の使える表現

 

・~を外交の柱に一貫して掲げる   - consistently hold ... as its diplomatic bastions

以来、日米同盟とともに、国連中心主義を外交の柱に一貫して掲げてきた

Since then, Japan has consistently held U.N. centrism, together with the Japan-U.S. alliance, as its diplomatic bastions.

 

 

・発言力を維持し、高める   - maintain and even enhance one's say in ...

日本経済の低成長が続き、中国など新興国が台頭する中、国連での日本の発言力をいかに維持し、高めるかが重要課題である。

With the continuing low growth of the Japanese economy, and China and other emerging nations on the rise, how Japan maintains and even enhances its say in the United Nations is a critical issue.

 

 

・世界に通用する人材   - manpower expected to work proficiently on the world stage 

世界に通用する人材を計画的に育成したい。

Manpower expected to work proficiently on the world stage should be systematically nurtured.

  

 

 

☆お役立ち数量表現

今回の社説のなかには、色々なところで転用できそうな数量表現が多くでてきました。

いい機会なので、ここにまとめてみます。

 

また、日本の国連通常予算の分担率とか、ODA予算、国連加盟国の数など、背景知識として頭に入れておくのも、今後、何かと有益なのではないでしょうか^^

 

 

・日本の国連加盟から、18日で60年を迎えた。

 Today marks the 60th anniversary of Japan joining the United Nations.

 

 

・国連への財政的貢献は総額200億ドル超にも上る。

 Japan’s financial contribution to the United Nations totals more than $20 billion.

 

 

・現在、国連通常予算の分担率は米国に次ぐ9・7%だ。ピークの2000年から半減した。中国が7・9%で3位に迫っている。

 Currently, Japan’s contribution to the regular U.N. budget stands at 9.7 percent, second only to the United States. This is about half of its peak contribution in 2000. Moving into third place is China at 7.9 percent.

 

 

・その手段となる政府開発援助(ODA)予算は今年度5519億円で、97年度の約半分に落ち込んだ。

 Japan’s official development assistance budget, which serves as its means for such contributions, stands at ¥551.9 billion this fiscal year, about half that in fiscal 1997.

 

 

・日本は現在、国連安全保障理事会で、最多の11回目の非常任理事国を務める。

 Japan is now serving its 11th term as a nonpermanent member of the U.N. Security Council, more than any other nation.

 

 

・国連加盟国は、創設時の51か国から193か国へ4倍近くになった。だが、安保理は、非常任理事国が6から10に増えただけだ。 

 U.N. members have nearly quadrupled to 193 countries from the 51 nations at the time of its establishment. With regard to the Security Council, however, the number of seats have been increased only for nonpermanent members — from six to 10.

 

 

・日本は冷戦後、国連平和維持活動(PKO)に参加し、延べ1万人以上を派遣した。

 Since the end of the Cold War, Japan has participated in U.N. peacekeeping activities, sending more than 10,000 personnel to missions.

 

 

・国連の日本人職員は約80人で、7位にとどまる。

 The number of Japanese staff working at the United Nations totals about 80, ranking seventh in the world.

 

 

 

以上、今回は英語学習ごころをそそられる社説でした♪ 

私一人ほくほくしているのも何なので、シェアできて嬉しいです^^

少しでも皆さんの英語学習のお役に立ちますように。

 

 

皆さん、年末の多忙な時期ですが、どうぞご自愛くださいね。

良い一日を!

  

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