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社説でまなぶ時事英語

「時事英語を学びたい!でも英字新聞を毎日読む時間なんてない!」 そんなあなたのための、一日一記事 ・5分で身につく時事英語。日本語の新聞社説とその英語版を読み比べ、時事英単語&使える日英表現をまとめています。

地球温暖化対策の大きなステップ♪ 「パリ協定」発効へ 

国際 環境

 

こんにちは。RIEです。

最近やることが増えており(当社比)、更新が遅れてしまいました。

皆さん、いかがお過ごしですか?

 

 

今日のテーマは、「地球温暖化対策の大きなステップ・「パリ協定」発効へ」です。

  

実は、ブログタイトルを入力する際、うっかり「パリ条約」と書いてしまい、あわてて消しました。

パリ協定 」!英語では "Paris Agreement"です!

ご注意ください(間違えるのは私だけかもしれませんが)。

 

 

 

さて、この「パリ協定」、昨年2015年の「気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)」で合意された、温暖化問題に対処する国際条約です。

1997年に採択された「京都議定書」に代わるものとなります。

 

 

昨年12月の採択から、わずか1年足らずで発効要件が満たされ、近く発効する見通しとなりました。

 

発効には、「55か国以上の批准と、批准国の合計排出量が世界全体の55%以上を占めること」という発効要件があったのですが、このたび、欧州連合(EU)の欧州議会が批准を承認したことにより、この要件が満たされました。

 

 

パリ協定の前身「京都議定書」は、採択から発効まで7年以上かかったそうですから、かなりのスピード発効ですよね。

 

温暖化対策の大きな一歩!よかったですね!

 

 

 

と、もろ手を挙げて喜びたいところですが、一つ懸念が。

 

実は、わが日本は、この協定の発効が決定した10月6日時点で、まだ批准していませんでした。批准手続きが遅れていたとか。。

10月11日になって、ようやく協定締結の承認を求める議案が閣議決定されたようです。

 

 

日本は協定発効にも貢献できず、さらに今後のルール作りでもスタートダッシュを切れないという、出遅れ状態であります。うーん、今後に期待ですね^^; 

 

 

 

まあ、そういう状況だったので、今回の毎日新聞の社説(10月7日時点)は、タイトルからして少々ご立腹です。

詳しいところは、ぜひ社説本文をお読みください。

 

 

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年10月7日社説

 「パリ協定発効へ 批准遅れは恥ずかしい」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Paris Agreement ratification delay would be embarrassment for Japan”

 

 

 

 

 

 

☆内容ポイント

 ・京都議定書に代わる地球温暖化対策の新たな国際枠組みである「パリ協定」が、11月4日に発効する。10月5日時点で73カ国と欧州連合(EU)が批准し、世界全体の温室効果ガス排出量に占める比率が55%を超えたことにより、発効要件が満たされた。

 

・日本は世界第5位の温室効果ガス排出国だが、批准のための国内手続きが遅れ、パリ協定の発効に貢献することができなかった。政府は今後の交渉に大きな影響はないと説明するが、協定のルール作りで日本は主導権は取れず、温暖化対策に不熱心な国との印象を与えることも免れない。速やかに批准手続きを終えるべきである。

 

・パリ協定は昨年12月のCOP21で採択され、その後1年足らずのスピード発効となった。温室効果ガスの2大排出国である米国と中国が今年9月に協定の批准を同時発表した効果が大きい。EUもまた、国際交渉で後れを取らないため、批准手続きを異例の速さで進めたという。世界の潮流に乗り遅れないために、安倍政権は温暖化対策を最重要課題に位置づけなければならない。

 

 

 

 

☆単語メモ

  • パリ協定   - the Paris Agreement
  • 批准   - ratification
  • 協定を批准する   - ratify the accord / ratify the Paris Agreement
  • 発効する   - come into force
  • 地球温暖化対策   - to fight global warming / global warming countermeasures
  • 京都議定書   - the Kyoto Protocol
  • 温室効果ガス   - greenhouse gas 
  • 世界全体の温室効果ガス排出量   - global greenhouse gas emissions
  • 化石燃料   - fossil fuels
  • 残念なのは、   - it is regrettable that ... 
  • 世界第5位の温室効果ガス排出国である日本   - Japan, which emits the fifth largest amount of greenhouse gases in the world
  • ~の手続きが遅れる   - be slow to go through the necessary procedures to ...
  • 協定の発効に貢献する   - help bring the pact into force
  • 国連気候変動枠組み条約第22回締約国会議(COP22)  - the 22nd session of the Conference of the Parties (COP22) to the U.N. Framework Convention on Climate Change
  • 第1回締約国会議(CMA1)  - the first Conference of the Parties serving as the Meeting of the Parties to the Paris Agreement (CMA1)
  • ~と同時に開かれる   - take place simultaneously with ... 
  • 批准手続きを終える   - complete the ratification procedure 
  • (新)協定のルール作り    - working out rules under the new accord 
  • ~を最優先課題とする   - place top priority on ...ing 
  • (今)臨時国会    - the (ongoing) extraordinary Diet session 
  • 産業革命前からの    - from the pre-industrial era
  • 平均気温上昇を2度未満に抑える   - hold a rise in the average global temperature to below 2 degrees
  • 実質ゼロにする   - reduce  … effectively to zero 
  • 5年ごとに見直す   - review the measures every five years
  • 内容を強化する    - beef up their content 
  • 温室効果ガスの2大排出国である米国と中国   - the United States and China, the two largest greenhouse gas-emitting countries
  • ~とは対照的に    - in sharp contrast to ... 

 

 

 

☆今日の使える表現

 

・~を目指す取り組みが指導する   - progress has begun toward ...

歴史的な国際合意に基づき、化石燃料に依存しない脱炭素社会の実現を目指す取り組みが始動する

Based on this historic agreement, progress has begun toward a global society that does not rely on fossil fuels.

 

 

 

・~に発言力がある   - have a say in ...ing

京都議定書では、日本はホスト国として採択に尽力し、ルール作りでも一定の発言力を保ってきた。

Japan played a leading role in adopting the Kyoto Protocol at COP3 in Kyoto in December 1997, and had a say in working out rules under the pact.

 

 

 

・雪崩を打ったように~する   - subsequently rush to ...

各国が雪崩を打ったように批准へと動いた。

Other signatories subsequently rushed to ratify the agreement.

 

 

 

・(~する)世界の潮流に乗り遅れる   - be left lagging behind the international trend (of ... ing)

これでは、温暖化対策を最重要課題に位置づける世界の潮流に乗り遅れるばかりだろう。

The government's response to the accord has raised concerns that Japan will be left lagging behind the international trend of prioritizing combatting global warming. 

 

 

 

 

☆あらためて、「パリ協定」とは

では、あらためて、「パリ協定」とは何なのでしょう。

京都議定書とはどこが違うのでしょうか。

 

そういった疑問について、「国民生活センター」のウェブサイトにわかりやすい説明がありました。より深く知りたい方はご覧ください(2016年4月時点)。

 

「温暖化ガスを削減する新たな国際条約「パリ協定」とは
―京都議定書とはどこが違うのか―」

 

 

 

また、2015年12月時点のものですが、NHKの「視点・論点」でも、パリ協定の意義と主な内容について説明されています。

 

 

 

 

 ☆関連英文記事

さらなる英語学習用に、英文記事も一つだけ貼り付けておきますね。

 

・Reuters

 オバマ大統領が「歴史的な日だ」とスピーチしている動画もついています。

 

 

このニュースに関しては、様々な切り口からの英文記事がインターネット上に山ほどあります。

ご興味ある方は他にも探してみてください^^

 

 

 

 

今日は以上です。

 

しばらく多忙のため、次回の更新はまた少し間があくかもしれません(ネタはあるのに~)。コメント、フィードバックは常時受けつけていますので、ぜひお願いします^^

 

 

では、皆さん、良い日々をお過ごしくださいね。

  

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