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社説でまなぶ時事英語

「時事英語を学びたい!でも英字新聞を毎日読む時間なんてない!」 そんなあなたのための、一日一記事 ・5分で身につく時事英語。日本語の新聞社説とその英語版を読み比べ、時事英単語&使える日英表現をまとめています。

蓮舫氏、民進党新代表に就任。海外メディアの見方は?

こんにちは。RIEです。

今日のテーマは、「蓮舫氏、民進党新代表に就任」です。

いつもの社説のほか、海外メディアの見方についてもチェックしてみました。

 

 

民進党といえば、実は数年前、当時の仕事の関係で、その前身である民主党の党大会を観に行ったことがあります。

当時首相であった野田氏の演説がとても上手く、通訳しやすそうだな、と思ったことを覚えています。
そして、壇上にいた細野豪志衆院議員が、噂に違わぬイケメンでした!(何をしに行ったのか^^;)

 

あの頃は、民進党にも勢いがありましたね。。

 

 


近年はかなり厳しい状況が続く同党ですが、このたび、蓮舫氏が初の女性党首に就任しました。

 知名度の高い女性リーダーの下、イメージの刷新となるでしょうか。

  

 

今回の社説には、民進党(民主党)や自民党など、政党の名前が多く出てきます。

ご参考まで、主要政党の英語名をまとめた過去記事を貼っておきますね。よかったら、あわせてご参照ください。


 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年9月16日社説

 「蓮舫民進代表 厳しさを自覚してこそ」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Renho will succeed only if she recognizes the difficult challenges she faces”

 



 

 

☆内容ポイント

・民進党の新代表に蓮舫代表代行が選出された。同党の前身である民主党、維新の党を通じて初の女性党首となる。 「選挙の顔」として自民党と渡り合うことが期待されているが、民進党をめぐる状況は厳しい。

 

・3氏が出馬した代表選では、台湾人の父親を持つ蓮舫氏が日本国籍取得後も台湾籍が残っていたことが判明し、いわゆる「二重国籍問題」として関心が集中した。蓮舫氏はのちに「記憶が不正確で混乱を招いた」と謝罪したが、国籍という基本的な問題で説明がぶれたことは、野党第一党の党首としてはあまりに軽率な対応といえる。

 

・民進党は、安倍政権への批判一辺倒ではなく、独自の路線や政策の具体化も急ぐ必要がある。同党が支持層を広げるためには、「左」に偏りすぎず、穏健保守や中道層への浸透が欠かせない。また、共産党との関係や財源論も明確にすべきである。政権を担い得る政党への脱皮は容易でないが、まずは党内の結束が蓮舫氏の課題だろう。

 

 

 

☆単語メモ

  • 民進党   - the Democratic Party (DP)
  • 蓮舫   - Renho 
  • 代表代行   - acting president 
  • 民主党   - the Democratic Party of Japan (DPJ)
  • 維新の党   - the Japan Innovation Party (JIP)
  • 大差での勝利   - an overwhelming victory 
  • 「選挙の顔」   - the face of the DP in future Diet election
  • 自民党   - the Liberal Democratic Party (LDP)
  • ~と渡り合う   - fight head on with ... 
  • 参院選   - the House of Councillors election 
  • (党首選への)不出馬を表明する   - express one's intention not to run in the party leadership race
  • (蓮舫氏の)「二重国籍問題」   - the issue of Renho's possible dual citizenship
  • 父親が台湾人、母親が日本人   - born to a Taiwanese father and a Japanese mother
  • 日本国籍を取得する   - obtain Japanese citizenship 
  • 台湾籍を放棄する   - renounce one's Taiwanese citizenship
  • 「記憶が不正確で混乱を招いた」   - "causing confusion because of my inaccurate memory" 
  • 法律上は   - Legally speaking
  • 「二重国籍」   - possession of dual citizenship 
  • 被選挙権や閣僚の適格性    - one's eligibility for holding public office or becoming a Cabinet member
  • 日本の国籍法   - Japan's Nationality Act 
  • それ以上に問題なのは、   - More problematic was that ... 
  • 「生まれたときから日本人」   - "Japanese from the day (she) was born" 
  • 説明がぶれる   - lack consistency
  • 野党第一党の党首   - the president of the largest opposition party
  • 憲法改正をめぐる国会の議論   - Diet deliberations on constitutional revisions 
  • 支持層を広げる   - gain more public support
  • 穏健保守   - moderate conservatives 
  • 中道層   - centrists
  • 「左」に偏る   - veer too far to the left
  • 共産党   - the Japanese Communist Party (JCP) 
  • ~と連立する   - build a coalition with ...
  • 基準をもっとはっきり示す   - offer a clearer idea on the criteria 
  • 格差是正   - close the gap between haves and have-nots
  • 消費増税   - a consumption tax hike 
  • 政権を担い得る政党   - a party that can assume the mantle of government 
  • ~への脱皮   - evolve into ... 
  • ~の前途を危ぶむ    - raise concerns over the future of ...

 

 

 

☆今日の使える表現

 

・~への期待の表れ   - reflect one's hope and expectation that ...

大差での勝利は「選挙の顔」として自民党と渡り合うことへの期待の表れだろう。

Renho's overwhelming victory likely reflects DP members' hope and expectation that she will be able to fight head on with the ruling Liberal Democratic Party (LDP) as the face of the DP in future Diet election.

 

 

・~が問題の発端だった   - the trouble started when ...

蓮舫氏が台湾籍を持ったままではないかとインターネットで指摘されたのが問題の発端だった

The trouble started when suspicions that Renho held dual citizenship spread across the internet.

 

 

・~への批判一辺倒   - devote oneself simply to criticizing ...

蓮舫氏は安倍政権への批判一辺倒ではなく、対案の提示に努めることや、憲法改正をめぐる国会の議論にも統治機構改革などで積極的に加わる考えを示した。

Renho has said that instead of devoting herself simply to criticizing the administration of Prime Minister Shinzo Abe, she will work toward drafting alternative policies and proposals, and be actively involved in Diet deliberations on constitutional revisions focusing on subjects such as the structure of governance.

 

 

・含みを持たせる   - leave some wiggle room

岡田氏が参院選で選挙協力に踏み込んだ共産党との関係については連立を否定しながら、衆院選での選挙協力に含みを持たせている

As for cooperation with the JCP in the next House of Representatives election, however, she has left some wiggle room.

 

 

・~の二の舞を演じる   - find oneself repeating the mistakes of ...

具体的な財源が不確かでは、民主党の二の舞いを演じかねない。

Without a concrete basis for where the funds for such reforms will come from, however, the Renho-led DP could find itself repeating the mistakes of the DPJ administrations of the past.

 

 

 

 

 ☆海外メディアの見方

今回の蓮舫氏の新代表選出について、海外メディアはどう受け止めているのでしょうか。

現時点の主要メディアの報道など、ざっとチェックしてみました。

 

おおむね、以下のTime誌記事に書かれた四つのポイントに凝縮されているようです。

 

 

本文を抜粋すると、こんな感じ。

(カッコ内の和訳は、ご参考までにこちらでつけたものです。)

 

Four Things to Know About Japan’s Opposition Leader Renho Murata
(日本の野党党首・蓮舫について知っておくべき四つのこと)

 

1.She became a Japanese citizen at age 17.

(17才で日本国籍を取得)

 

2.Her chances at becoming PM are slim — at least for now.

(首相になる可能性は低い…少なくとも現時点では)

 

3.She’s one of three female politicians to take prominent positions in Japan this year.

(今年、主要な政治ポストに就いた女性三人のうちの一人)

 

4.She has personality.

 (個性的である)

 

 

やはり、「女性リーダー」、「父親が台湾人」ということに注目している報道が多いようでした。

 

英国・BBCの記事では、2015年ミスユニバース日本代表、および今年のミスワールド日本代表が、それぞれ「ハーフ」であったことで批判を受けた問題とからめて、日本社会の閉鎖性に触れています。


 

日本国内で蓮舫氏といえば、かつて仕分け事業の際に論議を巻き起こした「2位じゃダメなんでしょうか?」発言が有名だと思うのですが、そこにはあまり触れられていないようですね^^;

 

 

 

いずれにせよ、今年は、女性が主要な政治ポストに就任するニュースが続いています。

こうして、少しずつ「ガラスの天井」が破られていくのは、良い傾向なのではないでしょうか。

 

いまの状況は厳しいですが、民進党、ひいては野党勢力の復活のために、がんばってほしいものです。

 

 

 

   

最近、更新が滞りがちですが、そんななかでも時折フィードバックやコメントをいただくことが、とてもよい励みになっています。ありがとうございます!

 

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

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