社説でまなぶ時事英語

「時事英語を学びたい!でも英字新聞を毎日読む時間なんてない!」 そんなあなたのための、一日一記事 ・5分で身につく時事英語。日本語の新聞社説とその英語版を読み比べ、時事英単語&使える日英表現をまとめています。

祭典はまだ終わらない。リオ2016パラリンピック

おはようございます。RIEです。

 

よかった、間に合った! 

今日のテーマは、「リオ2016 パラリンピック 」です!!

 

 

成功裏に幕を閉じたオリンピックに引き続き、リオデジャネイロでは9月7日から18日まで、障害者スポーツの祭典、パラリンピックが開催されています。

 

 

オリンピックのことを何度も取り上げてきた当ブログとしては、パラリンピックについてもぜひ書きたいと思っていました。

 

開会式前後に各紙の社説でも取り上げていたのですが、なかなかブログ記事にできず。。このまま18日の閉会式を迎えてしまうのではないかとヒヤヒヤしてました。

開催期間中にアップできてよかった…と、胸を撫で下ろしております。

 

というわけで、少し前の社説になりますが、いまはちょうど宴もたけなわ。

タイミング的にもちょうどいいですね!(…ということにしておいてください。)

 

 

毎日TVでご覧になっている方も多いと思いますが、ご参考まで、パラリンピックの公式サイトなどいくつか貼っておきますね。

 

・Official website of the Rio 2016 Paralympics

 

 

・日本パラリンピック委員会「リオ2016パラリンピック特設サイト」

リオパラリンピック特設サイト|ホーム

 

 

・NHK(今後の放送予定表も見られます)


 

 

また、当サイトの五輪関連記事のまとめは以下になります。

よかったらあわせてご覧ください。 


 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年9月8日社説

 「パラリンピック 支援を拡大する契機に」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Paralympics a chance to expand assistance to handicapped”

 

 

 

 

☆内容ポイント

 ・障害者スポーツの祭典・パラリンピックが、リオデジャネイロで開幕した。22競技528種目が実施され、約160カ国・地域から過去最多の約4400人が参加。今回、ロシア選手団は、国家主導のドーピング違反を理由に参加が認められなかった。

 

・障害者スポーツの世界では、プロ選手も増え、競技レベルが年々上がっている。義足の性能や公平性を巡る議論は決着していないが、それらを使いこなす筋力は過酷なトレーニングの賜物という。障害者スポーツで使用する義足などの用具や道具は高価であり、それがパラリンピック参加国が五輪より少ない一因となっている。

 

・今大会に選手約130人を送る日本は恵まれているといえる。しかし、経済的な負担のためスポーツができない障害者は少なくなく、スポーツ実施率は健常者の半分以下という。パラリンピックを、障害者がスポーツと出会い、続けるための支援を広げる契機としたい。

 

 

 

☆単語メモ

  • パラリンピック  - the Rio de Janeiro Paralympics
  • 障害者  - physically disabled people / handicapped people
  • 障害者スポーツの祭典  - an international sport festival for handicapped athletes
  • 22競技528種目   - 528 events in 22 sports 
  • 逆境を乗り越えて挑戦する姿   - athletes' desire to win medals by overcoming their handicaps 
  • 見る人の心を揺さぶる    - move spectators
  • ドーピングの力を借りる   - resort to doping
  • 国際パラリンピック委員会(IPC) - the International Paralympic Committee 
  • 国家主導のドーピング違反   - a state-led doping campaign
  • スポーツ仲裁裁判所   - the Court of Arbitration for Sport
  • パラリンピックの価値を守る   - protect the values of the Paralympics
  • スポンサーの支援を受けて   - with support from their sponsors
  • 競技レベル   - the level of competition 
  • 陸上   - track and field
  • 男子走り幅跳び    - the men's long jump
  • 右足が義足   - have an artificial right leg
  • 障害者の世界選手権    - the world championship for disabled athletes 
  • 8メートル40の世界記録をマークする   - establish a world record of 8.4 meters 
  • 国際陸上競技連盟   - the International Association of Athletics Federations
  • 科学的に証明する   - scientifically prove ... 
  • 義足の性能    - the performance of artificial legs
  • (義足使用の)公平性   - the fairness of using artificial legs 
  • 義肢装具士    - prosthetist 
  • 義足の板バネをたわませる    - bend a spring plate in artificial legs 
  • 筋力  - muscle strength 
  • 過酷なトレーニングをする    - undergo intense training
  • 失われた機能を代替する   - make up for lost functions
  • オーダーメードとなる最先端のもの   - cutting-edge, custom-made equipment 
  • 個人が手軽に購入できる値段ではない    - not cheap for individuals to easily buy
  • 日本は恵まれている    - Japan is fortunate (as ...) 
  • 笹川スポーツ財団   - the Sasakawa Sports Foundation 
  • 経済的な負担が重く   - because of the financial burden
  • スポーツ実施率   - the ratio of handicapped people who play sports 
  • 競技の生放送を行う   - broadcast live the competitions 
  • 大会期間毎日   - every day throughout the event
  • スポーツと出会い、続ける   - start and continue playing sports
  • ~への支援を広げる   - expand assistance to ...

 

 

☆今日の使える表現

 

・~は論外だ   - it would be out of the question (for ... to ~)

それだけにドーピング(禁止薬物使用)の力を借りるのは論外だ

 Therefore, it would be out of the question for athletes to resort to doping. 

 

 

・~は年々、上がっている   - ~ have been improving year-by-year

障害者スポーツの世界でもスポンサーの支援を受けて各国を転戦するプロ選手が増えたこともあり、競技レベルは年々、上がっている。 

The level of competition in sports for handicapped athletes have been improving year-by-year as a growing number of professional athletes are competing in various countries with support from their sponsors.

 

 

・一番の注目は~だろう   - ~ has drawn particular attention

その意味で一番の注目は陸上の男子走り幅跳びだろう

In this sense, the men's long jump in track and field has drawn particular attention.

 

 

・~を巡る議論は決着していない   - a dispute over ... has not been settled yet

義足の性能や公平性を巡る議論は決着していない

A dispute over the performance of artificial legs and the fairness of using artificial legs has not been settled yet.

  

 

 

☆義肢装具士(prosthetist)について

今回の社説で、私が新しく覚えた英単語の一つ。

それは、”prosthetist” 。「義肢装具士」です。

 

この英単語、医療関係の方には常識なのかもしれませんが、なかなか普段目にする機会がなくて。。

 

また、その仕事内容についても、今回のパラリンピックを通して、一端を知ることができました。

今回の社説でも名前の挙がった、義肢装具士の臼井二美男さん。

NHKでもいくつか彼の特集が組まれていました。

 

 

今回の社説のなかに、「(パラリンピックを)障害者がスポーツと出会い、続けるための支援を広げる契機としたい。」という一文がありましたが、こうして彼らを後方から支えている人々に光があたることも、パラリンピックの意義といえるかもしれません。

 

4年後の東京五輪・パラリンピックに向けて、支援も応援も盛り上げていきたいものですね^^

 

 

ちなみに私は、東京五輪関連の会議やイベントで通訳の仕事をするのが目標の一つです。

ここで宣言したからには、後には引けません!

がんばります…!!

 

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

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