社説でまなぶ時事英語

「時事英語を学びたい!でも英字新聞を毎日読む時間なんてない!」 そんなあなたのための、一日一記事 ・5分で身につく時事英語。日本語の新聞社説とその英語版を読み比べ、時事英単語&使える日英表現をまとめています。

核の先制不使用 ~「核なき世界」は実現するのか?~

おはようございます。RIEです。

今日のテーマは、「核の先制不使用 ~「核なき世界」は実現するのか?~」です。

 

  

社説を読む前に、「核の先制不使用」について、今一度、確認してみますね。

 

ちょうど8月16日の毎日新聞解説がありましたので、引用させていただきます。

 

「核兵器の先制不使用」とは…

 核保有国が、他国から核攻撃を受ける前に先に核兵器を使わないこと。

核兵器の役割を他国からの核攻撃脅威を抑止することに限定する。核兵器を使用するハードルが高くなり、核軍縮への理念的な一歩と見なされる。

核保有国同士の約束の側面が強い。核拡散防止条約(NPT)で核兵器保有が認められている5カ国の中では現在、中国のみが宣言している。

 

 

なお、「先制不使用」をめぐる近年の流れ等については、以下に簡潔に書かれています。

 

 

 

「核の先制不使用」の概要がわかったところで、今日は、毎日新聞の社説を読んでいきましょう^^

 

 

 

☆今日の社説

・毎日新聞 2016年8月20日社説

 「核の先制不使用 理念の後押しが必要だ」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Japan should embrace Pres. Obama's move to no first use of atomic arms”

 



 

 

☆内容ポイント

・米国のオバマ大統領が核兵器の「先制不使用」宣言を検討しているという。実現すれば米核政策の大転換となり、また、米国の意図を誤解したことによる偶発的な核戦争が起きる危険性が格段に小さくなる。

 

・核軍縮の国際委員会でも「すべての核保有国が先制不使用を宣言すべきだ」と提言しており、核の先制不使用は国際的な世論である。

 

・米国の「核の傘」を安全保障の柱としており、現在も核の脅威にさらされる日本は、米側に懸念を表明したという。しかし、核保有5カ国が核の先制不使用に合意すれば、核戦争のリスクは格段に下がり、北朝鮮への圧力ともなるだろう。日本は唯一の被爆国として、オバマ氏とともに核の先制不使用につながる環境配備に力を尽くすべきである。

 

 

 

☆単語メモ

  • 核の先制不使用   - no first use of atomic arms / a "no first use" policy for nuclear weapons / no first use of nuclear weapons / abandon first use of nuclear weapons
  • 偶発的な核戦争   - an accidental outbreak of nuclear war
  • 共同声明を発表する   - issue a joint statement 
  • アジア太平洋の米国の同盟国   - U.S. allies in Asia
  • 核軍縮の国際委員会   - the International Commission on Nuclear Non-proliferation and Disarmament 
  • (両氏を)共同議長とする   - co-chaired by ... and ... 
  • 経過措置   - a transitional measure 
  • 核戦力を強化する   - upgrade one's nuclear arsenals
  • (~による)核の脅威にさらされる   - face a nuclear threat (posed by...) 
  • 米国の「核の傘」   - the U.S. nuclear umbrella 
  • 北朝鮮への抑止力   - the country's deterrent against North Korea
  • オバマ政権の主要閣僚   - key members of the Obama administration
  • 唯一の被爆国   - the world's only atomic-bombed nation
  • 核廃絶に向けた新たな動き    - fresh moves toward nuclear disarmament
  • ブレーキをかける    - slam the brakes on ... 
  • 「核なき世界」   - a world without nuclear weapons 
  • 国連安保理常任理事国   - permanent members of the U.N. Security Council
  • 核保有5カ国   - the five official nuclear powers 
  • リスクは格段に下がる   - drastically reduce the risks of ... 
  • 通常戦力   - conventional weapons 
  • 抑止力を維持する   - maintain its deterrent force 
  • 「核兵器依存」   - reliance on its atomic arsenal
  • ~につながる環境整備   - create an environment leading to 

 

 

  

☆今日の使える表現

 

・~の大転換になる   - represent a drastic change in...

相手が核攻撃をしてこない限り核兵器を使わない政策で、実現すれば米核政策の大転換になる。 

If realized, it would represent a drastic change in Washington's nuclear policy.

 

 

・~は国際的な世論だ   - ... is supported by international opinion 

核の先制不使用は国際的な世論だ

No first use is now supported by international opinion.

 

 

・~と~に折り合いをつける   - achieve a balance between ... and ...

問題は、「核なき世界」を掲げるオバマ氏の構想、核の脅威に対する抑止力を維持するという現実、どう折り合いをつけるかだ。

The question is how to achieve a balance between Obama's pursuit of a world without nuclear weapons and maintaining deterrent against nuclear threats.

 

 

・~かどうか疑問が残る   - Questions remain as to whether ...

仮に米中が合意して宣言しても日本の安全が守られるか疑問が残るが、…

Questions remain as to whether Japan's security could be protected if only the U.S. and China make such a pledge through an agreement. 

 

 

 

 

☆安倍首相の反論について

 

社説を読まれた方はご承知だと思いますが、今回の社説文中に、次のような箇所がありました。

 

米紙ワシントン・ポストによると、核の先制不使用について、安倍晋三首相は北朝鮮への抑止力が低下すると米側に懸念を伝えたという。

 

 

しかし、このワシントン・ポスト紙の報道について、その後、安倍首相は「核の先制不使用についてのやりとりは全くなかった。どうしてこんな報道になるのか分からない」と、全面的に否定しています。

 

詳細はこちら。

 

 

ちなみに、ここで問題になっている「ワシントン・ポスト紙の報道」というのは、以下の記事のことかと思われます。

 

下記は同記事よりの抜粋ですが、たしかに、「ハリス米太平洋軍司令官に反対の意向を伝えた」と書いてますね~。

Japanese Prime Minister Shinzo Abe personally conveyed that message recently to Adm. Harry Harris Jr., the head of U.S. Pacific Command, according to two government officials.

 

 

 

うーん、なんだか、「言った、言わない」の水掛け論になりそうな予感が。。

どう決着がつくのか、今後も注視していきましょう。

 

 

 

 ☆補足(核兵器禁止条約関連)

この社説が毎日新聞に掲載されたのは8月20日ですが、ちょうど同じころ、核軍縮問題に関して新たな動きがありましたので、少々補足しておきます。

 

8月19日(日本時間20日)、スイス・ジュネーブで開かれた国連核軍縮作業部会にて、核兵器禁止条約の締結交渉を2017年中に開始するよう国連総会に勧告する報告書が採択されました。

 

賛成68、反対22、棄権13の賛成多数だったそうですが、「核の傘」に入っている国は、おおむね反対を表明したようです。

豪州、韓国、ドイツなどは反対、日本は「時期尚早」として、スイスやスウェーデンなどとともに棄権しました。

なお、米露英仏中などの核保有国は、核軍縮作業部会そのものに参加していません。

 

 

詳細は、以下の記事をご参照ください。

 

関連の英文記事も貼り付けておきますね。

 

 

 

「核の先制不使用」、「核兵器禁止条約」など、どれも核廃絶に向けた大きなステップに思えるのですが、様々な国の思惑がからみ、一筋縄にはいかないものですね。

 

とにかく、一歩ずつでも、「核兵器のない世界」に近づいていけますように。

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

 ⇊参加しています。

いつも励みになっています。ありがとうございます!!

 

GDP(国内総生産)横ばい & 数量表現の英語について

おはようございます。RIEです。

 

昨日、「ほぼ日刊更新宣言」をした当ブログ。

とは言え、やっていることは変わりません。ご安心ください(?)

今日も張り切って、一緒に社説を読むとしましょう^^

 

 

 

本日のテーマは、「国内総生産(GDP)成長率横ばい」です。

 

先日、今年4月から6月までの国内総生産(GDP)の速報値が発表されました。

2期連続プラス成長ながらも、力強さに欠ける状況が続いている、というのが大方の見方のようです。

 

こちらの産経新聞のコラムでも、今回発表されたGDPの数値について見解が述べられています。

 

 

 

また、GDPについては、当ブログでも、先月後半に「中国の最新GDP発表」という社説を扱いました。

中国経済に関する記事ですが、単語表現など重複する部分も多いので、よかったら合わせてご覧ください。

 

 

 

それにしても、今日の社説は「…%増」だの「…%減」だの数量表現が続き、数字が苦手な私としては頭が痛くなりました。

 

しかし、通訳者には、数字は決して避けて通れないんですよね(むしろそれこそが重要)。

 

東京で通っていた通訳学校でも、たまに「数字だけをひたすら訳すテスト」があったことを思い出します。あの日の先生は、なんだかやけに嬉しそうでした…きっと誰もが苦労する道だからでしょうか…。

 

 

 

在りし日の記憶すら呼び起こす、そんな今日の社説は読売新聞からです。 

 

読売新聞社のサイトでは、残念ながら、社説は一定期間(約二週間)後にリンク切れとなります。ご注意ください。

 

 

 

 ☆今日の社説

・読売新聞 2016年8月17日社説

 「GDP足踏み 企業の積極投資を促したい」

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”Promote corporate investment to reverse stagnation of GDP ”

 

 *リンク切れになりました... (9/4)

 

 

 

☆内容ポイント

・内閣府発表の今年4~6月期の国内総生産(GDP)速報値は、実質で前期比0・048%増だった。2期連続プラス成長とはいえ、ほぼ横ばいの状態。輸出と設備投資が減少したことが主因といえる。

 

・円高の進行、中国等の新興国経済の減速、ヨーロッパ経済の不透明化などの世界経済の変調が重しとなり、景気の足踏みが続いている。 守勢が続く企業心理を好転させるためにも、政府は国内外で新たな市場を作り出す取り組みを急ぐべきである。

 

・個人消費は堅調だが、景気を牽引するには力不足である。デフレ脱却のカギを握る消費喚起のためにも、政府は「働き方改革」に早急に取り組み、さらに社会保障・税一体改革の進め方を明確に示す必要がある。

 

 

 

☆単語メモ

  •  世界経済の変調   - volatility in the world economy
  • ~が重しとなる   - be restrained by 
  • 国内外で   - both at home and abroad
  • 国内総生産(GDP)   - the nation’s gross domestic product 
  • 企業活動の柱   - the major pillars of corporate activities
  • GDPへの寄与度   - contribution ratio to GDP
  • 内需   - domestic demand 
  • 外需   - overseas demand 
  • 民間設備投資   - private-sector capital investment 
  • 円高の進行   - the advance in the value of the yen 
  • 中国など新興国経済の減速   - slowdown in such emerging economies as China
  • ヨーロッパ経済の不透明化   - uncertainty about European economies 
  • ~に明るい展望を持つ   - see bright prospects about ... 
  • 国会承認    - Diet approval 
  • 環太平洋経済連携協定(TPP) - the Trans-Pacific Partnership agreement 
  • 日EU経済連携協定(EPA)    - an economic partnership agreement with the EU
  • 大筋合意   - reach a broad agreement 
  • ~を着実に進める   - steadily push forward toward ... 
  • 日本企業の内部留保   - the internal reserves of Japanese companies
  • マイナス金利   - negative interest rates
  • 企業心理   - the sentiment of Japanese companies 
  • 守勢を崩す   - relax one's defensive stance
  • 新産業の育成   - the development of new industries 
  • 規制改革   - regulatory reforms
  • IoT   - the internet of things (IoT) 
  • 車の自動運転技術   - self-driving automobile technology 
  • 人工知能   - artificial intelligence (AI)
  • 開発・普及   - the development and dissemination (of ...) 
  • 予算の執行を前倒しする   - advance the execution of budget measures 
  • 大型経済対策   - large-scale economic stimulus measures 
  • 一過性の景気刺激   - a merely temporary economic stimulus
  • 海外客船   - foreign passenger ships
  • 港湾整備   - improve harbor facilities 
  • 外国語の観光案内   - tourist information services to be made available in foreign languages
  • 景気を牽引する   - pull the overall economy
  • デフレ脱却   - bailing the nation out of deflation
  • 将来不安   - public anxiety about the future prospects 
  • 消費増税延期の下で   - in light of the postponed hike of the consumption tax rate
  • 社会保障・税一体改革the integrated reform of social security and the tax system 

 

 

 

☆今日の使える表現

 

1.景気の足踏みが続く   - Japan's economy continues to stagnate.

世界経済の変調が重しとなり、景気の足踏みが続く

Restrained by volatility in the world economy, Japan’s economy continues to stagnate.

 

 

2.「攻めの経営」に転じる   - shift gears to conduct business aggressively

企業が「攻めの経営」に転じられるよう、政府は国内外で新たな市場を創り出す取り組みを急がねばなるまい。

In order for Japanese companies to be able to shift gears to conduct business aggressively, the government will have to accelerate its effort to create new markets both at home and abroad.

 

 

3.(今後も) 逆風が続く   - continue facing adverse winds (in the days ahead)

世界経済は今後も逆風が続くとの見方が少なくない。

Not a few in the market have a view that the global economy will continue facing adverse winds in the days ahead, ...

 

 

4.~は待ったなしだ   - There must be no pause in ...ing

非正規雇用者の待遇改善など、「働き方改革」は待ったなしだ

There must be no pause in “reforming the ways of working,” such as improving employment conditions for nonregular workers.

  

 

 

☆「増える&減る」を表す英語

 

冒頭で書いたように、今日の社説には「…%増」「…%減」、といった表現が沢山出てきました。

 

数量表現の英語を学ぶ良い機会なので(おお、前向き!)、社説文中から、数字の増減を表す表現を、以下に抜粋してみます。

 

 

1.内閣府が発表した今年4~6月期の国内総生産(GDP)速報値は、実質で前期比0・048%増だった。

According to a preliminary report released by the Cabinet Office, the nation’s gross domestic product in April-June rose 0.048 percent in real terms from the previous quarter.

 

 

2.2期連続プラス成長とはいえ、ほぼ横ばいの状態だ。 

Although the economy posted positive growth for two consecutive quarters, the growth was almost flat.

 

 

3.輸出は1・5%減で、2期ぶりのマイナスだった。

Exports fell by 1.5 percent, marking the first decline in two quarters.

 

 

4.GDPへの寄与度は、内需のプラス0・3%が、外需のマイナス0・3%で相殺された。

In terms of contribution ratio to GDP, domestic demand boosted GDP by 0.3 percent, but a drop in overseas demand offset that by the same amount.

 

 

5.民間設備投資は2期連続マイナスの0・4%減となった。

Private-sector capital investment declined by 0.4 percent, marking a drop for two consecutive quarters.

 

 

6.今回、公共投資は2・3%増と急伸した。

In the April-June quarter, public investment rose sharply, up 2.3 percent from the previous quarter.

 

 

7.GDPの6割を占める個人消費は0・2%増と堅調だが、景気を牽引するには力不足だ。

Private consumption, which accounts for roughly 60 percent of GDP, rose a solid 0.2 percent, but was not strong enough to pull the overall economy.

 

 

 

以上、増減を表す英語表現(主に数値が明記してあるもの)を集めてみました。

 

こういった表現は、パターンをしっかり覚えてしまえば、あとは数字部分を入れ替えるだけなので、実はそれほど難しいことはないのでは…とも思います。

とにかく練習ですね。がんばりましょう~

 

 

 

今日は以上です。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

 

 ⇊参加しています。

日々更新の大きな励みになっています。ありがとうございます!!

 

感謝☆ブログ50記事 & 今後についてお知らせ

おはようございます。RIEです。

今日は日曜日ですね。

日本はまだまだ残暑が続くうえに、台風も来ているとか。お休みの方はゆっくり休んでパワーチャージしてくださいね。

  

 

1.50記事目のお礼

 

さて、私事ではありますが、実は、今日の投稿が当ブログの50記事目となります。

 

 

 わー!ぱちぱち(自分で拍手)

 

実は、このブログを始めた際、「最低でも50記事は書く」というのが一つの目標でした。

 

当初はそれなりに大きな区切りのように感じましたが、毎日飽きもせず、社説や時事英語、たまにシンガポールのことを書いているうち、あっという間に達成してしまいました。

 

これもひとえに、ブログを読んでくださる皆さんのおかげです。

 

誰かにシェアしようと思うことで、新聞社説を読む張合いもできましたし、何より、世界中に「勉強仲間」ができたような気がして、英語学習がぐんと楽しいものになりました。

 

いつも本当にありがとうございます!^^

 

 

 

2.今後についてお知らせ

 

「一日・一記事」をモットーにやってきた当ブログですが、今後は予定が立て込むうえに、シンガポール国外へ移動することが増えたりと、残念ながら、毎日更新することが物理的に厳しい状況になってきました。

 

 

そこで、お知らせです。

 

「社説でまなぶ時事英語」は、ほぼ日刊更新となります。

 

 

その時々の状況にあわせて不定期に休みを取るようなやり方も考えたのですが、それではなかなか落ち着かないのも事実。できるだけ無理はせず、ゆっくりペースでも、長く続くブログにしていけたらという思いがあります。

 

「50記事目」というちょうどよい区切りではありますし、しばらくは、「ほぼ日刊」更新とさせていただきます。

 

 

その時々の状況で適宜変わりそうですが、今後の更新のイメージとしては、こんな感じです。

 

 ・月〜金のうち3日程度 ⇒ 更新

 ・土日どちらか ⇒ まとめ・その他

 

 

これまでのように、毎日欠かさず更新というペースではなくなりますが、ブログを書かなくても社説自体は毎日読んでいますし、まだまだ書きたいネタも山ほどあります。

 

マイペースで長く続けていくつもりですので、皆さん、今後もかわらずお付き合いいただければ、心から嬉しいです!^^

 

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

それでは、感謝をこめつつ、今日はこの辺で。

 

皆さん、良い日曜日をお過ごしください!

 

 

 

 

 

 ⇊参加しています。

更新の励みになっています!ありがとうございます!!

【まとめ】今週のレビュー 2016/8/15~8/19

こんにちは。RIEです。

 

昨日は、当ブログ初のお休みをいただきました。

ここ数週間、毎日なんとか時間をやりくりして書いていただけに、休むとなると、何か物足りないような不思議な感じでした。

(誰も気にしてないってわかってるんですよ~。自分の気分の問題です^^;)

 

 

今日からまた再開です!よろしくお願いします。

 

 

さて、今日は週末恒例の「今週のレビュー」です。

今週学んだ社説のテーマに関連した、英文記事や英語動画をご紹介します。

 

 

しかし、なんだか、いつもよりレビューする記事が少ないような。。

 

 

改めて振り返ってみたら、昨日はお休みだったうえ、火曜・水曜と二日連続で「終戦記念日」の社説。さらに月曜はポケモンのことを書いていたからでした。

 

 

ポケモン、まだまだハマっております。

生活に支障がでるまえに早く熱が冷めてくれないかしら…と、他人事のようにつぶやきつつ、短めの「今週レビュー」、いってみます。

  

 

 

2016-08-16

日本人として知っておきたい。終戦記念日の英語(その1)

 


 

⇒関連記事

・The Heraldonline

Abe avoids Yasukuni Shrine as Japan marks World War II's end

 

・Reuters

South Korea expresses regret as Japan leaders pay tribute to wartime shrine

靖国参拝をめぐる中国・韓国の見解を書いた記事です。

 

  

 

 

2016-08-18

リオ五輪 「世界中の難民と希望の代表として戦う」難民選手団


 

⇒関連記事

・The Guardian

 

⇒関連動画

The Independent

  

余談ですが、「難民選手団」をグーグル検索してみたら、予想検索の上から三つ目くらいに「難民選手団 かわいい」というのが出てきました。どうやら、女子100mバタフライ選手、ユスラ・マルディニさんのことのようです(上の記事の写真の方)。たしかに可愛いですよね。しかし、さすがネット民はめざと…、いえ、情報が早いですねえ^^;

 

 

 

オリンピックもいよいよ山場ですね。

日本選手、そしてすべての出場選手が実力を発揮できますように! 

 

 

 

 

今日は以上です。

短めでしたが、少しでも皆さんの英語学習のお役に立てれば嬉しいです。

 

では、今日もよい一日を!

 

  

 

 

 ⇊参加しています。

更新の大きな励みになっています。ありがとうございます

 

 

 

 

 

 

お知らせ

こんにちは。RIEです。

 

本日、都合により、ブログをお休みさせていただきます。

開始以来、これまで一日も休まず続けてきたこのブログ。


更新記録が途絶えるのは残念ですが(誰も気にしてないって)、生活があるので仕方がありません。

 

明日から通常の社説…のはず!

さらにパワーアップしてお送りしますね^ ^


今後ともよろしくお願いします。

皆さん、良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

 

※一度アップしたものから、改訂して再掲しました。「イイね!」を下さった方、申し訳ありませんm(_ _)m



⇊参加しています。
いつも励みになっています。ありがとうございます!!

 

リオ五輪 「世界中の難民と希望の代表として戦う」難民選手団

こんにちは。RIEです。

今日のテーマは、「リオ五輪 難民選手団 」です。

 

ますます盛り上がってますね、リオ五輪!

日本チームも快進撃のようで、「日本でその熱気を味わいたかった~」と、PCの前で一人悔しがっています。

 

 

ここシンガポールでも、同国51年の歴史上、初の五輪金メダリストが誕生しました!

競泳男子100メートルバタフライのジョセフ・スクーリングさん。

21歳と若い彼ですが、一躍、国の英雄になりました。


 

 

勝敗の行方もさることながら、様々な人生ドラマが垣間見られるのが、五輪の面白いところです。

 

人生といえば、命の危険や家族との別離という、辛く重いものを背負いながら出場したのが、今回の五輪で始めて結成された「難民選手団」の皆さんです。

 

 

五輪をご覧になっている方なら、もうお馴染みなのではないでしょうか。

 

念のため、Wikipedia のページより、説明を抜粋しますね。

  • 「難民となり母国から出場ができない選手で構成された複数地域の混合チーム。同難民選手団は全10名で、出自はシリアやコンゴ民主共和国、エチオピア、南スーダンと様々で、内戦や政情不安などで他国に逃れた経緯がある」

 

 

 

本日は、同選手団について書かれた、毎日新聞の社説を読んでいきます。

 

なお、今日のタイトルの「世界中の難民と希望の代表として戦う」というのは、選手の一人、女子競泳のユスラ・マルディニさんの言葉です。

 

 

 

 ☆今日の社説

・毎日新聞 2016年8月13日社説

 「リオ難民チーム 夢舞台から問いかける」

 

 ・The Mainichi 毎日新聞英文サイト (上記社説の英訳)

”Refugee athletes in Rio raise awareness about realities of world”

 

  

 

☆内容ポイント

・リオデジャネイロ五輪では、五輪史上初めての試みとして「難民選手団」が結成された。苦難を乗り越えて参加した10人の選手たちに心から声援を送りたい。彼らの存在は、現在6500万人を超える難民や国内避難民を勇気づけるだろう。

 

・難民チームの選手は水泳、柔道、陸上などに参加し、観客から温かい声援を受けている。彼らには代表する国がないが、五輪憲章に「(五輪は)選手間の競争であり、国家間の競争ではない」とあるように、特定の国ではなく「世界中の難民と希望の代表として戦う」という姿勢は五輪精神の原点とも言えるだろう。

 

・難民チームの存在は、世界の厳しい現実の反映でもあり、私たちも重い問いかけとして受け止める必要がある。4年後の東京五輪で、難民選手が祖国の代表として参加できるになるには何をすべきか。五輪を通じて皆で考える機会にしたい。

 

 

 

☆単語メモ

  • 「難民選手団」   - "Refugee Olympic Team (ROT)" 
  • 国旗も国歌もない   - no national flags or anthems 
  • 五輪史上初   - for the first time in Olympic history,
  • 戦乱で故郷を追われ   - be driven out of their war-ravaged countries 
  • 国内避難民   - internally displaced people
  • 一握りの   - just a handful of ...
  • 国際オリンピック委員会(IOC)   - the International Olympic Committee (IOC)
  • 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)   - the United Nations High Commissioner for Refugees
  • ~との協力で   - in conjunction with...
  • 40人余りのスポーツ選手   - 40-plus athletes 
  • 内戦下のシリア   - civil war-torn Syria
  • エーゲ海   - the Aegean Sea 
  • 予選   - preliminary heat 
  • タイム順では全体の41位    - ”her time placed her 41st overall”
  • 準決勝進出   - reach the semifinals 
  • 観客の温かい拍手を受ける   - receive warm applause from spectators 
  • コンゴ共和国の内戦下で    - the war-torn Democratic Republic of the Congo 
  • 2人の柔道選手   - two judoka 
  • 南スーダン   - South Sudan
  • 五輪憲章   - the Olympic Charter 
  • 1994年のリレハンメル冬季五輪   - the Lillehammer Winter Olympics in 1994
  • シリアの内戦   - the civil war in Syria 
  • 東京五輪    - the 2020 Tokyo Games
  • 祖国の代表   - representatives of their countries of origin 
  • 五輪を通じて   - during and after the Rio Games

 

 

☆今日の使える表現

 

・~に心から声援を送る   - send hearty cheers to ...

戦乱で故郷を追われ、苦難を乗り越えて夢の舞台に立った10人の選手たちに心から声援を送りたい。 

We hereby send hearty cheers to the 10 ROT members, who are living their dreams after being driven out of their war-ravaged countries and experiencing many difficulties.

 

 

・「その思いは複雑だろう」   - "They may well be harboring mixed feelings."

だが難民チームの選手には代表する国がない。その思いは複雑だろう

Since ROT athletes have no countries to represent, they may well be harboring mixed feelings. 

 

 

・五輪精神の原点   - represent the very origin of the Olympic spirit

 特定の国ではなく、「世界中の難民と希望の代表として戦う」(マルディニさん)という姿勢は五輪精神の原点とも言えるのではないだろうか。

Mardini's pledge to compete as a representative of refugees around the world, not of a specific country, may represent the very origin of the Olympic spirit.

 

 

・~は増え続けてきた。   - The number of ... has been on the rise.

 1994年のリレハンメル冬季五輪以来、五輪のたびに国連などが休戦を呼びかけてきたが、紛争は繰り返され、難民は増え続けてきた

 Ever since the Lillehammer Winter Olympics in 1994, the United Nations and other organizations have called for cease-fires every time the Games were held, but wars continued and the number of refugees has been on the rise

 

 

 

☆より詳しく知りたい方へ(UNHCRのウェブサイト)

 

今日は、「難民選手団」についてでした。

 

同選手団について、より詳しく知りたい方は、以下のUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のウェブサイトがおすすめです。

 

 

10人の選手それぞれのプロフィールやインタビュー動画もあります。

 

 

 

☆過去記事紹介 

 

難民選手団については、先日の当ブログ「今週のレビュー」でも、関連の英文記事を載せました。

よろしければ合わせてご覧ください^^


 

リオ五輪関連としては、こちらの過去記事もあります。

 

 

 

本日の社説は以上です。

 

今日はどんなドラマが生まれるのでしょうか。楽しみですね^^

皆さん、良い一日をお過ごしください。

 

 

 

 

 ⇊参加しています。

日々更新の励みになっています。ありがとうございます!!

 

終戦記念日の英語(その2) ~英訳版も美しい、陛下の「おことば」~

こんにちは。RIEです。

昨日に引き続き、今日のテーマは、「8月15日・終戦記念日」です。

 

 今日は読売新聞の社説からです。

  「終戦記念日」の社説がいつもの倍の長さだったので、二回に分けてお送りしています。

 

今日は下記リンクの社説中盤、「♦秩序に挑むのは中国だ」から、ラストまでです。

 

 

読売新聞社のサイトでは、社説は一定期間(約二週間)後にリンク切れとなります。ご注意ください。

 

 

 ☆今日の社説

・読売新聞 2016年8月15日社説

 「終戦の日 確かな「平和と繁栄」を築こう」

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”War-end anniversary start for constructive peace, prosperity”

  

 *リンク切れになりました…(9/7)

 

  

 

☆単語メモ

  • 南京事件   - the Nanjing Incident
  • 「南京大虐殺の文書」  - “Documents of the Nanjing Massacre”
  • ユネスコ世界記憶遺産   - the UNESCO’s Memory of the World list
  • 「抗日戦勝記念日」  - the anniversary of the country’s “victory” in the “War of Resistance Against Japan”
  • 約30カ国の元首・首脳   - 30 heads of state and leaders of the world
  • 「戦勝国」   - “victorious nation”
  • 「戦勝国外交」  - China’s foreign policies as a “victor country,”
  • ”歴史共闘”    - join hands with China in addressing issues related to historical perception
  • 慰安婦問題   - the issue of the so-called comfort women
  • 元慰安婦   - former comfort women
  • ~に10億円を拠出する   - contribute ¥1 billion to ... 
  • 慰安婦像   - a comfort woman statue 
  • 旧日本軍    - the now-defunct Imperial Japanese Army 
  • 史実の歪曲   - distortions of various historical facts 
  • 的確に反論する   - appropriately refute ... 
  • ロシアとの北方領土問題   - the issue of the northern territories with Russia
  • (ロシアとの)未解決の戦後処理問題   - pending postwar issues with Russia
  • ロシアのクリミア併合   - Russia’s annexation of Crimea 
  • プーチン大統領   - Russian President Vladimir Putin
  • ロシア極東   - Russia’s Far East 
  • 平和と繁栄   - the peace and prosperity 

 

 

 

☆今日の使える表現

 

・~の共感を得る   - win empathy from the international community

だが、東・南シナ海で力による海洋秩序の変更を試みる一方、自らが国際秩序の側にあるように喧伝けんでんする「戦勝国外交」は、国際社会の共感を得ていない。

Yet China’s foreign policies as a “victor country,” in which it proclaims that it backed the international order, while trying to change the international maritime order in the East and South China seas through force, has not won empathy from the international community.

 

 

・~に反対する姿勢を崩す   - relax one's stance of opposing ...

ただ、元慰安婦支援団体などは、財団に反対する姿勢を崩していない。

Yet a support group for former comfort women and others have not relaxed their stance of opposing the foundation.

 

 

・~年を経ても   - even after the passage of ~ years since ...

71年を経ても未解決の戦後処理問題を決着させ、日露平和条約を締結するには、一段と戦略的なアプローチが求められる。

A more strategic approach is required for Japan to resolve pending postwar issues with Russia, which remain unsettled even after the passage of 71 years since the end of the war, and conclude a peace treaty.

 

 

・戦没者の思いに応える   - respond to hopes of those who lost their lives during the war

先の大戦で犠牲となった戦没者の思いに応えることにもなろう。

Such efforts will also contribute to responding to hopes of those who lost their lives during the war.

 

 

 

☆天皇陛下のおことば

宮内庁のウェブサイトに、8月15日の戦没者追悼式での天皇陛下のおことばが掲載されていました。

 

主な式典におけるおことば(平成28年):天皇陛下のおことば - 宮内庁

 

公式英訳はこちらです。

Addresses by His Majesty the Emperor (2016) : Addresses by His Majesty the Emperor - The Imperial Household Agency

*昨日の式典でのおことばは、和英それぞれのページの一番下にあります。

 

 

今回の陛下のおことばは長くはありませんでしたが、一語一語が考え抜かれた内容であるように感じました。

 

このようなスピーチを、いかに的確に、かつ想いが伝わるように訳すのか。

自分でも英訳を試みましたが、どうも単調な文章にしかならず、「違う感」が半端ない感じです。。

 

公式の英訳をみると、格調高い表現を使い、とても丁寧に訳してあるのがわかります。

天皇陛下のおことばを通訳(翻訳)するような機会は、私には今後ないかもしれませんが、この美しい英訳を暗唱できるくらい読み込み、自分の血肉にしたいと思います。 

 

 

 

 

今日は以上です。

日本では猛烈な台風が北上中とのこと、被害が広がらないことを祈っています。

皆さん、気をつけてお過ごしくださいね。

 

 

 

 

 ⇊参加しています。

日々更新の励みになっています!ありがとうございます!

 

日本人として知っておきたい。終戦記念日の英語(その1)

こんにちは。RIEです。

今日のテーマは、「8月15日・終戦記念日」です。

 

 

昨日は、71回目の終戦記念日でした。

毎年、この時期には、戦争の惨さを改めて知るとともに、平和な時代に生まれた有難さと責任を感じ、身が引き締まる思いがします。

 

 

 

日本武道館では、政府主催の全国戦没者追悼式が行われたそうです。

 

 

中韓の反発が予想されていた、閣僚の靖国神社参拝については、結局、安倍首相と稲田防衛相が参拝見送り、高市総務相と丸川五輪相が参拝、となりました。


 

 

今日は読売新聞の社説からです。

昨日の社説はいつもの倍の長さだったので、チェックした単語や表現もかなりの量になりました。

大事なテーマですので、今日、明日の二回に分けて、丁寧にお送りしますね^^

 

今日は下記リンクの社説の冒頭から、中盤の「♦秩序に挑むのは中国だ」の前までです。

 

 

 読売新聞社のサイトでは、社説は一定期間(約二週間)後にリンク切れとなります。ご注意ください。

 

 

 

 ☆今日の社説

・読売新聞 2016年8月15日社説

 「終戦の日 確かな「平和と繁栄」を築こう」

 

 ・The Japan News (上記社説の英訳)

”War-end anniversary start for constructive peace, prosperity”

 

 *リンク切れになりました…(9/7)

 

 

 

  

☆内容ポイント

 ・71回目の終戦の日を迎えた。310万の戦没者を追悼し、平和への誓いを新たにする日である。当日は政府主催の全国戦没者追悼式が行われる。

 

・「原爆投下」と「真珠湾攻撃」は、日米の不幸な歴史のトゲのような存在だった。しかし最近では、広島と真珠湾それぞれで様々なレベルでの日米交流が進み、和解の舞台へと変わりつつある。

 

・米国と対照的に、中国は歴史を外交カードにし続けている。韓国は対日関係の改善に転じたが、慰安婦問題については反発がさらに広がっている。日本政府は、史実の歪曲に対しては的確な反論を続けねばならない。また、中国に国際社会のルールの順守を働きかける必要がある。

 

・ロシアとの北方領土問題についても、政府は戦略的なアプローチで打開の道を探るべき。各国との建設的な関係を追及し、戦後日本が築いてきた平和と繁栄をより確かなものとしたい。それが先の大戦の戦没者の思いに応えることにもなるだろう。

 

 

 

☆単語メモ

  •  71回目の終戦の日   - the 71st anniversary of the end of World War II
  • ~を追悼する   - mourn ...
  • 政府主催の全国戦没者追悼式   - a government-sponsored memorial service for the war dead
  • 昭和天皇    - Emperor Showa
  • 戦闘の終結    - the end of all combative activities 
  • 米戦艦ミズーリ号    - the USS Missouri / the Battleship Missouri
  • 連合国   - the Allied Powers
  • 降伏文書   - an instrument of surrender 
  • ハワイ・ホノルルの真珠湾   - Pearl Harbor in Honolulu
  • 日本の奇襲攻撃   - the Japanese surprise attack
  • 「ノーモア・ヒロシマ」   - “No more Hiroshimas”
  • 「リメンバー・パール・ハーバー」  - “Remember Pearl Harbor!”
  • 「原爆投下」  - the atomic bombings
  • 「真珠湾攻撃」  - the Pearl Harbor attack
  • 日米の不幸な歴史のトゲ    - thorns in an unfortunate piece of Japan-U.S. history
  • 中国の江沢民国家主席(1997年当時) - then Chinese President Jiang Zemin 
  • ファシストの侵略   - the fascist invasion
  • 和解の舞台    - a theater of reconciliation
  • 折り鶴    - a tiny folded paper crane / an origami crane
  • 広島平和記念公園   - Hiroshima Peace Memorial Park 
  • 「原爆の子の像」   - the Children’s Peace Monument
  • 遺族連合艦隊司令長官・山本五十六   - Isoroku Yamamoto, commander in chief of the prewar Combined Fleet
  • オバマ米大統領の広島訪問   - a visit to Hiroshima by U.S. President Barack Obama 
  • 英断   - a wise decision 
  • 非人道的な行為   - inhumane action
  • ~から謝罪を求める   - demand an apology from 
  • 成熟した日米関係   - the mature nature of Japan-U.S. relations
  • 先の大戦への反省とお詫び   - “remorse and apology” for Japan’s wartime actions
  • 改めて表明する   - express anew 
  • ~を外交カードにする   - use ... as a diplomatic card
  • 言い放つ   - say bluntly

 

 

☆今日の使える表現

 

・~への誓いを新たにする   - renew one's vow for...

 先の大戦で亡くなった310万の人々を追悼し、平和への誓いを新たにする日である。

 This day offers an opportunity to mourn the 3.1 million people who died in the war and renew our vow for peace.

 

 

・長く…として定着している   -  have long been established as ...

昭和天皇が国民に終戦を伝えた8月15日が、日本では長く終戦記念日として定着している。

Aug. 15 has long been established as the anniversary of the war’s end, marking the same day in 1945 when Emperor Showa told the people of the war’s termination.

 

 

・~肩を並べて…と戦う   - stand side by side in the fight against...

1997年に中国の江沢民国家主席が真珠湾を訪問した際、「ファシストの侵略に対して中米両国民は肩を並べて戦った」などと演説したこともあった。

During a visit to Pearl Harbor in 1997, then Chinese President Jiang Zemin made a speech in which he said the Chinese and the Americans had “stood side by side in the fight against the fascist invasion.”

 

 

・~にくさびを打ち込む   - drive a wedge into ...

米中の連携を強調し、日米同盟にくさびを打ち込もうとしたものだ

His speech was intended to emphasize cooperation between the United States and China, and thereby drive a wedge into the Japan-U.S. alliance.

 

 

・多くの心を打つ   - go right to the hearts of many people

(オバマ大統領の)17分間に及ぶ声明は多くの人の心を打った

 His 17-minute remarks went right to the hearts of many people

 

 

 

 

 ☆「終戦記念日」に定訳はあるのか問題

 

昨日の新聞社説も、ほとんどが「終戦記念日」がテーマだったようです。

 

ところで、「終戦記念日」ですが、正式な定訳はあるのでしょうか。

 

私はパッと思い浮かばなかったので、アルクの英辞郎くんに聞いてみたのですが、出てきた英訳の数、なんと10個

  • anniversary commemorating the end of the war
  • anniversary of Japan's surrender in World War II
  • anniversary of Japan's World War II surrender
  • anniversary of the end of the conflict
  • anniversary of the end of the war
  • anniversary of the end of World War II
  • anniversary of the World War II surrender
  • day marking the end of World War II
  • day World War II ended
  • war-end anniversary

 

 

これはもう、「好きなのを使っていい」ということでしょうか?

 

ちなみに、一昨日の朝日、読売、毎日の社説をざっと見たところ、文中では以下が使われていました。

 

  • the 71st anniversary of the end of World War II
  • War-end anniversary
  • the anniversary of the war’s end
  • the Aug. 15 anniversary of the end of World War II
  • the 70th anniversary of the end of the war (文脈上「戦後70年」)

 

 

うーん、実にいろいろですね。。

 

個人的には、”the 71st anniversary of the end of World War II” が、説明的でわかりやすいかなという気もします。

 

しかし同通となるとそれでは長すぎるでしょうし、まあ、適宜、文脈や尺などに合わせて選んでいこうと思います!

 

 

 

今日は以上です。続きはまた明日^^

良い一日をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

 ⇊参加しています。

日々自転車操業の当ブログ。皆さまの応援がいつも励みになっています!

ありがとうございます!

 

【コラム】 シンガポールでポケモンGO☆ 「有給ポケモンマスター」募集中!

おはようございます。RIEです。

お盆休み真っただ中ですね。

今日は社説は一休みして、肩の力のぬけた記事をお届けします。

 

題して、「シンガポールでポケモンGO☆」

「有給ポケモンマスター」の募集要項もありますよ(注:本物の求人です)。

 

 

7月26日の当ブログ、テーマが「ポケモンGO」だったのですが、覚えていらっしゃいますでしょうか。

 

 

当時は、まだ日本での配信が始まったばかり。

シンガポールではまだプレイできず、私も、記事中で「まだ様子見ですが、一度手にしたら、絶対にハマる自信があります。(略)もし今後このブログの更新が途絶えたら、ポケモン探しの旅に出たと思ってください(笑)」と書いてました。

 


しかし、その後、シンガポールでポケモンがリリースされ、携帯を手にフラフラとさまよう人々が周りに目につくようになり…

 

様子見していた私ですが、やはり、誘惑に勝てませんでした。。

 

ついに、ポケモンGOデビューです。

 

ダウンロードしてから、かれこれ一週間。

た、楽しいですね…!!

 

 

 

シンガポールでも、あっという間に大人気になりました。

関連ニュースをいくつかお届けします。

 

 

1.Channel News Asia ウェブサイト記事

シンガポールで夜間に集団でゲームに興じる若者が急増中というニュース。

ある住宅地内の公園では、近くの屋台の売り上げが倍増したとか。地域レベルでポケモン特需が起きているようです。 


 

 

2.The Straits Timesウェブサイト記事

一方で、騒音やゴミ投棄など、ゲームをしない住民側からは苦情が出ているそうです。

このあたりは世界共通でしょうか。


 

 

 3.「ポケモンマスター」求人について

そして、なんでも最先端大好きのシンガポール。

ついに「有給ポケモンマスター」の求人まで出てしまいました。

 

「ポケモンマスター募集!年齢性別経験不問。契約期間3カ月」

 

数日前、あるイベント企画会社がFacebookに掲載した求人広告です。

 

「ポケモンGOに精通し、ポケモンハントツアーやポケモンウォーキングツアー、ゲームに関するレクチャーなど、各種アクティビティ、ワークショップを開催できる人材募集。契約期間は3か月」とのこと。

 

 

あっという間に、シンガポールだけでなく、フィリピン、イスラエル、トルコ、スウェーデンやブラジルなどからも1,000通以上の応募があったそうです。

ポケモン好きにはたまらない仕事ですよね。

 

ことの詳細や会社側のインタビューなどは、以下のYahoo Singapore記事をご覧ください。


 

募集をかけた会社のウェブサイトには、「ポケモンマスター・オーディションのお知らせ」が載っています。

8月15日現在、まだ募集中のようです。

我こそは!と思われる方、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?!

(労働ビザは出るかは不明ですが^^)


 

 

 

ポケモンマスターに応募はしませんが、 私も最近はヒマがあれば携帯を持ってフラフラしております。

 

土曜夜のマリーナ・ベイ・サンズ周辺。

人もポケモンの数もすごいです。

 f:id:JIJI-English:20160814182706j:image

 

 

シャワーズもいました。

f:id:JIJI-English:20160814182719j:image

 

 

水辺のためか、コイキングが大量発生していました。もはや途中からスルー。

 f:id:JIJI-English:20160814182501j:image

 

 

 

 

まあ、そのような感じで大いに楽しんでおります。

 

ポケストップを訪れることで、今まで気に留めていなかったオブジェやモニュメントの名前を知ったり、地元の人々と話すきっかけになったりと、「ポケモンGOのおかげでシンガポールがますます好きになる」という意外な副産物がありました。

 

 

 

とは言え、元々ポケモン世代ではない私。

 

ジムで闘うでもなく、ひたすらコレクションして楽しむだけなので、「ブログ休止してポケモン探しの旅に出る」という事態には至っていません。

 

社説も変わらず読んでますよ!ご安心ください(笑)

 

 

 

今日はすっかり休日モードの記事でした。

明日からは通常の社説に戻りますね。

 

皆さん、良い一日をお過ごしください^^

 

 

 

 

 

 

 ⇊参加しています。

日々更新の励みになっています。ありがとうございます!!

 

【まとめ】 今週のレビュー 2016/8/9 ~8/13

 

こんにちは。RIEです。

日本はお盆休み真っただ中のようですね。

久々に実家(または義実家)に帰省中という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

「お盆休みに勉強なんて野暮だよね~。今日は休もうかな~」と、サボり心がむくむくと頭をもたげてきたのですが、考えてみたら、ここシンガポールには連休も何もまったく関係ないのでした。

言い訳はやめて、今日も粛々と英語学習をするとします。社説も読みますよ。

 

 

 

ブログの方は、今日は新しい社説ではなく、恒例の「今週のレビュー」です。

今週学んだ社説のテーマに関連した、英文記事や英語動画をご紹介します。

 

 

比較的さくっと読めそうな記事や軽めの動画を集めました。

スイカや花火に飽きたら、気分転換にご覧ください!

 

 

 

 

がんばれ日本!リオ五輪開幕

日本選手、大活躍のようですね!

これは東京オリンピックがますます楽しみです^^

 

そして、今回のオリンピックで忘れてはならないのが、オリンピック史上初の「難民選手団」の参加です。

 

難民選手団(Refugee Olympic Athletes、ROA)メンバーは、内戦や政情不安などで他国に逃れたシリアやコンゴ民主共和国、エチオピア、そして南スーダンの10人。

今年6月、IOCによって結成されたそうです。

素晴らしい取り組みですね…!

 

 

⇒日本語での詳細はこちら。

オリンピック史上初の難民選手団10人が特別参加 | ニュースをもっと楽しもう 「Social Likers」produced by JCTV

 

 

 

⇒関連動画

The Independent

 

 

 

 

三菱自動車 燃費データ偽装問題

 

⇒関連記事

The Japan News

 

 

 

 

どうなる日中関係… 尖閣周辺領海の中国船 

 

⇒関連記事

1. The Guardian

 

2. The New York Times

Japan Protests to China Over Ships Around Disputed Islands

 

 
 
 

祝・新祝日!「山の日」 ~英語で「山の豊かさ・恵み・厳しさ」とは?~

 

⇒関連動画

Bloombergで「山の日(Mountain Day)」のニュース動画がありました。

特派員の方が「日本人は働きすぎだから、休みを取ることを強要(force)されるんですよ」と言っています(笑)

Mountain Day: Can a New Holiday Boost Japan's Economy?

 

 

 

 

2016-08-13

今さら聞けない?「IoT(モノのインターネット)」

 

⇒関連動画

話題の「IoT」だけあって、TEDでもいくつか関連スピーチがあったようです。

そのうち一つをご紹介します。

 

What is the Internet of Things? And why should you care? | Benson Hougland | TEDxTemecula

 

 

 

 

今日は以上です。

「英語学習に夏休みなどない!」という、やる気あふれる皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

 

 

 

 

早いもので、当ブログを始めてから一か月半がすぎました。

日々、自転車操業で更新中ですが、フィードバックやコメントをいただくことが、とてもよい励みになっています。

今後ともよろしくお願いいたします^^

  

  

 

 

 ⇊参加しています。

現在、「英語学習法」カテゴリー第一位!ありがとうございます!!